09月15日(月)の断片

▼夜の会議が無いことが判明し、大西順子のライブの最終日に行くか映画を観るかで悩んだ挙げ句、サブカルPの「大傑作だよ」という後押しもあって、映画を観ることに。『ダークナイト』。大西順子を聴きに行くべきだった。『バットマンビギニング』はあんなによく出来てたのに。てか、Pにハメられたか▼帰宅して、急ぎの仕事もないので、CDをまとめ聴き。御年70歳を超えたウェインショーターが、今、NYじゃカリスマ的存在で、若いミュージシャンたちが追従してると知り、近年の作品を聴く。70歳を過ぎて何でこんな革新的なジャズをやってるのか。日本では売れ線ではないので扱いが軽いが、往年のフリージャズとは違った意味でのジャズの解体を試みていて、まさに最先端。この周辺が今、面白いことになってる。

09月14日(日)の断片

▼別に明日までの締め切りはないのだし、仕事は一切しないと決めて臨んだ休日。読書&映画三昧。周りの評判が良く前々から観たいと思ってた『しゃべれどもしゃべれども』をようやく観た。この手の題材をベタつかず、さらりと描いてていい映画▼観終えてから、気分転換も兼ねて車のブレーキランプを修理しに永福町へ。10分で終了。そのまま帰宅してまた映画。『バンテージポイント』。登場人物8人の視点から同じ事件を描く手法が面白い。昔、このパターンで舞台をつくろうとしたが途中で挫折した。複数の視点をバレずに有機的に繋げてくのって難しいんだよなぁ▼で、何故だか急にそーめんが食べたくなり、ピーコックへ買い出し。それを食べながら担当番組の同録チェック。で、また映画。ウェス・アンダーソン監督の『ダージリン急行』。この監督、独特な世界観で家族再生の物語を描いてるが、今回は3人兄弟が人生を変えるべくインドを旅行するというロードムービー。ふわふわと漂うような世界観はやっぱり好み。人生、曖昧なままがいい▼で、宮部みゆきの『理由』。代表作というだけあってぐいぐい引き込まれる。こりゃ仕事の妨げになっちゃうな▼そういえば、来週は特番週だ。

■9/16(火)25時30分〜
『GO!GO!アッキーナ』(テレビ東京系)
■9/17(水)19時58分〜
『ビートたけしの独裁国家で何が悪い!?』(日本テレビ系)
■9/18(木)19時00分〜
『アメトーーーーーーク3時間SP』(テレビ朝日系)

あと、9/28(日)には久々に『大改造!劇的ビフォーアフター』も放送予定。今回は「100人の子供がいる家」。今回の匠はかなり優秀で出来上がりには唸った。

09月13日(土)の断片

▼未読だった宮部みゆきの傑作『火車』を読了。初版は約15年前。時代が反映された犯罪とトリック。とてもよく出来たミステリーだが、やはり同時代に読みたかった。今月は宮部みゆきの未読の名作を読む予定で、次は『理由』(実はまだ読んでなかった…)を読み始める▼本日は久々に丸一日休み。で、2本立て続けに映画鑑賞。『パコと魔法の絵本』と『SEX AND THE CITY』。前者は意外にも子供連れ客が多く、ちと観る時間帯を間違えた。子供は上映中も容赦なく喋る。バカだから。で、後者はカップル客が多いかと思いきや、女性どうしの客ばかり。サマンサの女体盛り(ネタバレ)の場面で女性の笑い声が響くのは何だか妙な感じ▼そして、夜。楽しみにしてた大西順子トリオのライブ。ブルーノート東京にて。今から15年前。Mt.FUJIジャズフェスティバルで初めて彼女の演奏を聴いて以来のファン。あの演奏にはホント、度肝を抜かれた。その鮮烈なデビューから瞬く間に日本のジャズシーンのトップに躍り出るも、2000年に突然の休業。で、昨年から再び、本格的に復帰。久々に生演奏を聴いたが、やはり凄まじかった。休業前よりも凄みが出た感じ。もう10年以上も新作を発表してないのでこれを機にアルバムを出してもらたいものだ。

08月30日(土)の断片

▼台本書きの合間に映画。『フローズン・タイム』。観なきゃよかった▼あと、以前、放送されて未見だった『阿久悠物語』。後輩作家のすずきB&町田裕章君に薦められて。わざわざB君がDVDに焼いて送ってくれた。有り難い。貴重な映像満載のドラマ。『スター誕生』の制作秘話なんかも知れて興味深く見た。決戦大会で各レコード会社のスカウトマンがパネルを挙げるという方法や「アイドル」という言葉を初めて使ったのが、阿久悠氏だったことを知る(ドラマで描かれたことが事実に基づいてるとしたらだが)。にしても、当時の素材がドラマに絡んできたり、映像は代役の役者なのに音声だけは本人だったり、頭の中で変換しながら見なきゃいけないのが面倒だったが、おそらく権利問題が絡んでる中での苦肉の策だったんだろうなぁ▼一本ロケ打ちを済ませ、23時から『GO!GO!アッキーナ』の打ち上げ。てか、まだ放送されてもいないので打ち上げって気がしない。いつものメンバーで朝方までテレビ周辺の四方山話。

08月15日(金)の断片

▼会議が二本も休みになり、映画でも行こうと思って上映時間までの間、会社で時間を潰していたら、見習い作家が「中野さんを見習って、僕も最近は映画を観るようにしてます」と話しかけてきた。コイツは以前、『恋空』を観て号泣したと言っていた男で、それ以来、コイツとは映画の話をするのは辞めようと思っていたのだが、つい、「で、最近、何観たの?」と聞いてしまった。すると、躊躇することなく「『花より男子』です」と堂々と答える。改めて、コイツとは映画の話をするのはやめようと心に決め、会社を出る▼で、会議を二本やったつもりで、映画を二本観る。『カンフーパンダ』『ハプニング』。前者はいいとして、問題は後者だ。監督は『シックスセンス』のナイトシャマラン。過去、『サイン』『ヴィレッジ』『レディ・イン・ザ・ウォーター』とハズしまくっている監督。個人的にはもう二度とこの監督作は観ないつもりだったが、知り合いのPから「今作もあまりにもひど過ぎるので、一度観て欲しい」と言われ、話のネタに観てみたのだ。結果、その悪評に違わず、ひど過ぎ。一躍、今年の「観なきゃよかったワースト映画」のトップに躍り出た▼今月号の『クイックジャパン』は「アメトーーク」特集。自分で担当していて言うのもアレだが、つくづく芸人たちに好かれてる番組なんだと再確認。もっともっと頑張ってバカなことを考えよ。

08月02日(土)の断片

▼早めに会議が終わったので、新宿バルト9で押井守監督『スカイ・クロラ』を観る。公開初日だったので、夜10時の回にもかかわらず満席。しかもオタク系の客多し。初日に観に来た自分もそう見えていたか。ただ、押井監督が一気にその名を世に知らしめることになった『攻殻機動隊』を観てないから、そんなにファンでもない。押井守氏といえば、いまだに自分の中では『うる星やつらビューティフルドリーマー』。古い▼で、『スカイ・クロラ』。『エヴァンゲリオン』なんかもそうだが、背景にある世界観が今ひとつ読み取れず。ただ、戦闘シーンは凄まじい。同じベネチア映画祭の出品される『ポニョ』とは対照的。

07月21日(月)の断片

▼最後の会議が20時から。が、会議室に入ると真っ暗。嫌な予感がして確認すると今日は休みだった。ポッカリと時間が空いたので、冷やし中華を食べてから、映画館へ。宮崎駿監督『崖の上のポニョ』。CGアニメが目を見張るような進化を続ける時代に、信念をもって逆行する絵本のようなアニメ作品。原点回帰ともいえる今回は個人的にはとても好み。ま、賛否両論だろうなぁ、きっと▼原点回帰といえば、このCD。ジャズトランペッターのウィントンマルサリスがウィリーネルソンとつくったカントリージャズアルバム。新伝承派として古典をモチーフに様々な作品を世の送り出しているウィントン。アーティストというよりはもはや戦略的なプロデューサーという感が強いが、まんまとハマってしまうのも確か。

07月06日(日)の断片

▼贅沢に午前中いっぱいまで寝て、その後、DVD三昧。まずはライブDVD、『忌野清志郎・完全復活祭・日本武道館』。喉頭癌を克服し、再びあの歌声を聴かせてくれたことの、感動。1曲目の「JUMP」を歌う姿に泣きそうになった。いや、涙腺を震わせたのは会場の空気感。キングの復活を心から喜ぶ観客と清志郎の一体感が実に感動させるのだ。「君が僕を知ってる」「僕の好きな先生」「スローバラード」「きもちE」「ドカドカうるさいR&Rバンド」そして「雨上がりの夜空に」と、想い出深いナンバーにすっかり心酔。ライブ、行きたかった。後悔▼そして、吉田大八・脚本監督の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』。舞台は石川県。自分が生まれ育った隣の県なので方言が似ているのだが、そのイントネーションが耳について所々、集中力を欠いてしまったが(そういった意味では富山県を舞台にした『キトキト』の大竹しのぶさんのほぼ完璧な富山弁には驚いた)、実に面白く観た。佐藤江梨子がハマり役。田舎に同化できない役柄は演技ではなかなか補えない。彼女がやはり異質な女優なのだ▼そして、再びライブDVD。『カサンドラウィルソン・トラベリングマイルス』。今、個人的に好きなジャズボーカリストの3本の指に入る天才。音楽的知識に乏しいので、これまで彼女の凄さを理屈で説明出来なかったが、先日の対談で彼女の新譜の話題になり、理論的にその凄さと新しさを聞いて目から鱗。なるほど、彼女がやろうとしているのはそういうことだったか。スタンダードナンバーを歌った新譜、要注目▼最後はドキュメンタリー。ジャズミュージシャンばかり撮り続けたカメラマン、ウィリアム・クラクストンの軌跡を追った『JAZZ SEEN』。数々の歴史的なジャズアルバムのジャケ写に秘められたエピソードなどが知れて、ジャズ好きには堪らない内容。子供の頃からジャズミュージシャンに惹かれ、写真をスクラップし続けていて、やがてジャズミュージシャンから最も信頼される写真家になったのだから理想的な人生だ。かくいう自分も、高校時代に憧れていたのが、放送作家とジャズに関する仕事。結果、放送作家として働けて、ジャズにも趣味の範囲で関われているのだから、今の境遇は恵まれているのだな、きっと。ま、別に満足してる訳でもないんだけど。

06月29日(日)の断片

▼午前中、超特急で『アメトーーク』の進行台本を書いてメール。今回は自転車芸人。先週の家電芸人などこのところ自分の趣味と合致したものばかりで楽し過ぎ▼午後から臨時会議。長寿番組になりつつある某番組の新しいトライ。こんな顔もあるのね、て感じで、新しい顔を戦略的にうまく見せないと▼そして、本日も『苦情の手紙』の稽古。本を深く読んできてくれてるのでディープな所でディスカッション出来て楽しい。さらに今日初めて読んだ改訂台本の新しく加筆した部分で笑いが起こり、嬉しい限り。残り5組▼『苦情の手紙』の台本も一息ついて、久々に韓国映画。パク・チャヌク監督『サイボーグでも大丈夫』。“ピ”って俳優、初めて見た。そーたにさんの奥さんをはじめ、何で奥様方はこの男に夢中になるのか。どうもわからん。映画自体はとても癖のある作品なので、積極的には薦められないが、個人的には好きな類▼愛聴盤のジュエル『ラブレター』を新しいオーディオで聴き直してみて驚いた。透明感のある美しい歌声がさらに表情豊かになった感じ。高い買い物だったが、今まで幾度となく聴いた愛聴盤が、どれも新鮮な感動をもって聴けるなんて最高にイイ買い物だった。ま、端から見たら単なるバカ者なんだろうけど。

06月18日(水)の断片

▼人事異動の時期。放送作家には関係ないようで、実は間接的に影響はあるのだ。中京テレビの若きエース(と言っても30歳後半か)が東京を離れることに。彼とは『あんグラ』『サルヂエ』など約10年近くタッグを組んでずっと仕事をし続けてきた。思い返せば、初めての仕事は正月特番。生放送にも関わらず“浣腸ガマン大会(マジで肛門に浣腸して水を入れ、どれだけ我慢し続けられるかを競い合う、下品極まりない対決)”を面白いという理由だけで実現。その時の「上から怒られても特番だから大丈夫ですよ」という姿勢にしびれたものだ。おそらく当時は“東京の作家になめられたくない”と、無茶な企画でも何とか実現してやろうと思っていたのだろうが、以来、どの番組でも幾度となく上層部とぶつかりながらも現場を優先させようとする姿勢は貫かれていて、そこには出世のために番組をつくるような下心は当然ない。会社員なのに。この春からもまた一緒に新番を立ち上げ、なかなか軌道に乗らず四苦八苦していた最中の異動。元々は彼の企画なので何としても成功させなきゃと決意を新たにする。が、担当回のナレーション書き、途中で爆睡▼さらに他のいくつかの番組でも人事異動。これが番組にとって吉と出るか凶と出るか。ただひとつだけ言えることは、確実に流れを変えるキッカケにはなる。これを機に上向きに転じさせねば▼高須さんが監督した『賽ノ目坂』を観る。状況設定が自分好みなのでとても面白く観た。さらに三谷さんの『ザ・マジックアワー』も。三谷映画に出るとどんな役者も演じ方が“喜劇俳優”になってしまうのがすごいが、そのからくりが知りたい。そういえば、高校時代の同級生でもある劇団員のいんげんが出てたはずだが気付かなかった。あいつ、一体どこに出てたんだ?▼会議がいくつも急遽休みになったので、渋谷のタワーレコードに立ち寄り、CDを独身貴族買い。またしても買い過ぎてしまったが、このために仕事をしていると言っても過言ではないので、よしとする。

05月30日(金)の断片

▼会議が3本も休みになり、ほぼ休日状態。なので、ぽっかり空いた時間を利用して映画を観る。今さらながら『I AM LEGEND』。誰もいない荒れ果てたニューヨークの街。CGの進歩に目を見張る。予備知識が殆どなかったので、まさかこんな映画だったとは▼そして、渋谷パルコのシネクイントにて『アフタースクール』。『運命じゃない人』の緻密な脚本に唸らされたが、今回もこの監督の構成力に脱帽。と同時にキャスティングの妙にも唸る。佐々木蔵之介、大泉洋、堺雅人、みんないい役者さんだなぁ▼最後の会議が23時から。話しながらここ2、3年でホント、テレビを取り巻く諸々が変わったと痛感。

05月20日(火)の断片

▼先週、『アメトーーク』の会議でどういう訳か自分たちの親戚縁者に自慢するために、ナベアツの撮影会をしようということになり、本日、会議冒頭で撮影会。親バカ・そーたにさんも我が息子に自慢するために、2ショット撮影。撮ってあげてるのが総合演出。くだらないなぁ。会議の空気感は番組の空気感に繋がるというのが持論だが、『アメトーーク』などはその典型。にしても、渡辺君、わざわざ、このために頭をセットし衣装を着込んで出席。あんなに売れてるのにエライ。その人柄もまた売れる要因なのだ▼会議が一本休みになったので、久々にDVDで映画を観る。今さらながらタランティーノの『デスプルーフ』。超一流のB級映画。観たのが午前中だったこともあり、自慢のホームシアターで大音量で鑑賞。実に面白かった。半分、音楽映画の側面もあるのでこれは大音量で観るのが正しい。

05月01日の断片

▼ようやく『≒草間彌生 わたし大好き』を観た。監督の、意図してかどうかは判らないけど、俗っぽい質問がこの天才芸術家の意外な一面を引き出してて、実に面白かった。来週の金曜日、『R30』に出演。国分君と井ノ原君がどんな彼女を引き出してるか、楽しみ。ちなみに明日の『R30』はこれまた天才ジャズピアニスト、山中千尋さん。番組冒頭で弾いて貰った『八木節』は必見▼今日から5月。これを機に新しく万歩計を購入。毎日、一万歩を歩けるかチャレンジ。今日はなんとか達成。

04月08日の断片

▼長い二毛作期で疲れた自分を労うかのように、会議が2本も飛ぶ。こんな時こそ時間を有効利用しなきゃならん。そう思いながら、やりたいこととやらなきゃいけないことを頭に思い浮かべ、少しやっては“これをやってる場合じゃない”と別のことをやり始め、“これは今度でいいんじゃないか”と思い直し、結局、何もせず終わってしまうことが多い。で、やることを一本に絞る。映画鑑賞。前々から観たかった『パンズラビリンス』をようやく。悲劇の国のアリス。アンネの悲劇。反戦をこんなカタチで描くとは。いや、ファンタジーをこんな風に利用するとは▼映画を観終えても次の会議まで4時間ある。さて、これをどう有効利用しようかと考え、もう一本映画を観ようと思ったが、他にもやらなきゃいけないことがあるので、あれもこれもとちょっとずつやってたらタイムオーバー。いつもの失敗に陥り、自己嫌悪。

04月07日の断片

▼昨晩、久しぶりに深酒をしたので朝がツライ。そんな日に限って10時から会議▼移動中に買ったばかりの木村カエラの新譜を聴く。4枚目のアルバム。全部持ってる42歳▼会議を終え、番組の同録チェック。その流れで参考までにここ数週間で放送されたクイズ番組を大まかにチェック。その中に、いわゆる今流行の雑学系クイズ特番でありながら、最後に難病と闘う子供を密着ドキュメントして問題にしていた番組があり、唖然。勿論、問題自体はハッピーエンドになるように仕掛けられているし、番組コンセプトに準じて正当性を持たせてはいるが、制作者の意図は明らかに視聴率狙いだ。そういうのは止めましょうよと言う者はいなかったのか。最後にスタッフロールに同じ会社の後輩の名前を発見し、叱責メール。情けない。収録中、自分が信頼している某若手(?)芸人さんが「クイズよりも構成がわからん」と言ってたらしい。然るべき発言だ▼その後、気分転換にDVDで映画。『ヘアスプレイ』。ジョントラボルタの女装でも話題になったミュージカル。数年前、ブロードウェイで同ミュージカルを観たが、映画も遜色ない出来。それにしても、ブルーレイディスクは音も映像も素晴らしい。

