09月18日(木)の断片

▼ある会議で、そーたにさんから昨日この断片に書いた内容が間違っていると指摘される。「俺が五歳若かったら勃起してた」ではなく、「クレオパトラ役のおばさんが五歳若かったら」の間違いらしい。申し訳ない。「あの年齢がストライクゾーンだと思われると心外だ」ということなので、素直に訂正。あのおばさんは56歳だから、つまりは51歳まではストライクゾーンというわけだ。意外に広い▼会議が早めに終わり、晩飯も兼ねてブルーノート東京へ。ここ数ヶ月はかなりの頻度で足を運んでいるが、それだけ、生で観たいミュージシャンが来日してるということだ。本日は、ロイハーグローブのビッグバンド。ウィントンマルサリスとは師弟関係。そのせいかとても統制のとれたビッグバンドジャズ。しかもステージ上で指揮を執るロイの表情は険しく、その様子からかなり厳しいリーダーであることが伺えた。ビッグバンドはやっぱ、統制力なのだ。

09月17日(水)の断片

▼『GO!GO!アッキーナ』放送終了後から、何通ものメールが届く。どの文面にも「変態」「ドS」「くだらない」という言葉が並ぶ。個人的にはどれも賛辞として受け取る。作家仲間のそーたにさんからも「この変態ドS野郎!」というメールが届いたが、昼間、ある番組の会議で会ったら、「もう五歳、俺が若かったら、勃起してた」と真顔で言ってた。そっちの方が変態だと思う▼レコード会社の方から、9月24日に発売予定の山中千尋さんの新譜『ブラヴォーグ』をサンプル盤で頂く。待ちに待ってた新作。勿論、SHM-CD(高音質盤)のDVD付き初回限定盤を購入する予定だが、それまで待ち切れず、帰宅して速攻で聴く。いやぁ、今作は多彩で意欲作。何か一皮剥けた感じ。って、素人の自分が言うのもナンだが。12月にこの新譜を引っ提げてのコンサートがあるみたいだが、早くも楽しみ。

09月15日(月)の断片

▼夜の会議が無いことが判明し、大西順子のライブの最終日に行くか映画を観るかで悩んだ挙げ句、サブカルPの「大傑作だよ」という後押しもあって、映画を観ることに。『ダークナイト』。大西順子を聴きに行くべきだった。『バットマンビギニング』はあんなによく出来てたのに。てか、Pにハメられたか▼帰宅して、急ぎの仕事もないので、CDをまとめ聴き。御年70歳を超えたウェインショーターが、今、NYじゃカリスマ的存在で、若いミュージシャンたちが追従してると知り、近年の作品を聴く。70歳を過ぎて何でこんな革新的なジャズをやってるのか。日本では売れ線ではないので扱いが軽いが、往年のフリージャズとは違った意味でのジャズの解体を試みていて、まさに最先端。この周辺が今、面白いことになってる。

09月13日(土)の断片

▼未読だった宮部みゆきの傑作『火車』を読了。初版は約15年前。時代が反映された犯罪とトリック。とてもよく出来たミステリーだが、やはり同時代に読みたかった。今月は宮部みゆきの未読の名作を読む予定で、次は『理由』(実はまだ読んでなかった…)を読み始める▼本日は久々に丸一日休み。で、2本立て続けに映画鑑賞。『パコと魔法の絵本』と『SEX AND THE CITY』。前者は意外にも子供連れ客が多く、ちと観る時間帯を間違えた。子供は上映中も容赦なく喋る。バカだから。で、後者はカップル客が多いかと思いきや、女性どうしの客ばかり。サマンサの女体盛り(ネタバレ)の場面で女性の笑い声が響くのは何だか妙な感じ▼そして、夜。楽しみにしてた大西順子トリオのライブ。ブルーノート東京にて。今から15年前。Mt.FUJIジャズフェスティバルで初めて彼女の演奏を聴いて以来のファン。あの演奏にはホント、度肝を抜かれた。その鮮烈なデビューから瞬く間に日本のジャズシーンのトップに躍り出るも、2000年に突然の休業。で、昨年から再び、本格的に復帰。久々に生演奏を聴いたが、やはり凄まじかった。休業前よりも凄みが出た感じ。もう10年以上も新作を発表してないのでこれを機にアルバムを出してもらたいものだ。

