06月11日(水)の断片

▼久々に『劇的ビフォーアフター』の会議。今は特番ソフトとして年に何度か放送しているのだが、今回もそんな特番放送に向けて、物件打ち。会議をしていて“この感じ”は久しぶりだと思う。視聴率のためにどうするかという話は一切無く、総合演出の発言の背骨は「これじゃあ、年寄りは使いづらいだろう」の一点。昨日書いた「テレビ画面がまぶしい年寄り」のことを考えるということとは根本的に違う。ま、伝わらないんだろうけど。番組によってつくる目線は様々でいいとは思っているが、最近はあまりにもその幅が狭くなりすぎてる感じがして、なんだか窮屈なのだ▼その意味で本日は楽しい一日。『内村さまぁ〜ず』の会議は殆ど馬鹿話。しかも今度出るDVDをおみやげにもらい嬉しい。もう一個、夏に放送される予定の単発深夜番組に至っては、“好きなことをやって下さい”という発注だ。もうやりたいことがいくつもあって結局決め切れず▼どっちがいいということではなく、自分の中でバランスが崩れるのは恐怖だ。そういった意味ではあの番組の今後の行方が気がかりでしょうがない▼仕事を終え、ドロンズ大島君のちりとり鍋の店『大島』へ。久々にちゃんとしたものを食べたような気がする。

05月16日(金)の断片

▼『コンティニュー』(『クイックジャパン』の姉妹雑誌らしい)の取材を受ける。6月号で『あらびき団』の特集を組んでくれるらしく嬉しい限り。で、プロデューサー&演出&作家たちで座談会。これが実に楽しく、気付くと2時間近く話していた。作家の松本君が番組会議の様子を称して、“部室に集まってる感じ”と言ってたが、確かにそんな空気感はあって、それが放送にも滲み出てる。今、個人的にオンエアが楽しみな番組のひとつ▼深夜、帰宅してすぐさま『R30』の同録チェック。本日のゲストは草間彌生さん。なんだろう、この不思議な違和感は。そこにいるだけで生じる異質な感じというか。まるで巨大仏を見てるようだ。この放送を知らせるためだけに、わざわざポストカードを作成し、関係者に送ったらしい。時々、表出する俗っぽいところが不可解で、そしてたまらなく魅力的。

05月14日の断片

▼『家庭の医学』の総合演出氏から「中野さん、台本1ヶ所、直して欲しい所があるんですが」と申し訳なさそうに言われる。今度、「食中毒」を特集するのだが、その台本に書いた“今回はアル中と薬物中毒の皆さんにお集まり頂きました”というボケ台詞を変更して欲しいという。そりゃそうだ。朝方、意識朦朧として書いてたとはいえ、そんなボケはマズイ▼正月特番の会議。まだお盆もきてないってのに。かと思えば、今日の最後の会議は、収録を来週に控えた特番。先週1回目の会議をしたばかり。わずか10日で収録。第2弾でひな形が出来てるとはいえその準備期間の無さは尋常じゃない▼そんな会議の合間に『クイックジャパン』の取材。今、ネットでやってる「内村さまぁ〜ず」の特集を組んでくれるらしい。有り難い。スタートした頃はテレビとネットの違いに戸惑いはあったが、今はイイ感じで力が抜けていて面白い。ロケを“覗き見”してるような感覚が、ネットならでは。興味のある人はぜひ。

05月11日の断片

▼日本舞踊の花柳流家元のお宅にお邪魔して、ベランダにてバーベキュー大会。舞台が一緒だった役者連中とわいわい談笑しながら、腹いっぱい食べる。終わって、デザートのケーキやフルーツの盛り合わせなんかも出て、まさにバーベキューフルコース。昼過ぎに始まったにも関わらず、次から次へと参加者が入れ替わり、結局は夜まで。最後はみんなでテレビを見ながら。テレビ関係者以外の人たちとテレビを見るとどんなところに食いついて、どんなところで興味を失うのかが判って色んなことに気付く。同時に何となく数字も読める。かつて、小型テレビ付属のリクライニングシートが50個もある、サウナの休憩室で後ろからどんな番組を見てるかを観察していたら、テレビ界の下馬評とは違う番組が多く見られていて、翌日の視聴率を見たらその状況と同じ結果になっていて驚いたことがあるが、時々、フラットな状態で一般視聴者が番組をどう見るかを知るのはとても勉強になる。という訳で、明日の数字が怖い。