03月17日の断片

▼仕事が思いのほか早く終わったので、ここぞとばかりに映画を観に行く。アカデミー賞作品賞に輝いたコーエン兄弟監督『ノーカントリー』。一切の音楽や効果音を使うことなく緊張感を高める演出が圧巻。こんなに“ただの物音”だけで緊迫感を出した映画を他に知らない。ま、そんなに観てないってこともあるけど。それから助演のハビエル・バルデム(同賞助演男優賞受賞)がスゴイ。まさに、怪演。冒頭の殺人シーン一発でもうこの俳優に目が釘付け。コーエン兄弟の映画の中では一番好きな作品かも▼映画を観た後、その足で久々に青山ブックセンターへ。何気なく店内を見て回っていると、鈴木志保『船を建てる』の復刻版を発見。懐かしい。これを読んでたのはもう20年ぐらい前じゃないか。とても好きな漫画で単行本も確か全部揃えていたが、つい衝動買い。こうして物がどんどん増えていく。

03月01日の断片

▼会議の合間に演劇プロデューサーと打ち合わせ。今月末に、実は外部のブロデュース公演が控えていて、演出を担当。来週から稽古が始まるのだが、まだ台本がない。自分も遅筆なので人のことはいえないが、初めてやる俳優陣たちを演出するのでそれなりに焦燥感に駆られる。ま、何とかなるか▼夜、DVDで映画。中江裕司監督『恋しくて』。BEGINのデビューにまつわる逸話を題材にした映画。「イカ天」出演も描かれていたりして当時を思い出す。その素人バンドの歌声に魅せられ、彼らの出演だけをまとめて録画してた。あのVTR、どこいったんだろ。でも今、YouTubeで発見。便利な世の中だ▼グラミー賞を受賞したAMY WINEHOUSEがいい。正直、今回の受賞で初めて聴いたのだが、唯一無比な歌声に今後もずっと聴き続けるだろう女性ボーカリストのひとりとなった。さらに初めて聴いたDMITRI KOLESNIKというジャズピアニストの『FIVE CORNERS』もいい。やはり美脚ジャケにハズレなし。

02月17日の断片

▼朝起きて今日中にやらなきゃいけない仕事は特にないことに気づき、ふと巨大仏を見に行こうと思い立つ。ものの本ではウルトラマンの体長40メートルよりも高い仏像を巨大仏と定義付けしていて、その条件をクリアした巨大仏は日本には実に16体もあるらしい。今年中にすべて見て回りたいと思っているが、今回は泊まりで行く時間もないので、群馬県の「高崎白衣大観音」(41.8m・高崎市石原町)に決定。新幹線で高崎まで約1時間。車窓から小さく観音様らしき姿が見え始める。この時点でもう不気味。そして高崎駅で降り、レンタカーを借りて走ること数分、交差点を曲がった瞬間、前方に巨大仏がぬぅ〜と現れる。思いっきり不気味。あの独特な何ともいえない気分に襲われ、でも妙にテンションが上がる。そこから徐々に巨大仏は大きくなり、やがて観音様が立つ慈眼院に到着。足下から見上げる白衣大観音。雲の切れ間から太陽が射し、まるで後光に包まれたように神々しい。裏手に回ると観音様の中に入れるというので、早速、300円を支払い、入館(というか入体か。体内に入っていくのは何だかエロい感じ)。最上階まで階段を昇り切り、息を切らしながら外界を見渡す。気分がいい▼その後、近所にある観音鉱泉「錦山荘」に立ち寄って温泉に入り、高崎名物らしい「おっきり」なるものを食べ、夕方に帰宅。ともすると何もせずにあっという間に夕方になってしまうことも多い日曜日。新幹線の中で読みかけだった桜庭一樹『私の男』(これがかなり面白く、俄然この作家に興味を抱く)も読了し、とても充実▼夜、時間に余裕があったのでDVDで映画を2本。『ザ・ディ・アフター・トゥモロー』『街のあかり』。前者は最近、新しくブルーレイディスクプレイヤーを購入したので、その凄さを体感したくて観たのだが、評判に違わずメリハリのきいた迫力ある映像に驚く。今後はDVDからブルーレイに移行していくだろうことは否めない。そしてアキカウリスマキ監督の敗者三部作と呼ばれている作品の最終作。とことん惨めで残酷だが、すべてにおいてこの監督独特の浅さが漂っていてついにやにやしてしまう▼さらに、アメトーークの2週ぶち抜き『出川ナイト』(このためだけに実に一年前から準備していたのだ)を見て腹を抱えて笑いつつ、しみじみこんなことが出来る番組に関われていることを幸せに思う▼とにもかくにも、てんこ盛りな日曜日。それなりに疲れた。

02月09日の断片

▼写真家ダイアンアーバスの人生を題材に映画化した『毛皮のエロス』をやっと観た。事実を元に大きく脚色されてるとはいえ、少しは彼女の写真集を見る度に感じてた不可解さを理解する糸口がつかめたような気がする。あの独特なフリークスとの距離感はやっぱり好奇心だけじゃ埋まらない▼会議を終え、雪降る中、会社の後輩たちを誘って近所で地鶏すき焼きを食す。鶏肉のすき焼きって初めて。さらに白レバーなるものも。今やってる料理番組でその存在を知ったばかりだったので好奇心で注文したのだが、レバー嫌いの自分でも食べられるくらいあっさりとして美味▼その後、ヒルズで映画『アース』を観る。春に地球をテーマにしたちょっと大きな特番をやるのでその参考に。生態系には生死をかけたドラマが詰まっているので2時間ずっと目が釘付け。しかも最新撮影技術に感服。

01月27日の断片

▼渋谷パルコにて「志の輔らくごinパルコ」を観た。千秋楽。一ヶ月たった1人で喋り切った最終日。喉の嗄れ具合にその偉業が伺える。いつものように新作落語に感服。産みの苦しみを知ってるだけに笑いながら別の感情も滲み出す。「宿屋の富」という古典に続き、二月に映画化される名作「歓喜の歌」。なるほど、映画の題材にしたくなるのが判る。終演後、師匠にご挨拶▼新年になって読み始めた松浦理英子『犬身』をようやく読了。衝撃を受けた『親指Pの修業時代』から14年。楽しみにしていた新作。話が進みつれどんどん主題の深みにはまっていき、決して成功してるとは思えないが、描写の巧さには舌を巻く▼深夜、DVDで『主人公は僕だった』を観る。設定だけ読むと惹き付けられるが、辻褄の合わなさというか設定のご都合主義に観ながらすっと冷めてしまった。

01月26日の断片

▼仕事に行く前に渋谷のタワレコに立ち寄りジャズの新譜などを独身貴族買い。店を出て車を走らせた途端に白バイに停められる。独身貴族買いを咎められた訳ではない。Uターン禁止の所を強引に曲がったため。「何とかなんないですかね?」と粘ってみるが聞き入れてくれない。観念し免許証を提示。警察官が書類に書き込む間、開き直ってコーヒーを買いに行く。店内に入ると思いの外混んでて待たされる。おかげで警察官にどこ行ってたのかと叱られる。結局、Uターン禁止で一点減点。6000円の罰金。運が溜まった▼新番の収録。まだ一度も放送していないのに既に♯4&5の収録。スタジオ展開を改良したのでその確認と問題点探り。少しは良くなったがまだまだ改良すべき点有り▼その後、企画会議。時代に反したような純粋お笑い番組を創りたいという想いが出発点だがなかなか具体案出ず持ち越し▼半年ぶりぐらいに映画館で映画を観る。ティムバートン最新作『スウィニートッド』。有名なブロードウェイミュージカルの映画版。殺人鬼トッドの設定にティムバートンなりの正義と美意識が埋め込まれてるが、気持ちがいいくらいに救いがない。

01月05日の断片

▼本日も午後から会議。まだ気分は正月。その証拠に、会議室に入るとプロデューサーの1人(肥満)がミカンを食べていた。しかも1人で丸々一袋。柑橘系の匂いの中、新番1発目のPV開始▼夜、DVDで、映画『天然コケッコー』を観た。評判に違わずとてもいい映画。自分の原風景とオーバーラップする部分が多い。田舎と都会。風景はもちろんのこと、大きく音が違うのだ。脚本は『ジョゼ〜』の渡辺あや。監督は『ばかのハコ船』『リンダリンダリンダ』の山下敦弘。二人に共通するはディテールの細かさ。見過ごしがちな(あるいは軽視しがちな、あるいは省略しがちな)部分を丁寧にきちんと描いてて、いつもながら心震わされる。いい映画に出会った時はいつも誰かにそのことを伝えたくなる。今回も観終えてすぐに数人の知人にメール。誰からも返信なし。勝手に憤る。

9月23日の断片

▽はるばる千葉は美浜区にある区民ホールまで足を伸ばし、扉座『ドリル魂』を観劇。『メモリーズ2』で一緒だった累央君が主役だったということもあるが、工事現場ミュージカル&パフォーマンスという設定に興味をそそられた。現場に響く鉄筋やドリルなど工事の音を利用しているアイディアに感服。アメリカのワークスタイルを採り入れた『STOMP』みたいだ。まだまだ表現の可能性を秘めた舞台。楽しく観た▽夜、仕事の合間に浅草の“まつり湯”へ。ゆっくりとスパで疲れを癒し、たっぷりとマッサージを受ける▽深夜、筒井康隆原作・今敏監督『パプリカ』を観る。仮想と現実のせめぎ合い。観念的過ぎてちと混乱。『千年女優』の方が好み。

9月15日の断片

▽午前中に台本書きを済ませるつもりが、起きてみれば午後を過ぎてて呆然▽すぐに会議へ。深夜の特番。興味深い企画。放送が楽しみ▽仕事の合間に、青山円形劇場にてイキウメ『散歩する侵略者』を観劇。観念的なSF。クライマックスの演出に唸る。この作品を支える思想が伺い知れる。さすが▽観劇後、慌てて仕事へ。ギリギリ間に合う。綱渡り観劇▽深夜、仕事を終え、台本書きの前にそんな気分だったので映画。『カンバセーションズ』。過去と現在、現実と願望、欲望と後悔が交錯する恋愛映画の秀作。『Before Sunrise』を想起▽それはそうと、今週から特番放送ラッシュ。9月放送分を告知▽さて、特番の台本書きだ。

○16日『近未来予測テレビ・ジギル&ハイド』
○20日『アメトーーーーーークSP』
○21日『一獲千金ヤマワケクイズ 責任者はお前だ!』
○29日『ビートたけしの独裁国家で何が悪い!』
○30日『大改造!劇的ビフォーアフターSP』

9月10日の断片

▽午前中、12月公演のチラシデザイン打ち。制作に尻を叩かれ、早くも始動。公演に向け問題噴出だが、やるしかない▽その後、定例会議をいくつか済ませ、久々に早く終わったので、映画を観る。マイケルムーア『シッコ』。アメリカの医療制度がこんなことになってるとは初めて知った。その異常さを際立たせるために取材した他国の無料同然の医療制度にも逆の意味で驚いた。日本の医療費もあらためて考えてみると高すぎる。

9月9日の断片

▽目が覚めたら12時。久しぶりにたっぷり眠った▽で、東京国際フォーラムにて『blast! Broadway Version』を観た。三年連続で観てるが今回が一番スゴかった。昨年の『〜Ⅱ』が残念な出来だっただけに大満足。演出的には『〜Ⅰ』のバージョンアップ版。濃縮な100分▽観劇後、日テレに立ち寄り、特番収録に顔を出す。心配していたスタジオ展開だったが、想像以上に盛り上がっていて胸を撫で下ろす▽収録を中座し、打ち合わせを1本済ませ、渋谷タワレコへ。久々に出たステイシーケントの新譜などを独身貴族買い。八月の公演中、以前、まとめ買いを知った既婚者たちから「独身はいいですね」と言われたが、CDも自由に買えなくなるのか、結婚て▽その後、次回のトークライブ打ち。スピードワゴン。初対面。でも問題なく。八月に鍛えられたのか▽深夜、打ち合わせを終えたスタッフたちとひょんなことから映画を観に行くことに。新宿のバルト9という新しく出来たシネコン(日曜日でも深夜上映しているのだ)で『オーシャンズ13』。『12』<『13』<『11』▽ギュウギュウ詰めの日曜日。

9月6日の断片

▽午前中から会議。某特番の会議前の雑談。フリーのディレクターが先輩のフリーのディレクターに「○○さんはギャラの価格破壊をするから自分も安く受けざるを得ない」「もうギャラの額を気にするような時代じゃない」と言い合ってるのには笑った。ふと思ったが、ここってシビアな世界なんだよな、実は▽いよいよ収録が迫った特番の会議をいくつか渡り歩き、急遽、会議が一本休みになったので慌てて映画を観に行く。『レミーのおいしいレストラン』。ピクサーアニメは新作が出る度にすぐに観に行ってるのだがこの夏は時間がなさ過ぎてずっと観たくてウズウズしてた。やっぱり、ピクサーにハズレなし。今回も理屈無しに面白い。幼い頃の原体験がすべての源になっていると思っているが、最上級の美味しさを表現するためにその原体験が巧みに使われていて感心。いくら台詞に「おいしい」と書いたって、その感動は共有出来ないのだし。関係ないがピクサーって毎回、本編の前にショートフィルムがあるが、あれって落語の枕みたいな役割があるんだなぁとあらためて気付いた▽その後、いくつかの会議を渡り歩き。そのうちのひとつが旧知のDとの企画打ち。また自分の体験をベースにした企画を思いつき、テンション上がる。これ、実現すると面白いんだけどなぁ▽深夜3時、帰宅して、風呂を沸かしていたらまたしても爆睡。また沸かし損。

8月31日の断片

▽会議が一本休みになり、二本の番組の台本書きの時間に充てる。スタッフが優秀か否かで台本書きにも影響が出る。スムーズに書ける台本と、そうではない台本。こうも違うとは▽台本書きを終え、会議までに時間があったのでDVDで映画を観る。『イカとクジラ』。夫婦間の不和が子供たちに影響を及ぼすという普遍的な問題を必要以上に感傷的にならず、シニカルに描いてて好感が持てる▽最後の会議を終え、深夜3時、帰宅▽夏が終わった。早かった。毎年早く感じるが、今年は特別だ。本当に早かった。そんな八月の最後。遅ればせながら桑田佳祐ソロ『風の詩を聴かせて』を購入。ギリギリ八月中に聴けてよかった。そう思わせる、夏の名曲。夏の終わりをしみじみと感じる。

8月28日の断片

▽某番組の演出が転倒して怪我をしたので急遽、会議が休みに。大事には至らなかったようでひと安心▽中途半端に時間が空いてしまったので、70分程度の長さだったジブリ映画『海がきこえる』を観る。後輩作家から強く薦められていたのだが、それほど感情移入出来ず。『時をかける少女』を観る前にコレを観ておけばまた観終えた感想も違ったか▽深夜、会議を終え、台本書き。怒濤の特番収録月。今月さえ乗り越えれば、夏休みだ。って、夏じゃないか。

7月8日の断片

▽朝から一歩も外に出ず、『苦情の手紙』の構想。2人芝居を3人芝居にして欲しいというオファーなので、頭を悩ましている。煮詰まるとDVDで映画。その繰り返し▽ウディアレン『僕のニューヨークライフ』を観た。ウディアレンがつくると魔性の女も愛らしく見えるのが不思議。魔性の女はやっぱルコントだな▽続けざまにもう一本。『ラッキーナンバー7』。謎解き部分までをどう観るか。『ユージュアルサスペクツ』を彷彿とさせる▽台本の糸口が少し見えるもそこからどう一本の作品に繋げるかで苦渋▽深夜、ドリューバリモア主演の『2番目のキス』を観た。『25年目のキス』『50回目のファーストキス』にかけて、この邦題なんだろうけど、まったくもって内容と関係なし。酷い邦題。内容は、実際に起きたメジャーリーグの戦歴が奇跡的に絡み、ドキュメントっぽい大団円に。架空のお話にこういうカタチでリアリティが加わると面白い▽気付くと朝方。一日は早い。

7月7日の断片

▽『シュレック3』を観た。前2作はマイノリティだからこそ、アンチでシニカルな笑いが効いていたが、今回はその良さが消えて、上滑り。残念▽ヒルズのTSUTAYAで、またもやT部長こと、土屋さんにバッタリ。五年間一度も見かけることはなかったのに。そういうことってある▽今週の『R30』は“夜回り先生”こと水谷修氏の講演。氏に送られた生徒からのメールに「リスカ」という文字。“リストカット”が省略言葉になっていることに驚く。それほど身近な言葉になっていることを知り、愕然。

7月2日の断片

▽土曜に放送された特番「キレイ(仮)」が高視聴率で朝からテンション上がる。放送中、光浦が言い放った名言「キレイになるって恥ずかしいことじゃないんだね」。番組コンセプトを端的に現してて感心▽特番の会議で日テレに行ったら、久しぶりにT部長こと、土屋さんとバッタリ。実に五年ぶり。開口一番、「おお、生きてたかぁ」。相変わらずだ▽会議が早めに終わったので、慌てて渋谷パルコへ。で、映画『キサラギ』を観た。最高。くだらなくて、緻密。自分が最も好きなパターンのコメディ映画。映画を観ながら声を出して笑うことはめったにないが、4回も声を出して笑った。中でも香川照之に笑わされた。『ゆれる』の凄まじい演技といい、ホント、スゴイ俳優だ▽観終えて、映画を反芻しながら余韻ドライブ。こんな時間がとても楽しい▽さらに、佐藤多佳子『一瞬の風になれ』の第3部をようやく読了。今年の本屋大賞作品。陸上部出身なので(と言ってももう二十数年も前のことだが)試合のくだりは実に面白く興奮しながら読んだ。てか、全三作読み終えるのにどれだけ時間かかってんだ。

6月30日の断片

▽朝起きて、昨日の台本書きの続き▽途中、恵比寿のガーデンホールで上演中のさまぁ〜ずライブへ。さまぁ〜ずの面白さって独特な言語感覚に二人のキャラクターがのっかった面白さなんだよなぁ。だから真似しようにも真似出来ない。終演後、楽屋に挨拶。いつになく動きが激しいコントがあるので、かなり疲労していた。さまぁ〜ずも実はもうおっさんだ▽その後、すぐに家に戻って台本書き。なんとか締め切りに間に合わせ、メール。そして慌てて、仕事へ▽25時、帰宅。風呂入って寝ようかと思いつつ、台本書きを終えた解放感も手伝って、映画を観た。『デート・ウィズ・ドリュー』。大ファンのドリューバリモアとデートがしたいという一般人の強烈な想いを追ったドキュメント映画。詳述は避けるが、ドキュメントの本質はやはり“顔”にある。『リトルミスサンシャイン』に引き続き、とてもイイ映画に出会った▽さらに勢いづいて、今日放送された特番のオンエアチェック。思いつきで盟友PDに送ったメールがキッカケで生まれた企画。女芸人たちをオンナとして真正面から捉えた美容番組『キレイ(仮)』。照れながらも時折見せる女の“顔”が新鮮。ま、数字はどれぐらいいくかわからんが▽ありゃ、今日で6月も終わりか。早過ぎる。