09月11日(木)の断片

▼タクシーの中で爆睡しながら、鮫洲試験場へ。免許の再交付手続き。7月頭に途中まで手続きを済ませていたのでショートカットで、講習室へ。朝9時から2時間の講習。爆睡してたので、アッという間。違反者講習と違い、あんまり厳しくないのか。あるいは、教官によるのか。何はともあれ、二ヶ月ぶりに運転免許証復活。今年からICカードになったらしい。本籍欄が空欄になっていて、警察署や試験場などに設置された専用機械に免許証をセットして暗証番号を入力すると、本籍が別の用紙に印字される。これ、何の意味があるのか。改訂となった道交法も(特に駐禁の違反金支払いのシステムなど)不可解なことも多い。警察、何を企んでるのか。あるいはただのアホなのか▼夜、会議が早めに終わったので、ブルーノート東京へ。ジャズの巨人、マッコイタイナーのステージ。二十代の頃にマウントフジジャズフェスティバルで観て以来、二度目。今年で御年70歳。若い頃のパワフルな演奏はさすがに失われたものの、その音色はまさしくマッコイの音。声質と一緒で奏でる楽器の音色も変わらない。高校時代、繰り返し聴いてた『Real MacCoy』からの楽曲もあったが、これは過去のスゴイ演奏が耳に残ってるだけにやや期待外れ。

09月04日(木)の断片

▼行きたいライブがあったのを思い出し、急遽、予約の電話を入れる。ニューヨークのヴィレッジバンガードでは超満員だったと聞いたが、あっさりとセカンドステージのいい席が取れた。丸の内のコットンクラブで行われた今、最も注目を集めるジャズドラマー、ブライアン・ブレイドのライブ。縦横無尽に奏でるリズムはこれまでの系譜が見えず、○○系とカテゴライズして理解が出来ない。それが惹かれるところでもあるんだけど。民族音楽や宗教音楽、クラシックなど複合的に採り入れた今のジャズ。飲み屋では依然としてハードバップが流れていて、それがジャズはオシャレだと勘違いされてる昨今だが、実はジャズの最先端にいる人たちはもうそこには留まってない。にしても、店内が満席になってないところを見ると、やっぱり日本では売れ線ではないってことなんだなぁ。

08月13日(水)の断片

▼セルリアンホテルにあるJZ Bratにて、知人のジャズシンガー、五十嵐はるみさんのライブを鑑賞。彼女の生歌を聴くのは久々。毎度、案内を貰っていながらタイミングが合わなかった。今回は5月にリリースされた新譜アルバムのツアーの一環。着物をアレンジした妖艶な衣装を身にまとい、これまでよりもコンセプチュアルなステージ。終演後、本人にご挨拶。衣装のままだったのでちとドギマギした▼テレ朝の1階で開局50周年の回顧展をやっていて、そこに『スポーツ大将』の人気者、カール君も展示されているのだが、悲しいことに、こんな状態。ちなみに左隣はジョイナー。手を加えずに展示することに意味を持たせてるのかもしれないが、これを見てさすがに「懐かしい!!」という気分にはなれない。