05月09日の断片

▼『あらびき団』の会議で安穂野香のミュージックDVDを貰う。何でもコレ、イニシャルが異例の9000枚だとか。すげ。早速、帰宅してチェック。東野&藤井のコメンタリー特典映像に爆笑。実はこれが正しい鑑賞法▼DVDといえば、昨年半年に渡って企画構成した月イチのトークライブがDVD化された。どれもテレビでは伺い知れない芸人さんの顔が見れて新鮮▼ある会議に行くと表彰状と金一封の目録が。高視聴率で表彰されたらしい。その名目が「グッドリニューアル賞」。リニューアルをほめられるというのも何だか複雑なものがある。でも数字がいいにこしたことはない。こうしてどんどんアホになっていく。

05月06日の断片

▼『アメトーーク』の会議に、久々に世界のナベアツの姿が。もう7、8年以上、作家として一緒に番組をやっているが最近はテレビに出まくっているので、何だか会議室にいるのが不思議な感じ、かつ同じ番組をやってるのが誇らしい感じ▼会議の合間に、生放送中の『地球テスト』のスタジオに顔を出す。布でデコレートしたセットをブロック毎に照明で変化をつけるといった舞台的な演出は間近で見ると圧巻。ま、今の視聴者には関係ないんだろうけど▼深夜、帰宅して久々に半身浴。で、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』を読了。てか、読み終えるのに何ヶ月かかってんだか▼本日、今月三度目の一万歩達成。が、しんどい。

05月05日の断片

▼『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』の1周年記念ライブ、『らいぃ〜ぶ×らいぃ〜ぶ』のために日本青年館へ。到着すると会場前にはもの凄い長蛇の列。有料ライブにも関わらず集まった観客の数、実に1300人以上。チケットも5分で即完売だったとか。さまぁ〜ず人気、スゴイことになってる。思えば、この『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』の元になったトークライブの時は、会場キャパ130人程度の限定ライブだった。軽い気持ちでやったものが1年半後、こんな大きなライブに発展するとは、会場で観ながらちと感慨深かった▼終演後、さまぁ〜ず&スタッフで打ち上げ。会場は、奇遇にもさまぁ〜ずの二人と初めてトークライブ企画の話をしたお店で、またまた感慨深く。歳をとったせいか、すぐに感慨深い気分になってしまうからいけない。

05月02日の断片

Eva Cassidyのライブ盤『Live At Blues Alley』をあらためて聴いて深く感動。渋谷HMVではもう半年以上もレコメンドCDになっていて、先日、それを目にして“そういえば、買って持ってたよなぁ”と思い、聴き直してみたのだ。聴く環境(や精神状態)によって突き刺さり方が違うのはよくあることで、最初に聴いた時の状況がこの作品とうまくそぐわなかったか。人生の一枚に加えよう▼仕事を終え、帰宅してオンタイムで『R30』をチェック。テレビを通して観てもやっぱり山中千尋さんの演奏は凄まじかった。番組終了後、彼女のアルバムを引っ張り出して聴く。ライブが待ち遠しい▼連続一万歩記録、2日目にして早くも途絶える。情けない。

04月29日の断片

▼外はいい天気。しかもゴールデンウィークの空気が充満(休みって空気感が違うよなぁ不思議と)。てことで、家のCDラックからスティービーワンダーを引っ張り出して車に乗り込む(iPodにも入ってるけど、わざわざCDで聴くカンジがいいのだ)。で、1曲目の「FUN DAY」を何度もリピートして気分だけGW▼会議の席に置いてあったTVぴあの田中(直人)さんのコラムを読んでたら、著者近況にこんな写真が。見栄を張った黒塗り。この人、ずっとくだらない▼作家仲間の都築の薦めで見たNHKのドキュメント、「旅する折り紙」が実に面白かった。ネットを通じて人が連鎖して折り紙(トトロ)に旅をさせるのだが、何かが歪んでいる。その歪みに目が離せなかった▼帰宅して、深夜2時。朝10時からずっと会議で疲労困憊。そんな時に限って急な台本発注。まだ寝れない。よかった、性欲旺盛な奥さんがいなくて。