6月26日の断片

▽テレ朝で会議が終わり、時間が空いたのでそのまま六本木ヒルズで『プレステージ』を観た。クリストファーノーラン監督ならではの時系列を組み替えた構造に混乱しながらも結末に向かうにつれジグソーパズルが完成するかのように理解できてくる。ただこの物語を成立させるために非現実的な装置を取り込んだことをどう捉えるかで評価が分かれそう。個人的にはすべて“マジック”であって欲しかった気が。

6月25日の断片

『リトルミスサンシャイン』を観た。前評判に違わず、いい映画だった。崩壊寸前の家族が立ち直っていく様をこんなカタチで描くそのアイディアに感服▽自分発案の企画『勉強してきましたクイズ!ガリベン!』が思いがけず高視聴率でひと安心。これで2勝1敗▽台本を書いてたら、朝方に。やばい、明日は早いのに。

6月18日の断片

▽朝8時半、千歳空港を出て、羽田に到着したのが10時。一旦、帰宅して一本書き仕事を済ませて、11時半から会議▽一本会議がなくなったので、やっと『監督、ばんざい』を観た。この“迷い”も歴史の一頁▽高須さんのブログを見て、驚いた。自分も同じ写真を撮っていた。しかも、日付を見ると6月14日。ずっとあのままだったのか。てか、共に40歳オーバーの独身、何をやってんだか。

6月14日の断片

▽急遽、予定が変更になり、慌てて映画『大日本人』を渋谷に観に行く。感想はあれだけ情報をシャットアウトして公開した作品、先入観にも繋がるので省略▽帰宅して台本書きを1本済ませてオンエアチェックしてたら、ソファーで爆睡。疲労が溜まってるのが、手に取るようにわかる。

5月4日の断片

▽会議が奇跡的に全部休みになったが、ずっと家で台本作業▽テレビの台本やりつつ、6月公演の台本直し。一度完成した台本に手を入れるのは実は新しく台本を書くのとは違った大変さがある。難渋気味▽24時、気分転換に六本木ヒルズで映画。ココは週末になると深夜もやってるから便利。『スパイダーマン3』。ま、CGはスゴかった▽深夜3時、帰宅。日に日に寝る時間が遅くなっている。マズイ。

4月30日の断片

▽昨夜、なかなか寝付けず、開き直って映画『僕の大事なコレクション』を観た。過去は消し去ることは出来ないもの。“コレクション”が意味深なメタファー。お気に入り映画の一本に▽一本会議が休みになり、同じく休みになったという高須さんと街に出て昼飯。いつの間にやらゴールデンウィーク、恒例。食べながら仕事周辺の話。毎度のことながら刺激になる▽最後の会議を終え、6月公演の準備。煮詰まり、映画。気分転換という名の現実逃避。『セクレタリー』。変態純愛映画。コレ、個人的には笑い系の映画に分類。変態も笑いも似てるんだよな、結局。これまたお気に入りの一本に。気に入る映画に出会うのも、運だ。徐々に、映画運上昇▽ありゃ。もう四月が終わってしまった。

4月29日の断片

▽6月公演の準備をしつつ、DVDを観たりして過ごすゆったりとした日曜日▽予約録画してあったNHKBS『尾崎豊15年目のI Love You』を観たが、あまりの演出のヒドさに呆れた。貴重なライブ映像をベースにしているのに、まるでカラオケ特番のように目障りな歌詞テロップを出すという無神経ぶり。制作サイドは歌詞を出すことが貴重映像を台無しにしてしまうことに何故気付かなかったのか。しかも、アナウンサーが「尾崎さんはライブになるとオリジナルとは違った歌詞を歌ってしまうことがあります。今回はライブで歌われた通りに歌詞を出すので正しい歌詞と違っていてもご了承下さい」と、わざわざまぬけな説明。なのに、その歌詞テロップ自体が間違っていた。さらに、生放送だったこの番組、視聴者からFAXを募集し、それをライブ映像の合間に紹介するのだが、その演出がまたヒドかった。照明を落としたスタジオでゲストの松田美由紀と原田龍二がさながら朗読っぽく情感込めてFAXを読むというナルシスト演出。驚いたのはその直後。カメラ前にアナウンサーとアシスタントがすっと現れ、「その他にもたくさんFAXが届いています」と普通に他のFAXを読み始めたのだ。じゃあ、今まで情感込めて読んでたのは何だったんだ。その前に情感込めてFAXを朗読すること自体、まぬけに映ると何故判らないのか。その他いろんなことが中途半端で、観ていて段々ムカムカしてきた。せっかく貴重な映像がたくさんあってもっと心に響く番組に出来たろうにホント勿体ない▽さらに、昨日元劇団員から勧められた映画『カンパニーマン』を観る。『CUBE』の監督だが、今回も人間不信に陥る設定と展開が面白い。ただ細部の設定が緩いので今イチ心に響かず▽そんなこんなで、あっと言う間の休日。稽古初日まであと一週間。そろそろ台本を仕上げないと。

4月19日の断片

▽移動中、某所のタリーズに立ち寄り、ほぼ毎日飲んでいるアサイーヨーグルト(ソイミルクがメニューから無くなったのは何故だ。どっちかってとソイのほうが好きだったので残念)を注文すると、店員が「お召し上がりですか?」と尋ねてくる。一瞬、何でそんなことを聞かれたのかわからなかったので、「え?」と聞き返すと、再度、「お召し上がりですか?」と繰り返す。召し上がるから頼んでるのだ。何を判り切ったことを聞くのかと思い、逆に「どういうことですか?」と質問すると、「お持ち帰りですか、それとも店内でお飲みになりますか」と、明らかにムッとした空気で言い直す。だったら最初っからそう聞けよ。どうやら、「お召し上がりですか?」とは「店内でお飲みになりますか?」ということらしいのだが、その聞き方でそれを読み取れというのは乱暴な話だ。せめて「こちらで」を付けるとかしないと判りっこない。てか、何でムッとされなきゃなんないんだ。「お召し上がりですか?」という聞き方はタリーズの決まりなのか?それとも、店員がバカなだけなのか▽会議が一本無くなったので、その時間を利用して台本を書くつもりが、衝動的に映画を観に行ってしまう。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ツォツィ』。シンプルというか、素直というか、この物語展開に物足りなく感じる人もいるかもしれないけど、個人的には好きな類の作品。アフリカの『シティ・オブ・ゴッド』とか言われてるけど、それは現象だけで、根幹はまったくもって違う映画。ここんとこ、観る映画、観る映画、ずっとハズレ続きだったがようやく当たりに出会ったカンジ▽作家仲間の高須さんが上梓した『あまりかん。尼崎青春物語』を読了。高須さんの原体験と原風景が詰まった青春エッセイ。言ってみれば、“アメリカングラフティ”ならぬ“あまりかんグラフティ”だ。同じ世代なので、所々、自分とオーバーラップさせつつ、最後は…。とても、らしさが滲んだイイ本だった。

4月17日の断片

▽急遽、奇跡的に会議が全部休みに。前もって判っていればそれなりに時間を有効的に遣えたかもしれないが、ひとつ、またひとつ、中止を知らせるメールが届き、結果、丸一日休日に。なので、書き仕事をしつつ、気分転換に映画を観る▽『ドッグデイズ』は情欲渦巻く群像劇だが、今イチ心に響かず。『SAW3』は、『SAW』の設定に後付けられた背景が邪魔。謎解きを阻むかのように処刑理由を曖昧にしてたところが観る者を不安にさせてたのに。ま、完結編だからこうしないと終われなかったんだろうけど▽途中、映画を挟んでいるので台本を書き終えると、深夜3時。時間の遣い方が上手いんだか下手なんだか。

4月8日の断片

映画『キトキト!』を観た。舞台となっているのが珍しく富山県だからという単純な理由で。タイトルの『キトキト!』も富山弁。イキがいいとか元気とか新鮮とかそんな意味。他の出演者の富山弁には違和感を感じずにはいれなかったが、大竹しのぶさんだけには感心。この富山弁の微妙なニュアンス、よく覚えたなぁ。さすが。

4月2日の断片

▽作家仲間の鮫ちゃんも自身のブログ(4/1)にも書いてたが、今、三船美佳がかなりイイ。以前から、勘がよくてスタッフサイドに立った仕事ぶりに好感をもっていたのだが、先週、収録した特番でも、その完璧な仕事ぶりに久々に唸ってしまった。例えば、特番や新番などまだカタチがしっかりしていない段階で企画を成立させてくれるような、信頼できる仕事人タレントが数人いるが、最近の彼女は確実にそのうちの1人に入る。今後、仕事急増するだろうなぁ▽知人に強烈に勧められ、『RIZE』をDVDで観る。コレ、題材はスゴイのに、ドキュメンタリー作品としてはお粗末。起きてる現象繋げてるだけだもんなぁ。勿体ない▽深夜、仕事を終えて、帰路につくも、ダラダラと車を走らせながら、今日Amasonから届いた新譜、『フリーソウル・E/W&F』を聴き始める。いかにも、70年代な。

3月27日の断片

▽特番の収録に立ち会う。『親孝行プロジェクト〜人生で一番恥ずかしい休日〜』。ここ数年、正月とお盆には両親と共に温泉で過ごしているのだが、自分としては、温泉町(宇奈月温泉)に生まれ育ったのだし、せっかくの休暇、自分の部屋もない実家で過ごすよりは温泉でゆっくりしたほうが体も休まるからという理由なのに、周りからは「親孝行してエライ」と言われる。そんな自分の体験がベースとなって生まれた企画。久々に「ビフォーアフター」のスタッフでやった。MCも所さん。音楽は松谷卓さん。改善点は多々あるが、ただ三原じゅん子さんのお母さんの言葉にグッときて、視聴率関係なくやった甲斐があったかと思った。4月8日(日)19時からテレビ朝日系で放送予定▽最後の会議を終え、新しいテレビが届く予定だったので会社に立ち寄り、確認。断然、見やすい。まだまだ模様替えは続く▽帰宅して、映画を観る。久しぶりに韓国映画。以前、ある番組Pが面白いらしいと話していた『B型の彼氏』。感想。観なきゃよかった。凡庸なラブコメ。韓国映画は後半どんでん返しがあるのでそれを期待しつつ観ていたら何もなく終わってしまった▽植木等さんのご冥福をお祈りします。合掌。

3月26日の断片

▽朝早めに起きて、台本やら企画書やら。すぐに時間切れ。会議の合間に仕上げてメール▽夜の仕事が急遽、無くなり、思いがけず18時前に体が空いたので、映画鑑賞。渋谷Bunkamuraにてロバートアルトマン『今宵、フィッツジェラルド劇場で』。昨年81歳で他界。これが遺作となった。最後、劇場が取り壊されるシーンが暗示めいていて。鑑賞後、全編に流れるアメリカーナを収めたサントラを買う▽劇場を出てもまだ21時だったので勢いづいてもう一本。観れる時に観とかないと。ヒルズにてようやく『不都合な真実』を観た。講演会だけでこれほど持たせるとは。勉強なるなぁ▽でもさすがに続けざまに映画2本は疲れた。

2月20日の断片

▽朝、起きて散歩。途中、おにぎり屋さんで鮭おにぎりとみそ汁を買って食べる▽会議が急遽無くなったので、その時間を利用して映画を観る。ソフィアコッポラ監督『マリーアントワネット』。女性の主観で撮られた映画。男の自分が感じるこの“物足りなさ”は確信犯か。この“物足りなさ”をどう解釈するかによって評価がわかれるんだろうなぁ。女性はこの映画をどう観るのでしょうか▽その後、会議を渡り歩き、深夜まで。最後の打ち合わせで、深夜なのに甘いお菓子を食べてしまい、後悔。先週69キロを切った体重がまた70キロを超えてた▽iTunesで一足早くCharaの新譜『UNION』を購入。そういえば先に発売されたシングル『FANTASY』のカップリング曲、『Yes-No』(オフコースカバー)がいい。ま、世代的に。

2月18日の断片

▽東京マラソンのため都内が渋滞すると言われていたので、早めに家を出たが拍子抜けする程、道が空いててあっと言う間に目的地に到着。特番会議。しかし、総合演出が東京マラソン混雑に巻き込まれ1時間も遅刻。日曜日だというのに時間の無駄遣い▽会議後、『語り女たち』の稽古。高橋真唯さんと。「違う話」と「あむばるわりあ」という短編を細かく設定を確認しながら繰り返す。勘がいいので指示するとすぐに反映されるのでやりやすい。どうでもいいことだが、かなりの年齢差があるので机を挟んで向かい合って本を読んでるとまるで勉強を教えてる親父と娘だ▽稽古後、昨日から公開されてる『ドリームガールズ』を観た。ザ・アメリカ映画。アカデミー賞助演女優賞候補になっているジェニファー・ハドソンの歌がスゴすぎ。ストーリーとは関係なくその歌声だけで涙腺が弛んでしまった。きっと、アカデミー賞、獲っちゃうな、彼女。この手の映画が好きだということもあるが、今のところ2時間があっと言う間部門、今年一位。

2月16日の断片

▽最後の会議が予想外に早く終わったので、まつり湯に行こうか迷った挙げ句、帰宅してDVD。ジムジャームッシュ監督『ブロークンフラワーズ』。ビル・マーレイ、この役に適役か?

2月12日の断片

▽最後の会議が予想外に早く終わったので、これまたやっと『間宮兄弟』を観た。ドラドラの塚地君、数々の映画新人賞を受賞したみたいだけど、確かにとてもいい。映画自体も何だか不思議な映画だったなぁ。『の・ようなもの』が観たくなった▽トイレ本だった、吾妻ひでお『逃亡日記』読了。明らかに『失踪日記』の便乗本。読まなくてもいいと本人も中で言ってるが、ほんとに読まなくてもよかったような気がする▽仕事の合間に、劇団員がやってるミニFM局のジャズ番組のために選曲。もう一年半以上、毎月選曲し続けてるが、今月はやっと世界初CD化されたローズマーフィ『ノット・チャ・チャ・バット・チ・チ』の中から一曲。

2月11日の断片

▽『語り女たち』の舞台美術と照明の打ち合わせ。今回は劇団から離れた外部のプロデュース公演だが、舞台スタッフは劇団公演でもお世話になっている人たちに依頼。共通言語があって、方向性を示せばそのベクトルで膨らませてくれる人たちだ。実はこのことはとても重要で、ベクトルを無視したズレたアイディアをいくら出されても困るし、自分の指示通りだけで新たなアイディアがないのも物足りない。そういった意味ではとても信頼している二人。今回もちょっと楽しみな舞台美術&照明になりそうでテンションが上がる▽その後、特番会議。演出と話ながら番組の細かい設定の詰め。番組名も正式に決まったが、割と気に入ってるタイトル。『人生で一番恥ずかしい休日』。書いていいのか。いいか。内容はまだ明かせないけど▽夜、約一年遅れで『かもめ食堂』を観る。フィンランドの森に行ってみたくなった▽明日19時からは『全国一斉人間関係力テスト』

2月4日の断片

▽打ち合わせと打ち合わせの間が1時間ぐらい空いたので、久々に西麻布のzabooへ。ここに来るためだけに西麻布にやって来たと思われるカップル&女性団体多し。日曜日の午後、そんな時間の過ごし方をするのだなぁ▽打ち合わせを終え、川崎大師へ。後厄の厄払い。厄年最後の年ということもあり一昨年より倍額の料金支払ったら、待遇がいいので驚いた。待合室に通され、お茶は出るわ、お菓子は出るわ、御祓いの後にもお札以外にお土産をもらうわ、扱い方が段違い。金額によってこうも違うとちょっと複雑な気持ちになる▽御祓いを終え、まだ仕事モードな感じでもなかったので、映画を観に。やっと『フラガール』を観た。約半年遅れ。都内で唯一上映してたのは下高井戸シネマという地味な映画館。感想。評判通り、蒼井優の映画。演技もさることながら、フラダンスの巧さに驚いた▽夜、日曜日だというのに、なか卯で親子丼。何だ、その食生活▽帰宅後、『語り女たち』を読みながら、構想を練ってたら、あっと言う間に、深夜3時。

1月27日の断片

▽『メモリーズ』(作・妹尾匡夫 演出・山田和也 於シアターアプル)という舞台に招待して頂き、観劇。色んな要素が詰まった青春群像劇。終演後、作家の妹尾さんと久々にご対面。昔、番組で一緒だったのだが、今やすっかり劇作家▽仕事を終え、周防正行監督の11年ぶりの新作『それでもボクはやってない』を観た。痴漢冤罪を扱った社会派映画。途中、竹中直人さんが出てくるのだが、いつもこの人をどう制御しているかに注目してしまう。結果、周防監督、さすが▽昨日、タワレコで買ったCARLA BRUNI(カーラブルーニ)の2nd『NO PROMISES』がジャケットも含めてとてもイイ。

1月20日の断片

▽土曜ワイド劇場の「混浴露天風呂」シリーズが今日の放送で最後だったらしい。毎回、女性の裸体が出てくることが売りのドラマだったが、今日でシリーズファイナルということで最後の最後までやりたい放題。火野正平(昭和のプレイボーイ)が露天風呂で裸の女性と戯れながら、「ファイナル〜!」と叫んでた。しかもドラマのラストにはこんなテロップが。笑ったなぁ。ま、ちゃんと見てた訳じゃないけど。(こういう時、3週間分丸撮りのビデオステーションは重宝)それにしても今の時代、テレビに裸体が映るだけでドキッとするなぁ。てか何でドラマだといいんだ?▽『バガボンド』の井上雄彦のDVD『DRAW』を観た。タイトル通り、ただただ絵を描いているところをリアルタイムで延々撮影しているだけのDVD。言ってみればこれもメイキングドキュメント。収められているのはテクニックでもドラマでもなく、恐ろしくストイックなまでのマンガを描く「時間」。漫画家のどんなドキュメントよりも、これを見るだけでマンガの見方が変わる、そんな一本▽さらに、謎の死を遂げた伝説のAV女優、林由美香のカルト映画『由美香』の特典映像含めてやっと全部観た。当時、日本列島縦断不倫自転車旅行というAVにしては壮大な企画で話題になったが、その裏には没落するアイドルの悲哀とそんな彼女に献身する男の痛々しさが。AV版『サンセット大通り』。ま、そんな大層なものじゃないか▽そして、『24』シーズンⅤ、観了。予想外の展開とスケール感という観点でいえばシリーズでは一番かも。ただ個人的にはシーズンⅣの方が好きかも。てか、Ⅴのラスト、シーズンⅥへの布石となるシーンが。まだ続くのかよ。