08月10日(日)の断片

▼午後、丸の内のコットンクラブへ。増田恵子さん(ピンクレディ)の19年ぶりのアルバム『もいちど遊びましょ Now&Then』(近田春夫先生作詞作曲!)発売を記念してのディナーショー。すずきB夫妻と。先日、ひょんなことからピンクレディの話になり、子供の頃、大のケイちゃんファンだったと話したところ、彼女の知り合いだというB君が誘ってくれたのだ。感謝。生で彼女の歌を聞くのは、小学校の時にピンクレディのコンサートに行って以来だ。31年ぶり▼店に入って夫妻と談笑していると、携帯に懇意にしているPから「中野さん、今、コットンクラブにいらっしゃいます?」とのメール。驚いて店内を見渡すと丁度自分たちとは反対側の壁際の席に彼の姿が。まさかこのディナーショーで会うとは。考えてみたら、今、『本当は怖い家庭の医学』のエンディング曲が彼女の曲だった。それで招待されたのか▼終演後、B夫妻の後について楽屋へ。自分が担当する番組のゲストには何度も出てはもらっているが、直接お会いしたのは初めて。緊張で顔が強ばりながらご挨拶。共通の話題など一切ないのでつい「小学校の時にコンサート行きました」と伝えたが、本人はどうリアクションしていいか判らないご様子。そりゃそうか。こんなおっさんに突然そんなこと言われても。会話上手な大人の男性になりたい▼夕方、例のアッキーナ番組のロケ打ち。撮り方や音楽、ナレーターの人選など通常はディレクターに任せることも一緒に決めていく。収録はいよいよ来週。さ、台本書かんと▼打ち合わせ後、すぐにブルーノート東京へ。今週二度目のカサンドラウィルソンのライブへ。前回は彼女のコンディションが悪かったのかアンコールがなかったが、今日はアンコールもあって得した気分。が、演奏中にも関わらずペチャクチャ喋ってるバカ野郎がいて気に障る。見ると、明らかにクラブのホステスらしき女とその客と思しき年輩の男性客。日曜日でお店が休みなのでジャズの生演奏をバックに飲みに来た的な二人。自分のお店ではBGMとしてピアノの生演奏などがあるのかもしれないが、ここの主役はお前じゃない。お前など目当てに来てる客などおらんのだ。てか、何故、会場の空気が読めんのか。馬鹿者め▼帰宅して、すっかり締め切りが過ぎてしまっている原稿を書く。音楽系雑誌のエッセイを依頼されていながら何を書いていいやら決めあぐねていたのだが、腹立たしいライブ客について書いてやった。てことは、あんな空気が読めない連中も役に立ったってことか▼さらに、FMラジオのジャズの選曲。勿論、今月はカサンドラウィルソン。ジャッキーテラソンのピアノをバックに物憂げに歌ったスタンダードナンバー、「テネシーワルツ」。久しぶりに聴いたが、素晴らしい。

08月07日(木)の断片

▼ブルーノート東京にて、待ちに待ったカサンドラウィルソンのライブ。ここ数年、個人的にどっぷりとハマってるジャズシンガー。生で観るのは初。重くてハスキーな歌声は生で聴くとまた格別。新作『Loverly』に収められた曲が中心。ライブならではのアレンジとアドリブが圧巻。

08月03日(日)の断片

▼ブルーノート東京にて、矢野顕子&マークリーボウのライブ。矢野顕子のライブをブルーノートで観るのはこれで3度目。10月に発売されるという新譜アルバムの曲が中心。今から待ち遠しい▼ライブ中、一人のバカ女がいきなりイエーイ!と歓声を上げながら手拍子を始める。変拍子の曲なので、手拍子がまったく合わずにただの不快な雑音でしかない。周囲の客たちも迷惑そうな様子。空気が読めないバカ女は、尚も手拍子を続け、挙げ句の果てには歌い始めた。首を絞めてやろうかと思った。お前なんかの歌など聞きたくない。何で高い金払ってそんなバカ女のコーラス付きの矢野顕子ライブを観なきゃいけないのか。大体、何故、同じテーブルの知人たちはその行為を咎めないのか。腹立たしさでしばし歌声に集中出来ず。それから数曲後、そのバカ女はテーブルに突っ伏して酔い潰れていた。しかも終演直後、席を立ったかと思うと口を押さえてトイレの方へ駆けて行った。先日のレジーナカーターの時も演奏中に酔って暴れたじじぃがいたが、最近のブルーノートは酔っ払いが多い。てか、21時からのセカンドステージはその前に飲んでる場合が多いので、その確率が高いのかも。

より以前の記事一覧