04月18日の断片

▼5年前に“IQテスト”から始まった『テスト・ザ・ネイション』、今年は“地球テスト”。その最後の台本打ち。3時間の生放送なのでいろいろ大変。わざわざ作曲して貰った番組のテーマソング(!)を聴かせてもらったが、一発で気に入った。ミュージカル「ライオンキング」を彷彿とさせるアフリカンな曲調。スタジオ美術も普通の番組とは一線を画していてテンション上がる。ま、そんなこと今の視聴者には関係ないことなんだろうけど▼移動中、山下洋輔トリオの新譜を聴く。先月、炎上するピアノでジャズを演奏するという前衛的試みを行ったばかり。間近で観たかったなぁ。それにしても、輸入盤は煩わしい。内容ではなくパッケージまわりが。まずCDのビニールカバーが剥がしづらい。しかも容赦なくケースにはいろんなシールが貼られてる。せっかくのジャケットが隠れてしまうので、いつもキレイに剥がそうとするが、大抵、失敗する。今日も失敗▼深夜2時、最後の会議を終え、帰宅。疲れた脳を音楽で癒す…つもりが、ジョンゾーンのこんなアルパムを聴いてしまい、目が冴える。面白い作品。前衛色は薄いとはいえ、ビギナーには勧めない一枚▼仕事しながら、あれもこれもとジャズを聴いていたら、こんなことに。まるで、子供のオモチャ状態。あるいは、オモチャってこういうのが正しい在り方なのかも。

04月16日の断片

▼MacBookAirのCMに登場する書類封筒に擬えて作られた革製キャリーケース。中はフェルト生地になっていて、Macに優しいのだ。中には作った人の(ハンドメイドなのだ)メッセージフォトカードも(笑顔だった)同封されていて、しかも赤いボタンと紐のスペアまでついてる。こんな細やかな心遣いに癒される▼買ったまま一度も聴いてなかった新品アルバムをCDの山の中から発見。これがまさに掘り出し物。エルンスト・グレールム『OMNIBUS TWO』。ピアノトリオの大傑作▼『あらびき団』のOAチェック。寺の住職が普通に「説法」を披露。普通の番組じゃコレ出来ないよなぁ。去年のマイ寺ブームで、説法の番組が出来ないものかと考えていたのだが、意外なカタチで実現。さらに、福山雅治の物真似をしながらみっちーと大山英雄が“ザ・たっち”のネタをやるのには笑った。くだらなすぎ。今、自分がやってる番組で声を出して笑いながら見てるのはこの番組と『アメトーーク』ぐらい。あ、『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』も。深夜番組に限っていえば、意外に幸せな境遇にあるんだと今、知った。

04月07日の断片

▼昨晩、久しぶりに深酒をしたので朝がツライ。そんな日に限って10時から会議▼移動中に買ったばかりの木村カエラの新譜を聴く。4枚目のアルバム。全部持ってる42歳▼会議を終え、番組の同録チェック。その流れで参考までにここ数週間で放送されたクイズ番組を大まかにチェック。その中に、いわゆる今流行の雑学系クイズ特番でありながら、最後に難病と闘う子供を密着ドキュメントして問題にしていた番組があり、唖然。勿論、問題自体はハッピーエンドになるように仕掛けられているし、番組コンセプトに準じて正当性を持たせてはいるが、制作者の意図は明らかに視聴率狙いだ。そういうのは止めましょうよと言う者はいなかったのか。最後にスタッフロールに同じ会社の後輩の名前を発見し、叱責メール。情けない。収録中、自分が信頼している某若手(?)芸人さんが「クイズよりも構成がわからん」と言ってたらしい。然るべき発言だ▼その後、気分転換にDVDで映画。『ヘアスプレイ』。ジョントラボルタの女装でも話題になったミュージカル。数年前、ブロードウェイで同ミュージカルを観たが、映画も遜色ない出来。それにしても、ブルーレイディスクは音も映像も素晴らしい。