1月10日の断片

▽今日も自宅療養。が、夜、どうしても動かせない大きな特番の台本打ち、しかも作家は自分1人なので、やむを得ず出席。やっと仕事始め。久しぶりに長く人と喋ったのでテンション上がる▽『24』シーズンⅣ、観終える。今のところ、シーズンⅠを別にしてシリーズ最高傑作。

1月9日の断片

▽かなり快復。ただ医者には2、3日、外出は控えるように言われているので、会議を全部休んで自宅療養▽『24』のシーズンⅣ、観始める。物凄く面白い。

1月3日の断片

▽朝起きて首から肩にかけて物凄く痛いので、いろんなことを諦める。まず、旅行。ホントは今日からぶらり国内旅行に旅立つつもりだったのだ。あと、買い物。旅行を早々に諦めたので、午後からゆっくり買い物に行こうと思っていたのだが、首を動かすと激痛が走るのでそれも諦めた。そんな訳で、今日は『24』のシーズンⅢ(まだ見終えてなかった!)の続きと、『お笑いウルトラクイズ』(11年ぶりのこの特番で一番得をしたのは結局、山本モナだな。バラエティ的にかなり有りなキャラ。今年仕事急増するな、きっと)を観て終わってしまった。

11月26日の断片

Dscf2588▽朝早く起きて朝食を食べ、今日提出の台本書き&企画案。旅先で仕事をするのは決して嫌いではないので、温泉に入りつつ、優雅な気分で仕上げる。が、メールで送ろうとしてピッチを忘れてきたことが発覚。仕方ないので部屋の電話コードをつないで送ろうとするがネットに繋がらず四苦八苦。そうこうしているうちに締め切り時間が迫ってきたので、わざわざ別府市まで出てネットカフェを探す。が、ない。漫画喫茶もない。何もない。こんな寂れた街だったとは。しょうがないので、LAN設備が整っているビジネスホテルを探し、事情を話して何とか送信。ホッとひと安心▽宿に帰る途中、金隣湖近辺を散策し、宿に戻って、再び深夜まで『24』三昧▽心待ちしていた矢井田瞳の新譜『IT'S A NEW DAY』。機内で読んでいた雑誌で発売されていることを知り、別府市の小さなCD屋さんで購入。しばらくはヘビーチューン。

11月25日の断片

Dscf2586▽午前中会議を1本済ませて、羽田空港へ。実はこの週末に予定されていた会議がすべてなくなったので急遽温泉行きを決意。今回は以前から一度は行ってみたかった湯布院。芝居も終わり、秋晴れの中、清々しい気分で羽田空港へ車を走らせ、一路、大分県は湯布院へ。で、到着したら土砂降り。九州は俺のことを嫌ってるのか。ま、元々出歩くつもりはなかったけど。でも気分は萎える。そんな訳で、19時に今回の宿、旅亭・田乃倉にチェックイン。夕飯を食べて、温泉に入って、深夜遅くまでずっと『24』シーズン2を観まくる▽写真は「ビートルズ最新作」と謳っている『LOVE』。一応、聴いてみたが、コレ、そんなキャッチに騙されて買うと落胆するかも。今、ウィンラスベガスでやっているシルクドソレイユの最新作用のサウンドトラック。

11月21日の断片

Pink_4▽午前中から会議を3本。最後の会議を中座して18時劇場入り。既に劇団員たちは集合しているのですぐさま小返し。転換部分を軽く変更。そして、ストレッチ。今回は時間がないので10分バージョン▽本番、その回によって笑いの数が大きく違うのは何なんだろう。出来に大きな差がある訳でもないのでこればっかりは永遠の謎。観客が違うからといえばそれまでだが▽終演後、会議。温めている企画3本のうちの1本をさらに温める作業。殻を破って産まれるか▽深夜2時、帰宅。今日届いた『TRACE OF THE BLUES BROTHERS ARTIST LEGEND』を観る。ジョンベルーシのハチャメチャなエピソードに笑う。久しぶりに『ブルースブラザース』を観てみたくなったが、公演後は『24』を観るのだ。そしてその後は『北の国から』(まったくの未見)。

9月20日の断片

Dscf2160▽ブラジル音楽の名盤。カルトーラ『愛するマンゲイラ』。30年以上も前の録音。カルトーラ、69歳。すごいジイさん▽会議がなくなり慌てて映画へ。先月から観ようとして見逃し続けていたウッディアレンの『マッチポイント』。感想は略。ワンアイディアで映画が撮れる羨ましい監督。71歳。これまたすごいジイさん▽夜、ビフォーアフターの音楽を担当していた松谷卓さんのライブへ。類い希な作曲家。美しい曲を堪能。終演後、ご挨拶。

9月17日の断片

Dscf2344▽Emilie-Claire Barlow『Like a lover』。ジャケ買いが的中。カナダの女性ジャズボーカリスト。リッキーリージョーンズを彷彿とさせる歌声はかなりの好み。今年聴いた女性ボーカルものの中でも上位にランク。スタンダードナンバー「On the sunny side of the street」が出色の出来▽『殺人の追憶』のポンジュノ監督の新作『グエムル』を観た。ラストに論争が巻き起こってるようだが、自分はハッピーエンドとして見た。公開中の映画だし詳細は略▽そしてもう一本、前々から観たいと思いながらも観逃し続けていた細田守監督『時をかける少女』をようやく。レイトショーだったがほぼ満席。感想はこれまた公開中なので詳述するのは避けるが、恋愛の産声が描かれた傑作。これ、かなりいいかも。原田知世主演のものも観直してみたくなった。観直さないけど。

8月20日の断片

▽来月後輩の作家が結婚するのだがその披露パーティで流すVTR用のロケに立ち会う。ある意味、貴重な体験。結婚っていろいろ大変だ▽夜、五反田のゆうぽーとでマシューボーン振付・演出『シザーハンズ』観劇。あの物語をダンスで描く。関係ないけど、この劇場で過去何度かコンサートやミュージカルなどを鑑賞してるが、あんまり好きじゃないなぁ。厚生年金会館もそうなんだけど、客席と舞台との一体感がない。何が違うんだろ▽必要があって、大林宣彦監督『さびしんぼう』を観る。尾道、いいトコだなぁ。一度は行ってみたいが、今も変わらずいいトコなんだろうか▽体は随分楽になったものの、喉の痛みは依然として続き、夜になって声も出なくなる。タチ悪いな、今回の風邪は。

8月2日の断片

テリーギリアム監督『ローズ・イン・タイドランド』を観た。物凄く悲劇的なはずなのにとても喜劇的。悲壮感のない少女が徐々に狂気の存在に見えてきて不気味▽恩田陸『チョコレートコスモス』読了。ここ数日で一気に読む。それだけ単純に面白かった。恩田陸版「ガラスの仮面」▽吉祥寺にあるCHACHAHOUSEというライヴハウスで知人のジャズボーカリスト五十嵐はるみさんが結成したユニット「BLUES ANGELS」のライヴを観た。数年ぶりに彼女の“エンジェルボイス”を堪能。終演後、メンバーの方々から先日寄稿したコメントのお礼をされて恐縮。配布されたチラシのコメントを見ると伊東たけし、上田正樹、南佳孝、押尾コータローなどそうそうたる面子に混じって自分の名前が。誰だよお前って感じ。

7月30日の断片

▽今、個人的に注目度が高い書家、柿沼康二氏のドキュメントをまとめて観た。一回性の奇蹟を創り出す芸術家の理論は実に興味深い。今度、自分が担当する対談番組に出て頂くのだが今から放送が楽しみ▽渋谷アミューズCQNで西川美和監督『ゆれる』を観た。“ゆれる”のは、ギリギリのところで均衡を保っている状態だからこそ。詳述は避けるが久々に読み取るタイプの映画。満席の劇場内の空気がずっとしんと静まりかえっていたのが印象的。今年公開の邦画では確実に3本の指に入る傑作▽映画を観た後にタワレコへ。どこのCDショップも夏特集。夏になると決まって聴きたくなるジャズ系のCDがある。「MARC JOHNSON/THE SOUND OF SUMMER RUNNING」「Cameron Pierre/FRIDAY NIGHT」。どちらもギターメインのフュージョン。最近はスムースジャズとも言われてるな。あとは最近購入したものでは「熱帯JAZZ楽団」も夏っぽくて車内でよく流れてる。毎月大量に買うCDの中でハズしたものはまとめて中古CDショップに売っているが、これらは生き残った保存盤。あ、保存盤だけを資料用に記録していけばいいのか。ま、きっとそのうち面倒臭くなるんだけど。

7月29日の断片

▽不可解なのは、劇団員のいんげんの眉毛だ。今日、11月公演の宣伝用の写真撮影があったのだが、いんげんの眉毛が広がっていることに気付いた。つまり、どんどん増殖していってるのだ。眉毛が伸びるという人はいるが、広がる人はそうはいない。このまま放っておくとそのうち顔面眉毛だらけになる▽オーチャードホールにて広東雑伎団『アクロバティック白鳥の湖』を観劇。男が広げた両腕を綱渡りするように爪先立ちで移動するバレリーナ。男の頭上で爪先立ちして踊るバレリーナ。マシューボーン演出など過去にいろんな『白鳥の湖』を観てはいるがバレエの範疇を越えた数々の離れ業に感服▽さらに宮崎吾郎監督『ゲド戦記』を観た。あんなスゴイ親父を持つと息子としては大変だ。映画は主人公のアレンが父親を刺し殺す場面から始まるのだが、それも何やら意味深に見えて▽そして、今話題の斉藤寅『世田谷一家殺人事件〜侵入者たちの告白』を読了。これが事実だとしたらかなり怖い。いつもならドアの鍵を1つしか施錠しないのだが、読み始めてからドアチェーン含めて2つするようになった。

7月25日の断片

▽月曜日のワイドショーを見て驚いた。九州の豪雨が思っていた以上にスゴイことに。宮崎市内はここまですごくはなかったのでその映像に愕然▽同じ番組に生出演していた欽ちゃんも見た。これもスゴイことに。近年稀に見る壮大なコント▽DVDで『バタフライエフェクト』を観る。肝心な部分を曖昧にしてあるが、その曖昧さ故、想像力を掻き立てられる。特典映像に2パターンのエンディング。自分的には公開時に採用されたエンディングが好み。

7月15日の断片

▽ジャズシンガー、五十嵐はるみさんが新しいユニット「Blues Angels」を結成。8月に発売予定のデビューミニアルバムの宣伝用にコメントを依頼される。彼女はいつも自分が歌いたいものだけを歌ってる感じがして羨ましい。今回もそんな彼女の意向が伺えるポップアルバムでイイ感じ▽『殺人の追憶』ポン・ジュノ監督『ほえる犬は噛まない』鑑賞。いぬを食べる国。観るのがつらいシーン有り。主演のペ・ドゥナがやっぱりいい。決して美形じゃないのにかわいく見えるのはどういうわけだ。

7月14日の断片

▽チャン・ソヌ監督『嘘 LIES』を観た。自分たちの気持ちをうまく処理できずどんどんセックスに歪みが生じていく、その男女のどん詰まり感が痛々しい。これ、観る人によってはただの変態映画だと思うんだろうけど、実は変態になり切れないところが悲劇。にしても、韓国映画ってホントすべてにおいて濃厚だ。設定も極端なものが多いし。本来、自分的にはそういったものとは真逆のさらりと描いたもののほうが好みだが、今は、何ていうか、自分の感性がどんどんレイプされていく感じにハマってる▽茂木健一郎氏がMCを務める『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』を観る。今回は羽生善治氏。ホントは自分が茂木さんとやってる脳内神秘体験を探る番組のゲストに出演してもらいたいと思っていたので悔しい。直感にまつわる話などやはり羽生の話は実に興味深い。保存版。

7月13日の断片

▽若手劇団員たちとの夏期ワークショップ。今期は「戯曲を読む」ことに。ちなみに、“FRIDAYが何曜日か知らない”加藤は舞台に携わる身でありながら「戯曲」の意味を知らなかった。愕然。「台本のことだよ」と教えてやると、「じゃあ、台本でいいじゃないですか」と半分逆ギレ。ところでこの加藤、英語ばかりか漢字も知らない。「猫」という漢字が書けないことが判明し、「それでも27歳かよ」とツッコむと、「日常生活で、猫っていう字、書くことないじゃないですか」とこれまた半分逆ギレ。「ひらがなさえ書ければ、日常生活はさほど困りませんよ」と主張する。「じゃあ、ちゃんと五十音書けるのか」と疑うと、「書けますよ!」と自信満々に答えるので書かせてみたら、「ら行」が抜けていた。しかも、縦書きなのに左から書き出している。恐るべし、加藤▽深夜、韓国映画好きな方からのメールを参考に、パクヨンフ監督『純愛中毒』鑑賞。これ、主役がイ・ビョンホンだしタイトルだけを見るとただのアイドル映画にしか思えず絶対観る気が起きないが、結果、観てよかった。詳細はネタバレになるので伏せるが、この結末にはやられた。いい客だな、俺▽後輩作家から衝撃の報告。今年、二番目に驚いた。といっても、一番驚いたのは何だったか忘れたが、もっと驚いたことがあったような気がするので、二番目。報告を聞き、我が人生を思う。

7月12日の断片

▽ananの取材のためマガジンハウスへ行くと、入構手続きが必要になってて驚いた。てか、大出版社なのにこれまでスルーで入れたことの方が不思議か。引き出し上手な顔馴染みのライター。雑談のように楽しく話す。話していて自分はやはりマザコンだということに気付く。おばあちゃん子でマザコン。気持ち悪、俺▽家に戻るのも中途半端な時間だったので、作家仲間の鮫肌文殊の仕事部屋と言われている渋谷のルノアールへ。ビジネス室を借りて担当台本を一気に書き上げ、メール。たまにこんな場所で仕事するとはかどるなぁ▽その後、社員会を済ませ、閉店間際のタワレコへ。ここ数年、あてがある買い物はアマゾンで済ましているので、カッコよくいえば「音楽的出会い」を求めて。そんな訳で、試聴しながら衝動に任せてまとめ買い▽ここ数日、仕事に追われていたので、帰宅すると一気に開放感。映画を観る。先日久しぶりに『カイロの紫のバラ』を観て、これまた久々に『トップハット』を観直す。この映画で踊るフレッドアステアとジンジャーロジャースの名シーンが『カイロ〜』に引用されているのだ。コメディの基本形とも言える勘違いネタとアステアの華麗なタップダンス。好きな映画の1本▽さらに、カスペ。親子漫才特番。出演者全員の「照れ」がスタジオのテンションを否応なしに上げてて引き込まれる。スタジオの空気ってやっぱ伝わるし、大事。ダウンタウン松本さんとFUJIWARA原西のおかんに爆笑。

7月9日の断片

▽懇意にしているプロデューサーの結婚式に出席。結婚式の善し悪しは出席した人たちの“新郎新婦への想い”で決まると思っているが、会場には和気藹々とした祝福ムードが充満していて終始笑いの絶えない心温まるいい結婚式だった。新郎の最後の挨拶。開口一番「もう我慢できません!」と言って号泣し始めた場面に一同笑い泣き。気ままな独身生活を謳歌している自分に、結婚したいと思わせる、ホントにいい結婚式だった。末永くお幸せに▽帰宅して、特に急ぎの仕事もないので韓国映画タイム。この「断片」を読んでる韓国映画好きな方から、いくつかメールを頂き、その情報を元に購入したDVDを観た。1本目は『リメンバーミー』。時空を越えた設定が巧い。が、韓国映画の割には踏み込み方が軽めでちと拍子抜け。2本目が『浮気な家族』。多くの映画がセックスを単なる愛情表現として使うことが多いのに対し、セックスという行為を多義的に描いていて感服。他にもおすすめ韓国映画情報募集。

7月6日の断片

▽本日から若手劇団員たちとワークショップ開始。以前、どんなことをするのかと聞かれ、「夏だから毎回スイカを食べる」と答えておいたが、ホントにやると面白いので、まずはみんなでスイカを食べる。その後、今後の計画を話し合う。実はこの話し合うというのも役者にとっては大事な技術だと思っていて、とかく役者ってのは自分の意見に私情と感情をのっけて話しがち。私情は話を混乱させるだけだし、感情は議題の本質以外のところで人の感情を逆撫でする。だからそれらを排除し客観的に議題と向かい合うことが大事。若手劇団員にも、ことあるごとに「どうする?」と聞いているのだが、その辺りのことも身につけていってほしい。という訳で、夏期ワークショップのテーマも無事決定▽久しぶりに“FRIDAYが何曜日か知らない”加藤の話。ある仕事で、同じ劇団員と共に17世紀の陶器展示会に行った時のこと。撮影の合間に加藤が聞いてきたらしい。「今年って何世紀?」。27歳のオトナがそんなことも知らないとは驚かせる。さらに驚かせるのは「21世紀」と教えてあげた後の発言。「じゃあ、この陶器、四年前のか」。アホである▽そして、本日の韓国映画。『おばあちゃんの家』と共に、この「断片」を読んでる方から薦められた映画、『バンジージャンプする』と『オアシス』を観る。前者は設定の妙。一見ありがちな話にアレンジを加えて斬新な設定に。これ深刻なラブストーリーとして描いているが実は思いっきり喜劇的状況だ▽『オアシス』はよくもこの世界をここまでストレートに描いたものだと感服。偏見と先入観で社会的に疎外された男女の恋愛、のようなもの。オアシス。コメントではこの映画を「変態」としてたが、自分的にはこれを「変態」とは思わないのです。むしろすごく人間の真っ当な部分を突いてて納得しながら観ました。日本の同類な映画に『ジョゼと虎と魚たち』という名作があるが、これは韓国人のメンタリティがあってこそ出来た傑作。とにかく主演女優ムン・ソリの怪演が凄まじいことになってる。

7月5日の断片

『千年女優』を観た。伝説の女優へのインタビューをベースに、時空を越えたエピソードが再現されていく。最後の台詞はまさに「女優」らしい一言。その言葉はある意味、この映画のどんでん返しでもある。その一言があるのとないのとでは作品の意味合いが大きく違ってくる。凄みというか▽依然としてマイ韓国映画ブームは続いていて、本日はイ・ジョンヒャン監督『おばあちゃんの家』。おばあちゃん子だった自分としては、否応なしに自らの幼少時代を思い出す。すべてのおばあちゃん子だったオトナに▽本日発売の『TVブロス』に、「6人の放送作家と1人の千原ジュニア」の特集記事が。今月DVDが発売されるらしい。しかし、表紙に自分が写っているのは妙な気分だ。