02月17日の断片

▼朝起きて今日中にやらなきゃいけない仕事は特にないことに気づき、ふと巨大仏を見に行こうと思い立つ。ものの本ではウルトラマンの体長40メートルよりも高い仏像を巨大仏と定義付けしていて、その条件をクリアした巨大仏は日本には実に16体もあるらしい。今年中にすべて見て回りたいと思っているが、今回は泊まりで行く時間もないので、群馬県の「高崎白衣大観音」(41.8m・高崎市石原町)に決定。新幹線で高崎まで約1時間。車窓から小さく観音様らしき姿が見え始める。この時点でもう不気味。そして高崎駅で降り、レンタカーを借りて走ること数分、交差点を曲がった瞬間、前方に巨大仏がぬぅ〜と現れる。思いっきり不気味。あの独特な何ともいえない気分に襲われ、でも妙にテンションが上がる。そこから徐々に巨大仏は大きくなり、やがて観音様が立つ慈眼院に到着。足下から見上げる白衣大観音。雲の切れ間から太陽が射し、まるで後光に包まれたように神々しい。裏手に回ると観音様の中に入れるというので、早速、300円を支払い、入館(というか入体か。体内に入っていくのは何だかエロい感じ)。最上階まで階段を昇り切り、息を切らしながら外界を見渡す。気分がいい▼その後、近所にある観音鉱泉「錦山荘」に立ち寄って温泉に入り、高崎名物らしい「おっきり」なるものを食べ、夕方に帰宅。ともすると何もせずにあっという間に夕方になってしまうことも多い日曜日。新幹線の中で読みかけだった桜庭一樹『私の男』(これがかなり面白く、俄然この作家に興味を抱く)も読了し、とても充実▼夜、時間に余裕があったのでDVDで映画を2本。『ザ・ディ・アフター・トゥモロー』『街のあかり』。前者は最近、新しくブルーレイディスクプレイヤーを購入したので、その凄さを体感したくて観たのだが、評判に違わずメリハリのきいた迫力ある映像に驚く。今後はDVDからブルーレイに移行していくだろうことは否めない。そしてアキカウリスマキ監督の敗者三部作と呼ばれている作品の最終作。とことん惨めで残酷だが、すべてにおいてこの監督独特の浅さが漂っていてついにやにやしてしまう▼さらに、アメトーークの2週ぶち抜き『出川ナイト』(このためだけに実に一年前から準備していたのだ)を見て腹を抱えて笑いつつ、しみじみこんなことが出来る番組に関われていることを幸せに思う▼とにもかくにも、てんこ盛りな日曜日。それなりに疲れた。

12月22日の断片

▽午前中、台本書きを済ませ、慌てて砧スタジオへ。年に一度の大イベント、「ドリームマッチ」の収録。昨年同様、フィーリングカップルで決まったコンビが、三時間という制限時間内でネタを仕上げる。毎年のことだが、その緊張感たるやしびれるものがある。あらためて見渡すと今のテレビバラエティを賑わす中心人物ばかり。そんな芸人たちが一堂に会し、緊張しながらネタを発表するなんて、スゴイことだ。そしてこの現場に立ち会うことの幸運を思う。


10月18日の断片

▽某番組で、会議室のドアノブが壊れ、閉じ込められるというハプニング発生。修復を試みる者、慌てて外に電話をかけ助けを求める者。あまりない状況なので写真を撮りまくる▽定例会議を渡り歩き、合間に某番組のAD(♀)のデスクを借りて軽く仕事。そこにはこんなメモ書きが。当然だが、普通のOLとは確実に違う仕事内容▽12月公演の舞台美術打ち合わせ。舞台美術は今やいくつもの名だたる劇団の美術を担当する田中敏恵さん。来週、ダンスとのコラボ作品を披露するとか。興味のある人は是非▽仕事を終え、夜中に収録中の「アメトーーク・スイーツ芸人」の回を覗く。セット裏には会議にも出た大量の有名スイーツが。またしても関根さんをはじめ芸人たちの妄想トーク。幸せな番組。

10月16日の断片

▽本日も朝10時から会議。ひと昔前では考えられなかったが、今は別に普通の時間。テレビ業界も変わった。内容も、体勢も▽『アメトーーク』の会議。毎回、楽しい会議の雰囲気づくりとしてスイーツが出るのだが、本日は大量に有名スイーツが。というのも今度、“スイーツ芸人”という回をやるのだ。どれも美味しいがちとこの歳にはヘビー▽仕事の合間に、ディスクユニオンでジャズのレコード漁り。周期的に襲ってくるレコード熱。本日も独身貴族買い。掘り出し物多数。レコード買うとオーディオ設備もちゃんと整えたくなる。そうなるとリスニング環境も整えたくなり、引っ越したくなる。てか、もう八年も今の所に住んでるので、そろそろ引っ越したい。

10月13日の断片

▽午前中から新企画の会議。本日から演出も参加。より具体化に向けてブレスト。春には放送出来るか▽阿佐ヶ谷にあるシアターシャインという劇場で劇団内ユニットの芝居『アシュラ!』を観劇。作・演出は黒いぬパレードという劇団のイケタニマサオ氏。何とも難しい芝居に挑んだもんだというのが率直な感想▽観劇後、慌てて打ち合わせへ。どこかで見たような番組にはしたくないが、なかなかオリジナルなカタチが掴めず悶々と▽特番『ガリベン!』チェック。会議で何度も問題見てるはずなのに、すっかり答えを忘れてるのはどうしたもんか。にしても、出演者はマジで2週間勉強してきてるので普通のクイズ番組とは決定的に顔つきが違うのが面白い(過去一度だけ勉強せずに臨むというズレた出演者が一人いて番組を壊されてかなりムカついたこともあったが…)。個人的に“顔”をいかに変化させるかが番組作りのひとつの背骨だが、企画した時の意図がうまくハマって自己満足。ま、今回はゴールデンだし数字はどれだけいくかわからんけど▽深夜、仕事を終えて帰宅し、『アメトーーク』の同録チェック。芸人どうしの曖昧な先輩後輩関係を整理するというマニアックな企画。年齢とキャリアは関係ないので関係が歪むのだ。コレってある意味、業界あるある。

7月15日の断片

▽書き仕事を終え、下北沢は本多劇場にて『社長放浪記』を観劇。旧知のPが制作に参加しているので招待して頂いた。感謝。三谷幸喜・作 三宅裕司・演出。しつこいまでのどんでん返しにただただ感服。そして70歳を迎える伊東四朗さんの存在感と中村メイコさんの熟練の舞台演技にも感服▽終演後、すぐに会議へ。これまた一年がかりでつくってる特番。いよいよ2ヶ月後にスタジオ収録を控え、ケツに火が付く寸前▽録画してあったNHKの『松本人志・大人間論』をチェック。作家仲間の高須さんをはじめ、何人もの知人の顔が。松本人志の笑いのバイオグラフィにもなっていて、興味深く観た▽台風一過。さて、凶と出るか吉と出るか。

7月14日の断片

▽演出を依頼されている舞台『メモリーズ2』の決定稿が送られてきた。来週の稽古に向けて大まかな演出プランを立てるべく、家の近所にオープンしたばかりのオーガニックなカフェへ。店内は自然光に溢れなかなかイイ感じのお店。にしても、オーガニックな店に集まる客は何でみんな自然体を気取った感じなんだろ。雰囲気が似てるので気持ち悪くもあり▽今回の舞台はダンスシーンもあり、ラップもあり、日本舞踊まである。しかも、ファンタジーで、青春モノで、群像劇と具沢山。実際に役者の身体を通した台詞や動きを見ないと決定していけないが、戯曲を読みながら自分なりの演出プランをざっと立ててみた。気付くと、5時間も経っていた。そんなにいても居住まいが悪くならないのはイイお店な証拠。今後も利用しそうな予感▽その後、企画会議などを終え、深夜、帰宅。録画してあった『プロフェッショナル〜仕事の流儀』をチェック。外科医・幕内雅敏。“365日24時間、医者であれ”と自らを律し、患者のためにすべてを捧げるその姿勢に、心が震えた。自分の仕事の仕方は、これでいいのか。