7月4日の断片

▽テレビの会議を終え、劇団ミーティング。11月公演に向けた事務的な取り決め。終わったと思ったらもう次の準備だ。半年なんてあっと言う間▽急に思い立って『カイロの紫のバラ』を観た。数多いウッディアレン映画のなかで最も好きな作品。好きなのに、考えてみたら観るのは20年ぶりだ。ラストシーンのフレッドアステアのダンスを見つめるミアファローの表情だけは強烈に覚えていて、20年前と同様にジーンときた。映画史に残る名シーン。

7月3日の断片

▽急遽、会議が3本も休みになり、タナボタな時間が出来たのでDVDで『キングコング』を観た。CGの凄さに圧倒される。『ジュラシックパーク』を観た時もスゴイと思ったが、もはやその比ではない。動きや質感がリアル過ぎ。本当に存在しているかのようだ。どうやってニューヨークまでキングコングを運んだのかとか氷上で美女と戯れていて何故氷が割れないのかなどツッコミどころ満載な超豪華B級映画。「髑髏(どくろ)島」に入ってからはかなり面白いが、島に至るまでが登場人物の背景を無駄に描き過ぎていてちと残念。

7月2日の断片

▽青山スパイラルホールで、宮本亜門演出の朗読劇『ヴァギナモノローグ』を観劇。出演は東ちづる、野沢直子、内田春菊。以前、この戯曲を読んだ時はとても興味深い内容でありながらも、日本で上演するのは難しいだろうと思っていた。が、とても面白く観た。宮本演出に脱帽。さらに野沢直子の場を軽くするパワーも圧巻。「おまんこ」と連呼して笑いをとれる女優はそうはいない。詳細はまだ明かせないが、来年、外部で朗読劇を演出する予定なので、今回の舞台はとても勉強になった▽その後、六本木ヒルズでピクサーアニメ『カーズ』を観た。『トイストーリー2』と同じジョンラセター監督。若干納得のいかない部分はあったものの、2時間がホントあっと言う間だった。2006年「2時間あっと言う間選手権」今のところ第1位。

6月25日の断片

▽明大前にあるキッドアイラックホールにて、劇団員・山本の朗読ユニットさんだるの公演を観劇。今回は重松清『まゆみのマーチ』。大好きな短編だけに興味深く観た。観劇後、山本や演出の板垣氏とお茶。重松清の『その日のまえに』もいいらしい。『世界の中心で〜』以来、急増した“愛する人が死に直面する”という話なので、これまで読むのを避けてきたが、話を聞いていて読んでみようかと思い始めた。にしても、『世界の中心〜』の作者、片山恭一氏はとんと名前を見かけなくなったなぁ▽観劇後、同劇場内で開催されていた報道写真展を観る。広瀬隆一氏が責任編集を務める報道写真誌『DAYS JAPAN』が主催する『メディアは命を救えるか』という写真展。死というフレームで切り取られた写真ばかりなので、嫌が応にも心を震わされる▽そして今日は、昨日に引き続きキムギドク監督の作品を2本観た。『春夏秋冬そして春』は、湖に浮かぶ寺を舞台に達観した人生観を四季に準えて描く。これが『悪い男』を撮った監督かと思うような作品だが、かなり気に入った。そして、『青い門』。このタイトルは原題。邦題はヒット作『悪い男』を受けて『悪い女』という安直なタイトル。これ監督が知ると怒るんじゃないか。内容とまったくかけ離れてるし。ダメだなぁ、こういうの。売春宿を経営する家族が売春婦を受け入れていく様を描いた秀作。その宿の入り口が青く塗られた門。その門が様々なメタファーになっているので、タイトルはやはり『青い門』がいいのだ。

6月24日の断片

▽会議や打ち合わせなどを3連発▽ロケハンの際、AD君たちは、タレントの代役となりカメラ位置などの確認をすることが多く大変だが、『恋するハニカミ』のAD君たちは別の意味で大変だ。時に抱き合い、時に頬をくっつけ合ったりしなければいけない。今日もそんなロケハンのVTRを見ながらの打ち合わせ。今回はひとりのAD君が「女役」として判りやすいように裸にさせられていた。妙にリアルな胸。てか、そんなリアルはいらん。番組で女性タレントが裸になる訳ないんだし。担当Dはきっと相当なSだ▽キムギドク監督『魚と寝る女』を観る。この監督の愛欲表現は本当に歪んでいる。歪んでいるからこそ熱を発する。ただやはり初期の作品なだけあって、その辺りの表現が混沌としていて、『悪い男』『サマリア』ほどには震わされず。

6月23日の断片

▽韓国映画マイブーム。本日は買ったまま観ずにほったらかしになってたポンジュノ監督『殺人の追憶』を観た。実際に起きた連続殺人を元にした作品。緻密な脚本と緊迫感溢れる演出に唸る。韓国映画、恐るべし。本日、ワンクリックでまとめ買いしたDVDも届いた。早い。恐るべし、アマゾン。週末はさらに韓国映画三昧だ。

6月22日の断片

▽急遽 、今日の会議がすべて休みになり、思わぬ休日に▽ふと野菜ジュースを作ろうと思い立ち、久しく使っていなかったジューサーミキサーを取り出すと、どういう訳か、ヒビが入ってた。いつ割れたのか。まったく記憶にない。仕方ないので、渋谷のビックカメラに新しいジューサーミキサーを買いに行くと、後輩作家にバッタリ。家電を買う際、知人に会うと妙に気恥ずかしい。プライベートを覗き見られた感じがする▽帰宅して、早速、野菜ジュースをつくり、それを飲みながら、映画。昨日に引き続き、キムギドク監督の作品。『サマリア』。常人の理解の範疇を越えるギリギリの設定に唸る。どうやらこの監督の作品に自分は惹かれてしまうみたいなので、Amazonで過去の作品をまとめてワンクリック▽その後、台本書き。ジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏をゲストに迎えるトーク番組。ジブリファンとしては出演が決まって嬉しい限り▽夜、いつも舞台を観に来てくれる知人が出演している芝居を観劇。申し訳ないがその公演の在り方に憤りを感じる▽後輩作家から「今日、竹山さん(カンニング)のラジオがありますけど、遊びに来ます?」とのメール。深夜3時からの生放送。急ぎの仕事もないので、スタジオに遊びに行く▽朝4時過ぎ、終了し帰宅。今から、『ラストサムライ』を観る。が、最後まで睡魔に勝てるか心配。

6月21日の断片

▽急ぎの書き仕事もなく、打ち合わせが2本あっただけでかなり楽ちんな一日。映画を2本観た▽1本目は昨日に続きパクチャヌク監督の復讐三部作の一作目『復讐者に憐れみを』。やはり一作目だからか復讐モノとしてはストレートな作品で他の二作に比べると変態性が希薄▽2本目がスゴかった。キムギドク監督『悪い男』。思いっきり歪んだ純愛映画。恋愛モノって、最後の男女の収まり方が肝で、多くの場合、愛し合う男と女が結ばれるというハッピーエンドで観る者を安心させるのが常套の手法だが、この作品は収まりの悪いハッピーエンドで観る者の気持ちを最後まで揺さぶる。その収まりの悪さはラストだけではなく、全編を通して潜んでいてこの作品の大きな魅力。数ある恋愛映画の中でも個人的にはかなり上位に入る作品。韓国映画って、ホント、優れた作品が多い。冬ソナとか。観てないけど。

6月20日の断片

▽映画好きな作家仲間からの評判を聞いて、パク・チャヌク監督『親切なクムジャさん』を観る。『オールドボーイ』で話題になった監督の最新作だが、個人的には前作を凌ぐ復讐劇に鳥肌が立った。観終えてしばらく呆然としてしまった。久々に強烈な余韻を残す映画を観た。この監督、変態だ。こうなったら、復讐三部作の第一作目も観るしかない。

6月18日の断片

▽午後から劇団月例ミーティング。前回公演の反省や事務処理などを中心に。その後、次回公演に向けてのミーティング。あっと言う間に、21時▽22時、帰宅して早々、『宇宙戦争』を観る。一緒に観ようと何人もの知人に声をかけたが、『宇宙戦争』はあまり面白くないという評判が立っているためか、全員に断られてしまった。タイトルからスターウォーズのような派手な戦いが繰り広げられると思っていたら予想に反して人間のお話だった。宇宙からの侵略が起きた時、人間はどうなるかということが親子愛を軸に描かれている。戦争と題されていながらも、宇宙人の一方的な攻撃。地球人の攻撃力の無さにやきもきする。しかし、最後は意外な存在が地球を守ることになり、寸でのところで壊滅は免れた。周囲の評判は悪かったが、それなりに面白く観たのだった。

6月12日の断片

▽21時半からの会議がサッカー観戦のため24時に変更。3時間空いてしまったので、同志を募って、22時から我が家で『少林サッカー』を鑑賞。いつもなら客人を招かない主義だが、今日だけは四年に一度の特別な日。数年ぶりに観直したが、やっぱり面白い。最後のあの凄まじいゴールはバカバカしさを通り越して感動的だ。結局はそのゴールが決勝点となり、1対0で少林チームが辛勝。興奮しっぱなしの試合だった。

4月8日の断片

▽午前中から深夜まで会議。会議後、ヒルズで今日から公開の映画『プロデューサーズ』を観た。ブロードウェイで同作品を演出していたスーザンストローマンが振付、監督とあって、トニー賞を受賞した舞台と比べても遜色ない出来。自分的には本場で観た舞台がとにかくよかったので、その感動を越えることはなかったが、2時間飽きることなく楽しめた。残念なのが、演助のオカマ役がブロードウェイで観た役者じゃなかったこと。あの人(名前失念)にやって貰いたかったなぁ。

4月6日の断片

▽約一年ぶりに春物のコートを取り出して着たところ、ポケットにきれいな石が入っていた。これ、どこから持ってきたものなのか。まったく記憶にないので奇妙な気分に▽移動中、教習中のバスを目撃。「教習中」と掲げた自動車教習所の車は何度も見かけたことはあるが、バスは初めて。なんか物凄く危ないような気がする▽初めてコピーライトの仕事を依頼され、その初打ち合わせ。コンセプトを元に言葉を紡ぎ出す仕事。新鮮で楽しい▽次回公演の参考になるかと思い、ウディアレンの『メリンダとメリンダ』を観る。まったく参考にならず。てか、以前から同じ物語を「悲劇」と「喜劇」でつくるという構想は温めていたので、そういった意味では興味深く観る。が、自分が考えているものとは随分と違ってた。ウディアレンの「悲劇」と「喜劇」の定義付けは、ただの「笑い」だけではないことが伺い知れる。

4月5日の断片

▽完全予約限定の『マイルスディビス・アナログコレクション』が届く。マイルスがCBS時代に吹き込んだアルバム20枚のアナログ完全復刻版で、もう半年以上も前に申し込んだもの。どのレコードも高校時代に買ったものばかりだが、引っ越しを機にすべて売り払ってしまったのだ。勿論、CDではすべて揃えているのだが、やはりレコードで聴く音はまた違った良さがあり、再購入した次第。このCBS時代の10年間では、『Milestones』『Someday My Prince Will Come』の2枚が個人的名盤▽本日は一日中種蒔き仕事。このところそんな仕事ばかり。徒労に終わる可能性も十分に孕んでるが、将来を見据えた会議はそれはそれで独特の楽しさがある。果たしてどれだけの種が発芽するのか▽DVDで『リンダリンダリンダ』を観る。サイドストーリーが殆どないのに感情移入して観れるのは誰もが経験している青春体験が下敷きになっているからだが、それ以上に韓国女優のペ・ドゥナの個性と巧さに因るところが大きい。買ったまままだ観ていなかったのだが、彼女が主演しているらしい『仔猫をお願い』も近々観てみよう。

3月23日の断片

▽DVDで映画『サマータイムマシンブルース』を観た。タイムマシーンという、ともすれば陳腐な設定になってしまいがちな装置を使って、ここまで興味を引っ張る無駄な物語を紡ぎ出すとは感服。原作になったのは、ヨーロッパ企画という劇団の同名公演。優秀だなぁ。

2月7日の断片

▽会議がひとつ休みになったので、映画『運命じゃない人』をもう一度観てみた。今度は構造とディテールを点検するような目で。娯楽映画が一転して教材VTRに。やっぱり、巧い。

2月5日の断片

▽月例劇団ミーティング。6月の本公演に向けて諸々。芝居内容は具体的には未決定▽夜、DVDで映画『運命じゃない人』を観た。誰ひとり、名のある俳優は出ていないが、完璧な脚本とそれを等身大に味付けする俳優陣によって素晴らしい作品に仕上がってる。何度も笑った。途中、劇団員の松澤が出てきたのには驚いた。そういえば、面白い映画に出たと言ってた気がする。今年観た映画の中では一番。

2月3日の断片

▽『妖怪大戦争』を観た。いい大人たちが妖怪を使って真剣に遊んでる感じでとても面白かった。今年になってから観た映画はどれもハズし気味だったので、観終わった後の嫌悪感もなく。ひどいのに当たると、時間を無駄遣いした気になるので▽3週間後に迫った千原ジュニア氏とのライヴの打ち合わせ。前回の打ち合わせを受けて、修正した大道具を使い、具体的に詰めていく作業。徐々に、イメージしたものに近づいてきて気分昂揚。あとはこのプランを元に台本作成に突入だ。

1月29日の断片

▽終了して、すっかり伝説的な番組のような扱いをされ始めてる内村プロデュース。その中で生まれた音楽ユニット、NO PLANの最後のアルバム『LAST PLAN』を頂く。このCD、架空のラジオ番組「今夜はノープラン!」の中で曲を紹介していくという設定。昨年末にその架空番組を収録、その構成を担当したのだが、ここに収められてる内容以外に面白いとこいっぱいあったので勿体ない。実際にこのメンツで、ラジオが出来ないかなぁ▽映画『オープンウォーター』をDVDで。「『SAW』を超えた戦慄」という宣伝文句を鵜呑みにしてしまった自分がアホだった。今んとこ、“観なきゃよかった映画”第1位。

1月22日の断片

▽楽しい社員旅行を終え、午後に帰宅。時間があったので、『The有頂天ホテル』を観た。こんな俳優陣がよくぞ一本の映画に集まったものだ。その一言に尽きる。

12月25日の断片

DSCF0816▽このバイク便、自分たちでハードルあげてないか。それに新しく入った人はどうなんだ。ベテラン便の中の新人。それはベテラン便と呼んでいいのか▽『ALWAYS三丁目の夕日』をようやく観た。CGでつくられた景色には目を見張るものがあったが、人間のリアリティが希薄。ただの背景だとしてもやっぱり“生きてる人間”の持つ温度みたいなものって無意識に感じてるんだな。

12月2日の断片

DSCF1595▽内村さんの初監督映画『ピーナッツ』の試写会に行ってきた。気負うことなく、奇をてらうこともなく、実に内村さんらしい好感のもてる作品だった。観ながら、内村さんの内Pメンバー好きが伝わってくる。何ていうか、映画って、ストーリーや役柄とは別に、素の関係性というか、撮影時の空気というか、そんなものまで閉じ込められてしまうものだと思うが、内Pをやってた身としてはそういったものが琴線に触れる。あと、みんな野球が巧い連中なので、野球のシーンにリアリティがあった。普通、日本で野球ものをやるとカタチだけでリアリティが抜け落ちてるものだけど。中でも内村さんの守備がすごい。聞いたところによると、ひとつだけCGを使ったがあとは練習して撮影したらしい。一般公開は1月28日から。

11月27日の断片

▽パルコ劇場にて『12人の優しい日本人』を観劇。本日はプレビュー公演初日ということもあって、三谷氏の前説有り。役者陣は初日ならではの硬さとトチリがあったが、逆にこのキャストになるとそれも貴重。とにもかくにも羨ましい程の素晴らしい舞台。なかでも温水洋一氏には何度も笑わされた。もう一度観たい▽映画『真夜中の弥次さん喜多さん』を三日かけてようやく観終えた。これでTSUTAYAに返却できる、って何日延滞してんだか。

10月12日の断片

▽試写会でいち早くたけしさんの新作映画『TAKESHIS'』を観た。公開は11月5日からなので詳細は書かないが、時空間を無視した、ある意味、演劇的な手法でつくられた映画。その観方に慣れてないと何のことやらさっぱり解らないだろうと思い、果たして興行的には大丈夫なんだろうかと心配してしまうが、自分は面白く観た。クランクインした当日の撮影を見学しているので、ちょっと優越感もあったし▽昨日に引き続き、急遽、三本も会議がなくなり楽な一日だと思いきや、最後の会議が4時過ぎまで。へとへと。

9月30日の断片

ブラッド・アンダーソン監督『マシニスト』を観た。自分で自分をあまりにも責めてしまうと自我が壊れてしまうもの。自分ぐらいは自分のことを楽にさせてやんないと。最後の最後に自分を救うのは他人ではなく、自分しかいないのだし。精神異常からくる不眠。不眠からくる精神異常。その理由が意外にも身近なところにあってリアル▽今日で9月も終わり。夜になるとすっかり肌寒い。秋なんだなぁ。

9月25日の断片

▽安直なギャグ満載のダメダメ映画を観た。その名も『ネバーランディングストーリー』。もうタイトルからしてダメ。でもこのタイトルにはちゃんと意味があって、ネバーランドの持ち主であるマイケルジャクソンが救世主役として特別出演しているのだ。が、その登場自体、ダメのダメ押し。マイケルジャクソンがキャスティングできたのならもっと他に遣い方があったろうに。大体、マイケルはチラチラとカンペ目線での棒読み。B級映画好きにはお薦め▽ベガスから戻って三週間、初めての休日。食器を洗いながら、溜まった洗濯。BGMは山下達郎の新譜『SONORITE』▽そして、11月公演のリメイク構想。なかなか妙案出ず。さらに諸々の雑務。あっと言う間に深夜。

9月24日の断片

▽今さらながら、『グッパイ!レーニン』を観た。誰も悪者にしない優しく丁寧な脚本。観終えてじわじわと、あ、いい映画だったな、と心に沁みてくるような作品。心臓病の母親を気遣った、ベルリンの壁の崩壊の報じ方が、とても優しい。と、同時にニュース報道の揶揄にもなっていて巧い▽家で映画を観てから会議に出て、また映画を観にヒルズへ▽ティムバートン監督『チャーリーとチョコレート工場』を観た。これから観る人のために詳述は避けるが、自分的にはティムバートンの最高傑作だと思う。ちょいジョニーデップの演技が鼻につくところもあるが、トータルではかなり好きな世界観。たぶん、もう一度観に行く▽映画を観終えてすぐに会議へ▽深夜、会議を終えて久しぶりにヒルズのTSUTAYAで、DVDやCDを購入▽ようやく劇団HPが復旧。