4月29日の断片

▽6月公演の準備をしつつ、DVDを観たりして過ごすゆったりとした日曜日▽予約録画してあったNHKBS『尾崎豊15年目のI Love You』を観たが、あまりの演出のヒドさに呆れた。貴重なライブ映像をベースにしているのに、まるでカラオケ特番のように目障りな歌詞テロップを出すという無神経ぶり。制作サイドは歌詞を出すことが貴重映像を台無しにしてしまうことに何故気付かなかったのか。しかも、アナウンサーが「尾崎さんはライブになるとオリジナルとは違った歌詞を歌ってしまうことがあります。今回はライブで歌われた通りに歌詞を出すので正しい歌詞と違っていてもご了承下さい」と、わざわざまぬけな説明。なのに、その歌詞テロップ自体が間違っていた。さらに、生放送だったこの番組、視聴者からFAXを募集し、それをライブ映像の合間に紹介するのだが、その演出がまたヒドかった。照明を落としたスタジオでゲストの松田美由紀と原田龍二がさながら朗読っぽく情感込めてFAXを読むというナルシスト演出。驚いたのはその直後。カメラ前にアナウンサーとアシスタントがすっと現れ、「その他にもたくさんFAXが届いています」と普通に他のFAXを読み始めたのだ。じゃあ、今まで情感込めて読んでたのは何だったんだ。その前に情感込めてFAXを朗読すること自体、まぬけに映ると何故判らないのか。その他いろんなことが中途半端で、観ていて段々ムカムカしてきた。せっかく貴重な映像がたくさんあってもっと心に響く番組に出来たろうにホント勿体ない▽さらに、昨日元劇団員から勧められた映画『カンパニーマン』を観る。『CUBE』の監督だが、今回も人間不信に陥る設定と展開が面白い。ただ細部の設定が緩いので今イチ心に響かず▽そんなこんなで、あっと言う間の休日。稽古初日まであと一週間。そろそろ台本を仕上げないと。

1月20日の断片

▽土曜ワイド劇場の「混浴露天風呂」シリーズが今日の放送で最後だったらしい。毎回、女性の裸体が出てくることが売りのドラマだったが、今日でシリーズファイナルということで最後の最後までやりたい放題。火野正平(昭和のプレイボーイ)が露天風呂で裸の女性と戯れながら、「ファイナル〜!」と叫んでた。しかもドラマのラストにはこんなテロップが。笑ったなぁ。ま、ちゃんと見てた訳じゃないけど。(こういう時、3週間分丸撮りのビデオステーションは重宝)それにしても今の時代、テレビに裸体が映るだけでドキッとするなぁ。てか何でドラマだといいんだ?▽『バガボンド』の井上雄彦のDVD『DRAW』を観た。タイトル通り、ただただ絵を描いているところをリアルタイムで延々撮影しているだけのDVD。言ってみればこれもメイキングドキュメント。収められているのはテクニックでもドラマでもなく、恐ろしくストイックなまでのマンガを描く「時間」。漫画家のどんなドキュメントよりも、これを見るだけでマンガの見方が変わる、そんな一本▽さらに、謎の死を遂げた伝説のAV女優、林由美香のカルト映画『由美香』の特典映像含めてやっと全部観た。当時、日本列島縦断不倫自転車旅行というAVにしては壮大な企画で話題になったが、その裏には没落するアイドルの悲哀とそんな彼女に献身する男の痛々しさが。AV版『サンセット大通り』。ま、そんな大層なものじゃないか▽そして、『24』シーズンⅤ、観了。予想外の展開とスケール感という観点でいえばシリーズでは一番かも。ただ個人的にはシーズンⅣの方が好きかも。てか、Ⅴのラスト、シーズンⅥへの布石となるシーンが。まだ続くのかよ。

1月19日の断片

▽昨日の『アメトーーク』の同録チェック。この番組では定期的にやっているモノマネの回。「笑っていいとも」のテレホンショッキングのモノマネバージョンに爆笑&感心。なかでもコージー&松村の「タモリ&たけし」が絶品。“ダンカン、バカヤロ!”的な昔のたけしさんじゃなくて、今のたけしさんを事細かく真似る松村とまるでタモリさんが憑依したとしか思えないコージーのゲストさばきがスゴすぎ。保存版▽以前、対談した『MacPower』が発売。「人生を豊かにする偉大なるムダ遣い」という連載。写真が微妙。カメラマンの要求に中途半端に応えてる感じがもろに出てる。ホント、根っからの裏方気質。これを機にカテゴリーに「ムダ遣いの断片」追加▽で、最近の「ムダ遣い」はコレ。その場でデジカメや写メがプリントアウト出来る携帯プリンタ「FUJIFILM MP-300」▽昨年末に購入して以来、ずっとベビーチューンなのが、ナタリーコールの新譜『Leavin'』ジョンレジェンドの2nd『once again』。最高。保存盤。