9月23日の断片

▽劇団HPは海外のサーバーを使っているのだが、更新手続きでトラブルが発生したらしく、この一週間近くアクセス出来なくなっている。ウェブに詳しい川田とアメリカに住んでる平川がタッグを組んで対処してくれているが、何だかとてもいい加減なプロバイダなようで、なかなか復旧しない。公演が近づいてきてるこの時期にとても迷惑な話。制作部から、とりあえずこのブログで11月公演の告知をして欲しいというので、お知らせです▽来る11月16日〜23日まで、シアターサンモールにて、本公演を予定しています。今回は先にもお知らせしたように、外部から二人の演出家をお招きして、ダブルキャストでお送りする、劇団初の試みです。演出家は元第三舞台の板垣恭一氏。パルコ劇場などでウェルメイドな芝居を理知的に演出する方です。そしてもうひとりはスーパーエキセントリックシアターの赤堀二英氏。先の新国立劇場での「タイツマンズライヴ」の作・演出などを手掛け、笑いにこだわった演出を得意とする方です。そして、その二人が演出するのが、2000年に青山円形劇場で上演した『ジュラルミンケース』。今回は二人の演出家の意向の元、2パターンの結末を用意してリメイクします。チケットの発売は10月20日です▽てな訳で、本日は演出家の板垣さんと打ち合わせ。これまでは演出役と作家役をひとりでやってたので、自分以外の演出家からの意見がとても新鮮。新たに気付かされることも多々あって楽しい作業。ただ、台本をリメイクするとなるとまた悩むんだろうなぁ▽奥崎謙三主演『神様の愛い奴』を観た。劇場で観ようと思いつつ見逃していたドキュメント映画。これがスゴかった。15年前ぐらいに観た『ゆきゆきて神軍』もスゴかったが、それ以上の衝撃。だって、80歳近くになってAV出演って。不老不死の血栓溶解法発見って。もうやることなすことがデタラメ。奥崎謙三という男自身が希有な“作品”▽さらに、伊丹十三監督の『タンポポ撮影日記』を観た。この監督の映画のメイキングはかなり好きで20代の頃に全部のメイキングをビデオで観ているのだが、今回、DVDが発売されたのを機に見直してみた。今観ても、監督の映画偏執狂ぶりはやっぱり面白い。

9月12日の断片

『クジラの島の少女』を観た。宣伝情報のなかの一文に“ニュージーランド版「風の谷のナウシカ」”とあって、客寄せにはうまい言い方だ。ナウシカ好きはこの映画も気に入るのかなぁ。去年、アカデミー賞生特番の打ち合わせで聞いたが、藤原紀香がこの映画のことを「カワイくて好き」と言ってたとか。ま、そんな映画▽中学校の同級会の返信ハガキをようやく出す。卒業して25年で正式な同級会は初めて。開催のきっかけはみんなが40歳になる区切りの年だからかと思ったらそうじゃなかった。我が町がなくなるからだった。我が故郷、宇奈月町は来年の3月に隣接する黒部市と合併するらしいのだ。黒部市といえば、劇団員のいんげんの実家がある市。なんか負けた気分。いんげんに吸収される俺。………。とにもかくにも25年ぶりに会う同級生はどんなことになってるのか。今から正月が楽しみ▽11月公演のBプロを担当する演出家から戯曲改訂に関する提案のFAX。今回は演出氏の意向を尊重して加筆する予定なので、きっといつもと違う世界観が出来上がるはず。今日の提案も自分では決して発想しないパターン。これを加味して構想を練る。

9月10日の断片

▽滞りがちな更新▽金曜日、丸一日ベッドで過ごしたおかげでようやく快方に向かう。やっぱり、風邪は気合いでは治らない。睡眠と休養がいちばんの特効薬▽会議の合間に、11月公演のチラシ撮影に使用する衣装打ち。今回はダブルキャストに合わせて、衣装もチェンジ。だからいろんなことが大変。スタイリストと相談しつつ決定▽すべての仕事を終え、おとなしく家で映画を観る。『オペラ座の怪人』 。歌劇だから当たり前ちゃあ当たり前だけど、99.7%が歌。舞台を観てないのが悔やまれる▽映画といえば、最近観た勝新太郎監督『座頭市』が面白かった。なんといってもファーストカットがすごい。牢屋の中で他の囚人の嫌がらせに遭い、地面にこぼされた味噌汁をズズズーッと口をつけて吸う場面。勝新の演技が鳥肌モノ。こういうのを観ると、たけしさんが座頭市をああいった世界観で撮った理由が解る。やはり座頭市は誰のものでもなく、勝新のものなのだ。そんな勝新の座頭市はとにかく“めくらコント”のオンパレード。専売特許だからこそ出来るんだろうなぁ。観たことない人は是非。あと、今さらながらやっと『ゼブラーマン』を観た。哀川翔って喜劇俳優のほうが向いてるかも。声高いし▽なんか、いつの間にかすっかり秋モード。

8月27日の断片

ロサンゼルスにやって来た。現地時間で朝の十時に到着したのだが、時差の関係でホテルにチェックインした後、夕方まで爆睡。初のロスなので、宿泊先はベタなところにしようと思い、映画にもよく使われるBEVERLY WILSHIRE。このホテルのロイヤルスイートがあの『プリティウーマン』の舞台。勿論、自分は普通の部屋だけど。変身したジュリアロバーツがこのエントランスを歩く場面が記憶にあったので、入った時はちと感激。ただの田舎者。夕方からビバリーヒルズ近辺、ロデオドライブサンタモニカなどを散策。サンタモニカの海ってとても涼しいのね。で、人でごった返すサードストリートプロムナードで軽飯。身体の時差が埋まらず食欲もさほどなく。その後、ホテルに帰って読書。深夜、身体がまだ日本時間なので眠れず。結局、朝まで。あ、そういえば、機内で観た映画『皇帝ペンギン』が面白かった。映画館に行こうと思いつつなかなか時間がままならず観てなかったが、もう一度、劇場で観てみたい。フランス語の擬人化一人称ナレーションがくだらない。ペンギンの生態を追ったドキュメントなのだが、まさしく“フランス映画”なのだ。ペンギン版『男と女』。

8月26日の断片

午前中、映画『スクール・オブ・ロック』を観た。
展開はコメディのストロングスタイル。
これ、ロックに詳しいとより楽しめるんだろうと思う。
最後まで飽きずに観たが一番の牽引力になっているのが、
主演のジャックブラック。この人、こんなに達者だったっけ。
とにかく、壊れっぷりがとてもいいのだ。

さらに、深夜。『オーシャンズ12』を観た。
キャストの豪華さが映画の良し悪しを左右する訳ではない。
それを証明してるような作品。観たいのはそこじゃない。

会議の合間に、11月公演のチラシの打ち合わせ。
諸事情により、いつになくタイトなスケジュール。

8月13日の断片

モーガン・スパーロック監督『スーパーサイズミー』を観た。
アメリカで実際にあった肥満訴訟(※ネット参照)を受けて、
ハンバーガーと肥満(健康)との因果関係を自らの体を使って調べた
体当たりドキュメンタリー。
一ヶ月毎日三食マックという想像するだけで吐きそうな(実際に吐いてた)
食生活を縦軸に、マクドナルドのあこぎな販売戦略を揶揄。
テレビで飯を食ってる身としては、まずこんな映画が成立して、
公開されたことに驚く。だって、観終わった後、
「二度とマックを食べるのはよそう」と思ったもんなぁ。
本筋と関係ないが、監督の彼女が“彼のことを心配するという役割”で
出ているのだが、なんかヘラヘラしてるのには笑った。台無しだよ。

夕方、帰省。家族と地元の温泉へ。
本日夜に提出予定の台本を書くも、あまりに山なので電波繋がらず、
メール送信出来なかった。Dに事情を話し、明日送ることに。
それ以外は、ゆっくり温泉を満喫。
甥っ子とゲームセンターで遊んだり、風呂に入ったり。
そんなお盆。

8月12日の断片

『カレンダーガールズ』を観た。
事実を元にした映画らしいが、こんな設定、とても好み。
女盛りをとっくに過ぎたオバサンたちが、
ボランティアのためとはいえ、ヌードになることを決意。
それを機に生活や人間関係が変化し始め、
これまで沈殿していた家庭内の問題が表出する。
さほどドラマチックな展開はないが、だからこそ現実味がある。
所詮、夫婦や家族の問題は、当事者にとっては大問題だが、
他人にとっては彼らほどには問題ではないのだ。

8月7日の断片

映画『Ray』を観た。
主演のジェイミーフォックスの“レイチャールズ”ぶりに驚く。
さらに、レイチャールズが、あまりにも“男”だったことにも驚く。
ラスト、「結局、レイチャールズは…」と
わざわざテロップで言及したことの意味。
すべてはそこに集約されている。

そして、新宿サニーサイドシアターにて、
劇団のユニット公演プンプンスプーン『アミカル』を観劇。
人の潜在的な願望を具現化したファンタジーコメディとして観たが、
これを映画ではなく舞台でやることの面白さと難しさがあり、
とても刺激になったのでした。

舞台と映画三昧の週末。

8月6日の断片

午後、原宿クエストホールで、さまぁ〜ずライヴを観る。
前回までの会場(天王洲アートスフィア)と違って、
これぐらいがコントに適したキャパだ。
キャラクターコントの合間を繋ぐVTRが秀逸。
「そこを見てるんだぁ」という驚きも手伝って、何度も声を出して笑った。
終演後、楽屋で二人に挨拶。久しぶりの再会。
終わったら、飲もうと約束しつつ、劇場を後にする。

すべての仕事を終え、
ラース・フォン・トリアー監督『奇跡の海』を観た。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や『ドッグヴィル』を観た時も思ったが、
この監督は目を見張る程の変態だ。
男女の愛を、こんなカタチで、こんな視点で描くとは。
七章から成るこの映画、章の頭に扉映像が挿入されているのだが、
その長さにも監督のサディスティックさが顕れている。
観る者の気持ちを不安にさせるような、不安定な長さなのだ。
とにかく観終わった後、感動とは異なる、何か心に異物感の残る作品。
普段使ってない筋肉を無理に揉まれて、
揉み返しで、痛気持ちいいような、妙な感じだ。

7月30日の断片

昨日のメイキングに引き続き、『パッチギ!』本編を観た。
今年、三回目。
やっぱり他の観客がいる映画館で観るのと、
自宅で観るのとじゃ無意識が違うんだろうなぁ。
自宅だと無防備なのだ。
あり得ないくらいに涙腺決壊。
あほか、俺。
三度目なのに、何でこんなことになるのか。
考えねば考えねば。
新聞に井筒監督のインタビューが載っていて、
「パッチギ!2」「パッチギ!3」とシリーズ化していくみたいなことを
語っていたが、そっち方向はどうなんだろう。
「ビーバップハイスクール」じゃないんだから。
あ、井筒監督の場合は、「岸和田少年愚連隊」がそのパターンか。
根本的にその手の映画とは違う気がするなぁ。

夜、知人たちと久しぶりに中華街へ。
最後に来たのはいつだったか。裕に一年は経っているが、
いつも行くお店の場所がわからなくなっていて、
自分の記憶力というか、方向音痴に愕然。

7月26日の断片

中江裕司監督『ホテルハイビスカス』 を観た。二度目。
主演の女の子がとにかくイイのだ。同級生の男子二人を従えて、
「ABCの歌」の替え歌を歌いながら浜辺を行進する場面が最高。
去年から、この場面だけを何度繰り返し観たことか。
後世に残る名シーン。

高良レコードで買ったHot*Dog『MyWay』がいい。
沖縄バージョンとあるが、元歌を知らないので
アルバムを早速、Amazonでワンクリック。
それにしても、Orangerangeといい、Def Techといい、D-51といい、
沖縄出身のミュージシャンは層が厚い。
そういえば、沖縄音楽では「標準語で歌う」ことがセールスポイントになる。
宮古島出身歌手の新譜ポスターに堂々とそれが謳われていて驚いた。
が、標準語で歌われてもとりわけ新鮮でもないので、
自分は方言盤を購入。ただ歌詞がさっぱり解らないのでまるで洋楽。

7月19日の断片

川島雄三監督『幕末太陽傳』 を観た。
この映画、落語の「居残り左平次」をベースにして、
「品川心中」や「芝浜」などの郭話を絡めてひとつの作品に仕上げた作品。
作家仲間の町山女史曰く、
「木更津キャッツアイ」と「タイガー&ドラゴン」の着想は、
この映画から得たんじゃないかという。今度、観てみよう。
それにしても、軽快なテンポといい、シニカルな笑いといい、
こんな喜劇が1959年につくられていたと思うと、スゴイというしかない。
何よりも、フランキー堺の軽妙なる喜劇役者ぶりに脱帽。
羽織を宙に放り投げ、さっと袖を通す芸当なんざイカしてる。

7月18日の断片

依然として迷惑メールは減らないが、最近のそれはあの手この手で、
なんとかクリックさせようと躍起になっている。
まずはこれ。

 差出人:ななみ
 旅行日程決定しました。
 場所   : 軽井沢
 日時   : 8/12〜8/14
 参加費用 : 1人5,000円
 その他詳細については追ってご連絡させていただきます。
 友人など誘ってくださって結構ですので
 7/25までに出欠の連絡をお願いします。

この後にURLが記載されているのだが、いつの間に旅行に行くことに
なっていたのか。大体、ななこっていう知り合いはいない。
ついクリックしてしまう人はいるのか。
そして、これ。

 はじめまして。実はわたし妊娠6ヶ月の妊婦です。
 夫は妊娠してたとたんあまり家には帰らなくなってしまいました。
 寂しくて家を空けたりしても、もう何も言われなくなりました。
 そんなわけで、浮気公認というわけじゃないけどなんとなく体だけ
 の関係をもったり、そんな毎日を繰り返しています。
 こんな私でよかったら一度会ってみませんか?
 このサイトで マユミ(26)っていう名前で登録しています。
 掲示板見てもらったらわかると思います。
 うまく会えて、お話できたらホテル…行ってもいいです。
 中出しも大丈夫です。待ってます。                  
       まゆみ

怖いよそんなやつ。
これを書いてるのはおそらくいい歳こいた男に違いないのだが、
設定はどうやって決めるのだろうか。独断か。会議か。
ある意味、作家的な能力が必要だが、
気になるのは、こんなものを鵜呑みにしてクリックしてしまう人が、
一体どの程度いるのかということだ。
で、これはちょっと違う角度で攻めてきた。

 はじめまして。
 この度、和香パイのおっぱいポロリ写真を
 ゲットしたので、皆様に見て頂きたく
 失礼とは思いましたが、メールさせて頂きました。
 例のCMの時スタッフがこっそり撮ったものだそうです。
 場所は、ここです。
 無料登録して、掲示板タイトル「和香パイ希望」
 と書いてくれたらこっちから見つけて写真おくります。
 それか、加奈(21)掲示板タイトル「えっちな画像いりませんか?」
 にメールくれてもすぐ送らせていただきます。

井上和香の熱狂的なファンであれば、ついクリックしてしまうような気がする。
ネット上で芸能人の写真が流出するという下地が出来ている分、
クリック確率が最も大きいのではないか。今週の迷惑メール賞。

『ジョゼと虎と魚たち』 を観た。
主演の妻夫木聡と池脇千鶴がかなりいい。この二人でなかったら、
この映画は成立しなかったんじゃないかとさえ思ってしまった。
ジョゼ役に池脇を選んだところに、
そして、彼女の演出にこの監督のセンスが象徴されている。
すべてを集約するかのようなラストカットが、胸に突き刺さる。
健常者は所詮、身障者を健常者からの目線でしか見れないのだ。

7月17日の断片

午後、『STAR WARSエピソード2』 を観終え、
ついに『STAR WARSエピソード3 シスの復讐』 を観た。
思えば、物語が完結してからまとめて一気に観ようと思って約30年。
ようやくその計画を遂行することが出来た。嘘。
小学生でそんなことを考える訳がない。
これから観る人のために詳述するのは避けるが、
率直な感想として…「とても面白かった」。
一部のスターウォーズファンには、評判が悪いみたいだが、
一般人受けするものを酷評するのは、
マニアのアイデンティティみたいなものだから無視。
個人的にはシリーズの中では最も面白く、
2時間半があっと言う間だった。
という訳で、今度はロードオブザリングだ。嘘。

7月10日の断片

午前中、Amazonからメール便が届く。
最近、ワンクリック購入した記憶がなかったので、
まるでプレゼントを開けるかのように中身を確認。
CDだった。パッケージを見て数ヶ月前に注文したのを思い出した。
そのCD、こんなナレーションから始まる。

「今日も一日が通り過ぎていきます。
昼の慌ただしさの中で忘れていた人を愛する優しさ、
人を信じる温もりを、そっと広げてみます。
夜空の星のきらめきと共に、
それぞれの想いをのせて過ぎて行くこのひととき。
今日一日のエピローグ…クロスオーバーイレブン」

そう、NHK-FMで放送されていたクロスオーバーイレブンのCDだ。
積極的に聴いていた訳ではないが、あの津嘉山正種氏の
独特なナレーションを耳にすると、とても懐かしく、
思わずノスタルジックな気分に浸ってしまった。
ライナーノーツによると、1978年から2001年まで続いたらしい。
そりゃあ、思い出の隙間に入り込んでる訳だ。
最近、伝説のテレビ番組が次々にDVD化されているが、
ラジオ番組もこんな風にCD化すればいいのに。
そうなると一番復刻してほしいのは、やっぱりたけしさんのANNだなぁ。
今も個人的に数十本のカセットテープは保存してあるが劣化が心配。
早いとこCD-ROMに落とさないと。

伝説の番組といえば、
DVDで発売になった浅ヤンの江頭グランブルーを見直した。
今観てもあれはスゴイ。4分14秒の息止めって。
大記録を打ち立てて、号泣する江頭にもらい泣き。
今の時代、もうこんなこと、テレビでは出来ないよなぁ。
観たことない人はこの企画だけでも観るべし。必見。

そして、『STAR WARS エピソード1』 を観た。
時代設定は遡っているからアイテムは古くなっているのに、
特殊効果技術は過去の三部作よりも格段にアップしているのが面白い。
若き日のアナキンスカイウォーカー、甥っ子に似てるんだよなぁ。
ていうか、弟が子供だった頃に似ている、ってどうでもいいかそんなこと。

さらに、劇団員たちが客演している芝居を観に、
中野にあるスタジオあくとれへ。
途中、20歳そこそこの若手劇団員が出てきたのを観て、
学芸会を見守るお父さんのような気持ちになった。

なんだか今日はいろんなものを観たなぁ。
あ、そういえば、『取締役島耕作』 の最終巻も読了。
ついに、常務になっちゃったよ、島耕作。

7月9日の断片

夜、『STAR WARS エピソード6』を観終え、
近所にあるSARAというお店で、男のひとり飯をしていたら、
よりによって王様のブランチの取材が。
映るとみっともないので隠れるようにして、ごはんをかき込む。
大体、家の近所ということもあり、わざわざ着替えるのも面倒なので、
Tシャツに短パン&サンダルという格好。間が悪い。
映ることを喜んでいる他の客たちが店員に聞いていたが、
7月23日に放送されるらしい。映っていないことを祈る。

ようやく、スターウォーズ三部作を観終え、明日からはエピソード1と2。
今週末にエピソード3を観る予定だったが、無理だなぁ。

7月5日の断片

昨夜に引き続き、『STAR WARS エピソード5』を観る。
有名な話なのかもしれないが、ルークとダースベイダーが
そんな関係だったとは。ま、ありがちといえばありがちだが、
公開当時は衝撃的だったのかなぁ。
赤いシリーズで、恋に落ちた山口百恵と三浦友和も、
言ってみれば、同じような葛藤を背負っていたし、
たしか、リア王もそうだったような気が。定番の劇的要素。
ある番組で、チューバッカという名前が出て、
てっきり、どこかのサッカー選手のことだろうと思ってたが、
今日、スターウォーズの登場人物だと知って、驚いた。
よく話が噛み合ってたなぁ。
それにしても、ここまでスターウォーズのことを知らないのは、
我ながら感心さえする。


7月4日の断片

会議が二本休みになったので、本日は映画デー。
テアトル新宿にて『亀は意外に速く泳ぐ』 を観る。
脚本・監督は三木聡氏。数年前に「今、主婦が自分のことをスパイだと
思い込むという話を考えてる」と話していたのだが、
その時のアイディアがこの映画になったのかと思うと、なんだか得した気分。
映画館にはこんなものこんなものが展示してあり、くだらない。
映画自体も三木さんらしい小ネタが満載の脱力作品。

さらに、今週末にエピソード3が公開になるので、
それに合わせて今週は個人的にスターウォーズウィークと決めた。
で、『STAR WARS エピソード4 』を観た。
人に話すとみんな驚くが、実はこれまで一度もスターウォーズを観たことが
なかったのだ。だからこれがスターウォーズ初体験。
なるほど、こんな映画だったのか。
ようやくC-3POとR2-D2の区別を知り、
ルークやジェダイ、ソロが誰を差すのか判った。
ネットで読むと、このDVDはオリジナルに修正が加えられていて、
随分と不評みたいだが、そんなことなどどうでもいい。
これ、公開当時にオンタイムで観てたらかなり興奮してたんだろうなぁ。

関係ないが、作家仲間の高須さんから、
こんなものをお裾分けしてもらったのだが、
これ、どうやって食べればいいんだろ?

7月1日の断片

すべての会議を終え、ヒルズのヴァージンシネマにて、
クリストファーノーラン監督『バットマンビギンズ』 を観る。
この監督、『メメント』を撮った人だが、才能の幅、広すぎ。
つまり、『メメント』も面白かったが、
『バットマンビギンズ』もそれ以上に面白かった。
バットマンがいかにしてバットマンになったかを、
夢想的な部分と現実的な部分をバランスよく織り交ぜて描いてあり、
最後まで楽しく観たのでした。
それにしても、渡辺謙さん、目ヂカラは相変わらずスゴかったが、
今回はどうも武藤のモノマネをする神奈月さんに見えて仕方なかった。
ちなみにこれが、 ラーズ・アル・グール役の渡辺謙


6月20日の断片

コーエン兄弟&トムハンクスの『レディキラーズ』 を観る。
犯罪モノの面白さって、失敗よりも成功にあるので、
この手のつくりは観ていくうちに気持ちが冷めていく。
非の打ち所のない完全犯罪がいちばん面白いのだ。
クライムコメディを成立させるのは難しいのだと再確認。

寺島靖国氏のジャズ本を読んでいて、
そこに書かれてあった「From The Old Country」
が聴きたくなり、十数年ぶりにその曲が収められたアルバムを
引っ張り出して聴く。
GEORGE ADAMS-DON PULLEN『BREAKTHROUGH』
懐かしい。たしかMtフジジャズフェスティバルでこの演奏を聴いて、
即座に会場で購入したのだ。寺島氏も書くように、
ピアニストのドンプーレンはホントに名作曲家で、
ちょっとせつなくなるようなメロディアスな曲を何曲も残している。
CDのクレジットを見ると発売が1992年。13年前。
その年の夏はこのアルバムを何度も繰り返し聴いたものだ。
すっかり気分は27歳の夏。

DSCF0149

仕事部屋が大変なことになっているので、
今週中になんとかしようと、まずは本棚から手をつける。
棚に入らない本が山積みになっているので、
思い切って平積み収納に。
目当ての本がすぐに探し出せなくなるが、しょうがない。
これを機に要らない本は捨てようと決意して整理し始めたのだが、
今のところ手放す気になったのはたったの三冊。
この先も増え続けることを考えると頭が痛い。

DSCF0151


6月11日の断片

午後、『Before SUNSET』 を観る。
昨日観た『Before SUNRISE』の9年ぶりの続編。
二人の主人公と監督の、懐古趣味だけでつくられたような映画。
実際、脚本は監督と主人公二人の三人の共同脚本。
思い入れが強い作品なんだろうけど、自分たちだけで盛り上がっちゃってる
感は否めない。残念。知人に聞いて知ったが、この主人公の二人、
これを機にデキちゃったらしいのだから、盛り上がり過ぎだ。

大体、一晩通して朝まで一緒に過ごすのと、
午後から陽が沈むまでの時間を過ごすのとでは、
気持ちに及ぼす時間的効果が決定的に違う。前作との差別化を図るために、
あえてベストシチュエーションをハズした設定も苦しい。
いちばん唖然としたのは、その終わり方。
まだ続くと思って観ていた画面がブラックアウトして、スタッフロール。
一瞬、見逃した場面があったんじゃないかと巻き戻して再度、見直したくらい、
その終わり方は唐突だった。
これ、去年公開の映画だが、映画館で観ていたら憤慨してたろうなぁ。

そして、夜。
天王洲アートスフィアにて、
『ナイン THE MUSICAL』を観劇。
デビッド・ルヴォー演出、トニー賞を受賞しているミュージカル。
とにかく舞台演出がすばらしかった。空間の使い方、照明の使い方、
大道具のチョイス、人物の動かし方など勉強になること多し。
舞台デザインは朝倉摂氏で、セットも素晴らしい。
何よりも、浜辺が満ち潮で満たされるかのように、
舞台上に水が流れ出し、一面が覆われるのが圧巻。
しかも、女性関係に翻弄されつつ、創作に苦しむ40歳の映画監督が
9歳の頃の自分と出会うというお話だけに、
テーマをどう物語るかという観点でもまた興味深く観れたのでした。

050611

帰宅して、ゆっくりと読書しながら半身浴。
先週までとは段違いな週末の過ごし方。

6月10日の断片

午後から会議を2本と分科会を1本。
本日はこれで終了。今週はホントに楽チン週。
リハビリのためのような一週間。

20時に体が空き、ヒルズのTSUTAYAに立ち寄り、
本日発売のDVDとCDを何枚か購入。

帰宅して、そのうちの一枚『Before Sunrise』 を観る。
『恋人までの距離(ディスタンス)』という邦題の古い映画。
昔、ある映画評を読んで、観てみたいと思っていた作品だったが、
DVD化されてなくて未見だった。
いやぁ、いい映画だったなぁ。
知り合ったばかりの男と女が夜通し、
ただただ歩きながら会話し続けるという、その設定が秀逸。
終わりがあるからこそ昂揚する気持ち。
『命』なんかよりも、百倍も優れた恋愛映画。
ま、『命』は観てないけど。
この映画の続編が去年、公開された『Before Sunset』で、
ツインパックで売ってた。明日、それも観てみよう。

6月8日の断片

朝型に切り替えねばと思い、8時に起床。
と言っても、急ぎの仕事もなく、読書。
で、二度寝。目が覚めたら、会議の開始時刻間際。

午後から定例会議。二週間ぶりに行ったら、
新しいスタッフが増えてた。
で、夕方から次の会議。
いつもなら、19時からなのに今日に限って、
急遽、「スタッフの都合で」と時間が繰り上がった。
芝居前、休んでいたこともあり、その時間に入っていた
別の打ち合わせの時間を調整して出席したのだが、
会議が終わって、スタッフの会話から、
開始時間変更が今日のサッカー観戦のためだと判明。
「………。」という気分になる。
ま、おかげで、三日連続で早く体が空くことになったから、
いいんだけど。それにしてもそんなにサッカーが見たいのか。

早めに仕事が終わったので、
六本木ヒルズに映画を観に行く。
館内はおそらくサッカーがあるせいだろう、ガラガラ。

05

たった十数人の観客の中、
クリントイーストウッド監督『ミリオンダラーベイビー』を観る。
巧いなぁ、このじいさん。七十歳過ぎてるってのに。
ネタバレになるので詳細は書かないが、ツボを押さえた作品。
ホラ、泣けるでしょ?ってな感じ。細かい設定や台詞、登場人物のキャラ
など、すべてがラストシーンに向けて仕掛けられた装置。
しかも、このテーマ、そりゃあ、アカデミー賞も獲るっつーの。

映画が終わり、帰ろうとしたら、男に肩を抱かれて号泣しながら映画館を
出て行く女の姿が。そんなに号泣しなくても。見るからにアピール泣き。
アピール笑いも大嫌いだが、アピール泣きはもっと嫌いだ。
最後の最後に、いやなものを見た。
階段を降りていく背中を後ろから蹴ってやろうと思った。
蹴りたい背中。綿矢りさ。

そして、久しぶりに青山ブックセンターへ。
先月やった対談が採録されている『クイックジャパン』を発見。
一ヶ月しか経ってないのにもう出ているってことは、
かなりギリギリの対談だったのか。
高須さん曰く、ここから実現化する番組があるんだとか。
全テレビ局に向けた間接的な企画書提出。凄いな、それ。
毎月刊行されてる『志ん生復活!落語大全集』など、
雑誌や小説などをまとめ買いして、帰宅。

富山県の教育企画課から、原稿の校正チェックの依頼FAX。
県内の小学校から高校まで配られると思うと嬉しい。
それにしても、ノーベル賞の田中さんやあの藤子不二雄氏と、
同じ本に載るなんて笑うなぁ。

6月7日の断片

born_to_be_blue▽BEVERLY KENNEY 『Born to be Blue』いわゆるジャケ買いした一枚なのだが、邦題が「生まれてきた時から憂鬱」。誰がつけたか知らないけど、そのタイトルはどうなんだ。そんな人生、イヤだろ。邦題はひどいが作品は名盤。ビバリーケニーがオーケストラをバックに歌ったバラード集。1959年録音。ベビーボイスでありながらどこか上品な歌声が好み。歌唱力よりも声質を重要視していて、聴いていて心地いいか否かがポイント▽午後から会議を1本。それ以降の会議がまたしても急遽、休止になり、打ち合わせを軽く済ませて、本日は終了。時間がたっぷりとあるので、三日連続でスパ&フットマッサージ。そして家で読書&映画▽フランソアオゾン監督『スイミングプール』 を観る。ラストのキャスティングには笑ったなぁ。そんなあからさまなギャップをつけなくても。

6月6日の断片

朝、アマゾンから荷物が届く。
開けてみると、何枚ものソロピアノのCD。
今回の公演で、回想シーンの音楽がなかなか決まらず、
ネットで注文していたものだ。今頃、届けられても。
結局、その場面で使った音楽は、
もう聴かないだろうからと中古CDショップに売るつもりで
まとめておいたCDの中で発見した曲。
売らないで良かった。でも、あの曲以外は使えそうなものもなく、
また普段、聴くようなものもなく。

午後から会議を2本。今週から復帰。
舞台の人から、テレビの人に。
いつもだったら、月曜日は深夜まで会議が続くのだが、
今週は3本も急遽、休みになり、夕方で仕事終了。
リハビリ初日としては、有り難い。

時間が空いたので、会議後、久しぶりに渋谷HMVへ。
ジャズの新譜&DVDなどを独身貴族買い。
その後、スパ&フットマッサージ。
それでも、まだ19時。

帰宅して、これまた久しぶりに家で映画を観る。
『笑の大学』
舞台を終えたばかりで、これを観ることもなかったか。
役所広司がいいんだけど、この作品、舞台のイメージが強いので、
どうも西村雅彦の影がちらつく。

さらに、読書。そして、半身浴。
それでもまだ24時過ぎ。
先週までと確実に時間の流れる速度が違う。

4月9日の断片

崔洋一監督『血と骨』 を観る。
主演のたけしさんの狂気がこの映画のリアリティであり、説得力だ。
予算がなかったのか、列車の窓から見える風景の合成処理とか、
老けメイクとか、“つくりもの感”が興醒め。

chitohone ★★★☆

今週末あたりは、花見を楽しむ人たちが多いのだろうが、
自分はずっと家で過ごした。

3月27日の断片

午後、たけしさんの新作映画がクランクインするというので、
撮影現場に出向き、見学させて頂く。
これじゃあ、ただの熱狂的ファンだが、
実際にそうなんだから仕方がない。
詳細は書いてはいけないような気がするので伏せるが、
DVDの特典映像で見たメイキングの光景を間近で見られる幸せ。

takeshi

撮影終了後、髪を切りに。
二度と行かないと思っていた美容院だったが、
家から徒歩1分という魅力には勝てず、同じところへ。
但し、店長を指名。でも、実はあまり頓着がないので、
うまいのかどうなのかは判らず。

夜、レイトショーで『エターナルサンシャイン』を観る。
アカデミー賞で脚本賞を受賞したチャーリーカウフマンの作品。
作家仲間から「混乱する」と聞いて覚悟していたのがよかった。
過去の記憶と現在がパラレルに進行する世界は、
知らないで観ると、確かに理解が追いついていかない。
知っていても、混乱するくらいだから。
でも、とても好きな作品かも。

eternal ★★★★

吉田拓郎『一瞬の夏』
Tokyo No.1 Soul Set『Dusk&dawn』を聴く。
Tokyo No.1 Soul Setのこのアルバムはベスト。やっぱ、格好いいなぁ。
なかでも『黄昏'95〜太陽の季節』は超名曲。
ちょうどこの曲がヒットしている頃、『KEYWORDS』という舞台で、
メンバーの一人、渡辺俊美さんに選曲をして貰ったのだが、
あれからもう10年が経つ。まさに光陰矢のごとし。

issun ★★★ tokyo_no.1 ★★★★

昨日に引き続き、断続的に芝居の構想。
また少し前進。
ただ、来週はもう4月。そう悠長なことは言ってられない。

3月26日の断片

朝、朝食用の玄米フレークを食べながら、
みうらじゅん『ザ・スライドーショー』を観る。
ほんとにこの人、くだらなくていいなぁ。
自分の希望で番組のゲストにも来て頂いたが、
氏の言葉を借りると、今、再びみうらじゅんがマイブーム。

slide ★★★☆

渋谷HMVで、DVD、CDを独身貴族買い。
探していたものがなく、久しぶりにタワレコへ。
ジャズを試聴して買うなら、タワレコのほうが、
カテゴライズが明確で効率的かもと思う。
自分は単純に隣に立体パーキングがあるという理由だけで、
HMVに行っているが、実際、どっちが客が入ってんだろ?

夜、『STOMP/Out Loud』を観る。
これ、実際に生のステージで観たいんだよなぁ。
ただこのDVDは舞台をそのまま収録しているものではなく、
DVD用にステージとロケがリミックスされているので、
これはこれで楽しめる。やっぱり、大事なのはリズムだな、リズム。

stomp ★★★★

忌野清志郎の新譜『god』を聴く。
こんな風に歳をとれたら最高だ。

god ★★★

一日を通して、断続的に芝居の構想。
少しだけ前進。

3月15日の断片

『下妻物語』を観る。
フカキョン、土屋アンナ共にハマリ役。

shimotsuma ★★★★

阿部和重『グランドフィナーレ』読了。
初期の『アメリカの夜』『インディヴィジュアル・プロジェクション』以来、
久しぶりに読んだが、変態度アップ。
絶望の淵から這い上がってくるかのような、不気味な“グランドフィナーレ”。
前作『シンセミア』も読みたくなった。

groudf ★★★★

3月11日の断片

体調優れず、一歩も外に出ず。

深夜、是枝裕和監督『誰も知らない』を観る。
ドキュメンタリータッチで撮られているので、とてもリアル。
主演の男の子、カンヌで主演男優賞を受賞していたが、
これで貰っちゃうと、今後、荷が重いだろうなぁ。
演技というよりも、監督の演出に負うところが大きいから。

ところで、この映画は実際に起きた事件を元にしているというので、
ネットで調べてみたのだが、現実のほうがはるかに残酷で、愕然とした。
1988年に起きた「巣鴨子供置き去り事件」
あまりの不条理さに、心が痛む。

i_p ★★★★

宣伝用の写真がとてもいいと思っていたのだが、
やっぱり、カメラマンは川内倫子だった。
彼女の最新作(と言っても去年発売)『AILA』がとてもいい。
最初のうちは判らないが、見ていくうちに実は見開き2頁の組写真だ
ということに気付く。それも感覚的な。
時折、その組み合わせに悪意なども感じられたりもして、
作者だけが密かに楽しんでいるような、とても巧妙な組写真だ。

2月19日の断片

午後から特番会議。
長丁場を覚悟していたが、案の定たっぷり5時間。
放送まで時間がない激動の番組。

その後、別番組のスタジオ台本打ち。

仕事を終え、近所のよく行くお店で、一人、晩飯。
そこに、芸能人Kが女連れで来店。
2人ともキャップ&サングラスをしていたが、
あれ、自分が芸能人だと言ってるようなものだ。逆に目立つ。
おそらく女のマンションが近所にあって、
軽くご飯を食べに来たといった感じだったが、明らかに怪しい関係。
またみっともない不倫記者会見を開くことになったりして。
珍しく、ワイドショーみたいな話題を書いてみた。

少しずつ読み進めていた角田光代『対岸の彼女』 を読了。
現在と過去を巧みに同時進行させながら、
最後はぐぐっと人の暗部に迫る構成の妙。
「葵にとって、親しくなることは加算ではなく喪失だった」
…唸る。

taigannokanojo ★★★☆

帰宅して、久しぶりにDVDで映画を観た。
庵野秀朗監督『キューティーハニー』
劇場公開されてる時から観たいと思っていたが、やっと観た。
で、とっても面白かった。
サトエリがはまり役。
それと同じぐらい、片桐はいりもはまり役。
庵野監督やりたい放題。
編集のテンポというかリズムが心地よく。まるで音楽だ。
やっぱり、確固たる世界観があるものって人を惹き付ける。

cuty ★★★★

1月27日の断片

午前中から会議を2本済ませ、
夜の会議が急遽、中止になったので、
再度、『パッチギ!』を観に行くことに。
前回と同じ渋谷の映画館に入ると、作家仲間の内村さんとバッタリ。
昨日会議でそーたにさんがあまりにも熱く語っていたので観に来たという。
さらに、後輩の作家Nの姿も。この「断片」を読んで観てみたくなったらしい。

映画が始まってすぐに、隣に座るオバサンが、
パン屋によくあるタイプのあの固いビニール袋から、
カサカサ音を立ててパンを取り出し、食べ始める。
最初は一個ぐらいだろうと思って我慢していたが、小さなパンを
いくつも取り出し、その都度、カサカサと音をさせるのでいい加減、
ぶち切れ、大きく舌打ちをして、「うるせぇな」と威嚇。
ようやく、音を立てないように気を遣いはじめたが、
何であんな無神経なやつがいるのか不思議でしょうがない。
大体、パン屋も、何であんなに音が鳴るような固いビニール素材を
使っているのか。パン屋にも腹が立った。

そんな腹立たしい思いで観始めたにも関わらず、またもや心震わされる。
二度観て、ストーリーもみな判っているはずなのに、涙腺決壊。

映画を観終え、エレベーター前で内村さんと会ったが、
明らかに涙を流した後の目で、「これは、やばいね」と一言。
話によると、そーたにさんも二度観て、
鶴瓶さんも二度観てるらしいが、その気持ちはわかる。
理屈ではない何かに触れてしまい、一度だけではどうにも落ち着かないのだ。

映画館を出て、余韻に浸りながら歩いていると、
上映前に偶然会った、後輩の作家Nから携帯に電話。
てっきり、感動したと興奮して電話してきたのかと思ったら、
「言うほど感動はしなかったんですけど、中野さんはどこでそんなに
感動したんですか」という質問の電話だったので、驚いた。
別に、感動の押し売りをするつもりもないし、
わざわざそんなこと説明するようなことでもないので、
「感受性の違いだから、教えてあげない」と言って、電話を切る。

その後、会社に立ち寄り、先日映画を観たという、
在日朝鮮人でもある、後輩の作家と、しばし『パッチギ!』談義。
彼曰く、細部に渡ってとてもリアルに描かれているし、
とても感動したという。それに比べると、『GO』は最悪だとか。
どこがどうリアルだったのかをいろいろ教えて貰い、面白かった。

帰宅後、明日までの急な台本発注があり、予定が狂う。
本当は、ゆっくりと別の台本を書くつもりでいたのだが、
眠れない事態に陥ってしまった。
早く判っていれば、映画なんて観に行かなかったのに…

1月23日の断片

朝8時すぎ、起床。
今年になってもまだ朝型にシフト出来ていないので、つらい。
ひと風呂浴びてから、朝食。
10時半、チェックアウト。
まだ20代半ばの後輩作家が、
「いつもお世話になっているから」と、贔屓にしているという風俗嬢に
まんじゅうを買っていた。おっさんかよ。
そもそも、その「世話」には、おみやげは必要ない。
毎回、金払ってんだろうし。

帰りの車中で、マイナスターズ『ネガティブハート』を聴く。
マイナスターズとは、さまぁ〜ずがライヴでやっているバンド。
さまぁ〜ずワールドな、くだらない歌が19曲も収録。
どれも笑っちゃうが、中でも「心配症」「すれ違い」
「自由」「デジタル時代」が白眉。昨晩、そのマイナスターズの特番も
構成したのだが、数字はどれぐらいいったのか?

mainus

帰宅して、軽く仮眠をとり、
アミューズCQNで、井筒和幸監督『パッチギ!』を観た。
まだ公開して間もないので、詳述は避けるが、
後半、ある場面を境に涙腺が決壊、最後まで涙止まらず。
映画を観終えて、タイトルがすべてを象徴していることに気付く。
井筒監督、こんな傑作を撮ってしまったら、次が大変だろうなぁ、
と要らぬ心配までしてしまった。
とにかく今年観た映画の中では一番、ってまだ3本しか観てないけど。
でも、これを抜く映画はそう多くはないと思う。

pachigi(★★★★★)

夜、旧い知人達と、神宮にある塩鍋が美味しいお店でごはん。
やはり、美味。ついつい食べ過ぎてしまった。

1月9日の断片

午後、渋谷に新しくできた複合ビルPICASSO347内にある「アミューズCQN」で、
パク・チャヌク監督『オールドボーイ』を観た。
「謎の監禁」「復讐劇」「ミステリー」など、物語の要素を抽出すれば、
昨年観た『SAW』に近いものがあるが、
本質的に、この映画の方がサディスティックだ。
脚本だけでいえば、こっちの方がはるかに優れている。
詳細は避けるが、知らないうちに自分で自分の首を絞めていくような、
復讐劇の構造がスゴイ。結末は鳥肌モノ。

3f2be028(★★★★★)

さらに、夜は、六本木ヒルズのヴァージンシネマで、
チャウ・シンチー監督『カンフーハッスル』を観た。
『少林サッカー』とは打って変わり、ストロングスタイル。
一度、成功すると同じパターンを踏襲してしまいがちだが、
それをやると失敗に終わる場合が多いので、とても納得。
CGを使った過剰な演出は相変わらずくだらない。
何のひねりもないベタなストーリーだけに、余計それが馬鹿っぽく見えるのだ。
それにしても、この監督の映画に出てくるキャラは全員、濃い。
それだけで、もう現実離れした独特な世界が出来上がってるのがスゴイ。

ph2_sub1-1(★★★★)

映画を観終わって、知人たちとごはん。
映画漬けの日曜日。

1月6日の断片

朝9時過ぎに目覚め、
朝食をとりつつ、ゆっくりと準備。
11時から会議。仕事始め。

その後、軽く分科会を済ませ、
一旦、帰宅。
次の会議まで時間があったので、DVDを観る。
『SEX and the City』をすべて観終える。

SATC

シーズン毎にリリースブランクがあったので、
観終えるまで1年半。
シーズン5あたりからは、惰性的に
観続けていたのだが、
シーズン6に突入してからは、
30代後半の女性が直面し得る出来事が
次々と起こり、
最終回に向けてドンドン重い展開に。
そして、最後はやはり…

劇団員で唯一、ハマっている渡邊に
結末をメールで報告。
返信には、ただ一言、
「うぉーーーっ!」。
相当、ショックだったようだ。

夕方から、特番の会議。
来月放送だというのに、内容定まらず。
徐々に、気分が虚ろに。
数時間後、何とか方向性が決まるも、
まだ企画内容としては、ゼロに近い。
大丈夫なのか。

すべての仕事を終え、
後輩の作家たちと、よく行くお店で鍋。
寒い冬は、やはり鍋に限る。
そのうちの一人が、店員に注文する際、
「つぼ、4つでお願いします」と、
おかしなことを言う。
意味が解らなかったので、
「“つぼ”って、何?」と聞いたところ、
「“合計”って意味ですよ」と平然と答える。
「都合」のことを「つぼ」だと思い込んでいたのだ。
つまり、「都合、4つでお願いします」と言っている
つもりだったのだ。
これまで一度も指摘されたことがなかったらしいので、
ずっと正しく聞き間違いをされていたということになる。
今日の店員も、聞き返すことなく、
「かしこまりました」と戻って行った。
これを不幸中の幸いと言っていいのかどうかは判らないが、
ひとつ言えることは、
人間に備わっている補正機能はスゴイ。

深夜、久しぶりに青山ブックセンターへ。
つい、『図解・ダヴィンチの謎』という本を購入。
それと先月から毎月刊行されているDVDブック、
『復活!志ん生落語大全集』第二巻。
あとは、定期購読している雑誌をまとめ買い。

今夜もとても寒い。
昨日までの石垣島が早くも恋しい。

2004年の断片

大晦日なので、今年を振り返ってみる。
昨年ほどではないが、正直、あまりいい年ではなかった。
仕事面では、本公演も二回やりつつ、
新番組もなんとか軌道に乗せ、それなりに充実していたが、
健康面が不安定なのが、ダメだ。
それも含めて、来年はプライベートの充実が課題だな。
★でいえば、去年が星半分の☆だったのに対して、今年は★。

そんな訳で、大晦日恒例の今年のマイベスト。
まずは、今年観たDVDを含めた映画のベスト10。
今年は本公演が二回あったせいもあって、54本と去年の
半分も観ていないが、とりあえず。

10位は、VOL.1と合わせて、無駄なところをカットして、
一本の映画にすれば、かなり面白い作品になってたんじゃないかと
思われる『キルビルvol.2』
9位は、沖縄がマイブームということもあるが、
主人公の小4の女の子がとにかく個性的で光っていた、
『ホテルハイビスカス』
男の子たちを家来のように従えて、海辺を歌いながら行進する
シーンは名シーン。何度も繰り返し観て笑った。
8位は、定年退職する男の哀愁が面白悲しい『アバウトシュミット』
ファーストシーンで映画の良し悪しがわかることが多いが、
この映画の始まりもとてもよかった。
7位は、去年の『ニモ』に続き、ピクサーがランクイン。
『Mr.インクレディブル』CGの進化はどこまでいくのか。
6位は、今やハリウッド俳優、渡辺謙の映画といっても過言ではない、
『ラストサムライ』
5位は、これまたCGアニメ、長靴をはいた猫に笑わされてしまった、
『シュレック2』
4位は、ヒロイン役のキャスティングに不満があるが、
飽きさせない展開が巧い『スパイダーマン2』
3位は、最後の仕掛けに、思わず涙腺を弛まされてしまった、
『ラブストーリー』。
2位は、迷った末に、『ディボースショウ』
そして、1位は僅差で、『SAW』
1位、2位はどっちも、意外な展開に舌を巻いたのだった。
最後に、今年の“観なきゃよかったワースト映画”は、同率で3本。
『えびボクサー』『Summer Nude』『テハンノで売春していて
バラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』。

続いて、今年読んだ46冊の本の中からマイベスト。
10位は、女の情念渦巻くなかにし礼『さくら伝説』
9位は、読者の思い込みを巧妙に利用したミステリー、
『アヒルと鴨のコインロッカー』
8位は、江國香織『号泣する準備は出来ていた』
この作家の小説は初めて読んだが、いい意味で抱いていた印象と違った。
7位は、独特な文体にぐいぐい引き込まれてしまった、
町田康『パンク侍、斬られて候』
6位は、不可思議な話を人から聞き集めているという設定で、
掌編を巧くまとめた北村薫『語り女たち』
近年、この手の世界観がツボ。
5位は、恩田陸『夜のピクニック』
思いついた時点で物語が内包されている優れた設定。
4位は、梨木香歩『家守奇譚』
何とも不思議な味わいのある短編集。
3位は、ジュンパ・ラヒリ『その名にちなんで』
『停電の夜に』も好きな海外小説の一冊だが、これもかなりいい。
2位は、悩んだ末に、中野独人『電車男』
話題になった後で、電車男は架空の男で、誰かがネタで書き込んでいたという
噂が流れ、それを得意気に「あれは嘘らしいよ」と言ってる大馬鹿者がいるが、
そんな真偽などどうでもいいのだ。
仮に、ネタだとしても、電車男の書き込みに一喜一憂した連中の反応は、
リアルなわけで、何よりもそれがこの物語の重要な部分だ。
大体、電車男がやったこと自体は、ドラマチックでも何でもないんだし。
そして1位。今年もこの人だった。重松清『卒業』
4編から成る短編集だが、「まゆみのマーチ」が巧すぎ。涙腺決壊。

最後に、小説以外のジャンルで印象に残ったのは、
写真集では、以下の3冊。
荒木経惟『恋する老人たち』
川内倫子『AILA』
中野正貴『東京窓景 Tokyo Windows』

その他では、河合香織『セックスボランティア』
ポールオースター『トゥルーストーリーズ』
新元良一『翻訳文学ブックカフェ』、糸井重里『智慧の実を食べよう』
“読まなきゃよかったワースト本”は特になし。

そして、印象に残ったイベントなどは、
ミュージカル『42nd STREET』、マシューボーン『くるみ割り人形』
バンドパフォーマンス『blast!』
ブルーノートの矢野顕子ライヴ
振り返ってみて、あまり観に行ってないことが判明。

来年は、仕事もそうだが、プライベートの充実だな。
積極的に仕事に取り組みつつ、
だからといって、決して仕事に追われるような生活にはならないよう、
いろんなことを楽しもう。
そのためにも、健康面をもう一度、見直さねば。

そんな訳で、来年もよろしく。
この『日常の断片』は、正月も休まず、更新。
さて、来年は一日も休むことなく、更新し続けられるか。

12月30日の断片

久しぶりに、8時起床。旅館の朝は早い。
家族と共に、朝食を食べ、ひと風呂浴びて、チェックアウト。

実家に戻り、本を読んでいたら、睡魔が。
やはり、まだ体は夜型から抜け出せていない。

昼食は、正月でもないのに、雑煮。
今日、東京に戻らねばならなかったので、
気を利かせてくれたのか。
実家で雑煮を食べるのは久しぶり。懐かしい味。

甥が風邪で熱を出し、
遊び相手もいないので、父親の車を借りて、
ひとり、喫茶店へ行き、読書。

kissa(意外と読書に適した喫茶店)

絲山秋子『袋小路の男』読了。
初めて読む作家。“絲山”と書いて“いとやま”と読む。
3編から成る短編集。帯に「現代の純愛小説」とあるが、
今、「純愛」と謳えば、売れるからなんだろうなぁ。
「セカチュウ」や「冬ソナ」を“純愛”とする人たちが読むと、
ここに描かれた男と女の不可解で曖昧な距離感に
戸惑うに違いない、ってはなっから読まないか。

fukurokoji(★★★☆)

夕方、喫茶店から戻って、そのまま墓参り。
田舎を離れて暮らしているので、
お盆だけではなく、帰省した際は必ず墓に参ってから、
東京に戻ることにしている。

20時過ぎ、羽田空港着。
帰宅して早々、劇団員と軽く打ち合わせ。
後は、いかに誠実に、善処していくかだ。

その後、家で『SEX and The CITY』のシーズン6の続きを観て、
劇団員の渡邊にメールで経過報告。
別にネタバラシではなく、これに関しては、
先を知ってからでないと落ち着いて観られないのだという。
そんな劇団員のために、律儀に教えてやる主宰。
なんて偉いんだ。
そして、主人公のキャリーにまたしても新展開。
これ、どんな結末で終わるのか。

『僕の彼女を紹介します』

ph3_ph3_img779_01▽『猟奇的な彼女』を撮ったクァク・ジェヨン監督、チョン・ジヒョン主演の『僕の彼女を紹介します』を、六本木ヒルズのヴァージンシネマで観た。『猟奇的〜』の時は、観る側にこの監督の作風の予備知識もなく、無防備だったおかげで、まんまと伏線にも気付かずに感動させられてしまったが、今回は『猟奇的〜』の第2弾的な要素も強く、しかも物語の構造も似ているので観る方としてもつい身構えてしまった。そうは言っても、この監督のもつベタな部分が今回もやはり気持ち良くもあった。けど、恋人がそうなる設定はなぁ。ネタバレになるので詳述するのは避けるが、やっぱり、禁じ手のような気がして。しかも最後のサービスもまた過剰サービスという気も。所々、興醒めしつつも、全体的には飽きずに観た。やっぱ、この手のものは主役の魅力に負うところが大きい。チョン・ジヒョンでないと成立しないんだろうなぁ。(★★★)

『モーターサイクルダイアリーズ』

ph4_ph4_012_01▽恵比寿ガーデンシネマで、映画『モーターサイクルダイアリーズ』を観る。映画館に行くと1時間前にも関わらず、ソールドアウト。この劇場に映画を観に行ってすんなりと入れたことがない。いつも次の回の整理番号付きチケットを購入し、隣の喫茶店で本を読んで時間を潰すことになる。今回も然り▽そんなに話題になっているとは知らなかったが、内容はキューバの革命児チェ・ゲバラの若き日の放浪の旅を描いたロードムービー。チェ・ゲバラが主人公だが、一切、政治的な内容ではなく、ある種、“自分探しの旅”系の良質な青春映画。チェ・ゲバラという人物の功績についてはさほど詳しくなくても十分楽しめた。(★★★☆)

『ハウルの動く城』

午前中、仕事を済ませ、午後から会議やら打ち合わせやら、4本。
21時からのオフラインチェックが流れたので、映画を観ることに。

ヴァージンシネマ六本木で、
宮崎駿監督『ハウルの動く城』
前作『千と千尋の神隠し』と違って、
かなり賛否両論、というか否定的な感想が多いみたいだが、
自分的には、作品の好みは別にして、これまでの作品を観た時と同様、
宮崎監督をとても羨ましく思った。理由は伏せるが、タイミング的には、
もしかしたら一番羨ましく感じた作品かもしれない。
『千と千尋〜』があったからこそ、この作品が出来てしまったに違いないが、
だからといってなかなか創れるもんじゃない。ほんと、すごいよなぁ。

photo/theater_pic2(………)

声優的には倍賞千恵子がとてもよく、それだから余計、
だめな人のだめぶりが目立ったが、ひとつ不思議なのが、
ハァハァ言うだけで吠えない謎の犬「ヒン」の役が、
原田大二郎氏だったことだ。
あれ、誰でもいいんじゃないか。ハァハァ言ってるだけだし。
政治的、戦略的なキャスティングでもないだろうし、
氏が選ばれた経緯が知りたい。

『Mr.インクレディブル』

ヒルズのヴァージンシネマで、映画『Mr.インクレディブル』を観る。
いやぁ、面白かった。『ファインディングニモ』から約一年。
ピクサーアニメの、さらなるCGの進化に驚く。

photo/03(★★★★☆)

『SAW』

六本木ヴァージンシネマで、
リー・ワネル脚本・ジェームズ・ワン監督『SAW』を観た。
かなりサディスティックな映画。
精神的な追い込み方がもう変態の域。
しかも最後の最後までねちっこく観る者の気持ちを
揺さぶり続けるのだからこの監督は相当なサディストだ。
しかしそのサディスティックぶりが物凄く面白かった。
詳細はネタバレになるので書かないが、100分もの間、
こんなにも緊張感を強いる映画はそうはない。

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