07月21日(月)の断片

▼最後の会議が20時から。が、会議室に入ると真っ暗。嫌な予感がして確認すると今日は休みだった。ポッカリと時間が空いたので、冷やし中華を食べてから、映画館へ。宮崎駿監督『崖の上のポニョ』。CGアニメが目を見張るような進化を続ける時代に、信念をもって逆行する絵本のようなアニメ作品。原点回帰ともいえる今回は個人的にはとても好み。ま、賛否両論だろうなぁ、きっと▼原点回帰といえば、このCD。ジャズトランペッターのウィントンマルサリスがウィリーネルソンとつくったカントリージャズアルバム。新伝承派として古典をモチーフに様々な作品を世の送り出しているウィントン。アーティストというよりはもはや戦略的なプロデューサーという感が強いが、まんまとハマってしまうのも確か。

07月06日(日)の断片

▼贅沢に午前中いっぱいまで寝て、その後、DVD三昧。まずはライブDVD、『忌野清志郎・完全復活祭・日本武道館』。喉頭癌を克服し、再びあの歌声を聴かせてくれたことの、感動。1曲目の「JUMP」を歌う姿に泣きそうになった。いや、涙腺を震わせたのは会場の空気感。キングの復活を心から喜ぶ観客と清志郎の一体感が実に感動させるのだ。「君が僕を知ってる」「僕の好きな先生」「スローバラード」「きもちE」「ドカドカうるさいR&Rバンド」そして「雨上がりの夜空に」と、想い出深いナンバーにすっかり心酔。ライブ、行きたかった。後悔▼そして、吉田大八・脚本監督の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』。舞台は石川県。自分が生まれ育った隣の県なので方言が似ているのだが、そのイントネーションが耳について所々、集中力を欠いてしまったが(そういった意味では富山県を舞台にした『キトキト』の大竹しのぶさんのほぼ完璧な富山弁には驚いた)、実に面白く観た。佐藤江梨子がハマり役。田舎に同化できない役柄は演技ではなかなか補えない。彼女がやはり異質な女優なのだ▼そして、再びライブDVD。『カサンドラウィルソン・トラベリングマイルス』。今、個人的に好きなジャズボーカリストの3本の指に入る天才。音楽的知識に乏しいので、これまで彼女の凄さを理屈で説明出来なかったが、先日の対談で彼女の新譜の話題になり、理論的にその凄さと新しさを聞いて目から鱗。なるほど、彼女がやろうとしているのはそういうことだったか。スタンダードナンバーを歌った新譜、要注目▼最後はドキュメンタリー。ジャズミュージシャンばかり撮り続けたカメラマン、ウィリアム・クラクストンの軌跡を追った『JAZZ SEEN』。数々の歴史的なジャズアルバムのジャケ写に秘められたエピソードなどが知れて、ジャズ好きには堪らない内容。子供の頃からジャズミュージシャンに惹かれ、写真をスクラップし続けていて、やがてジャズミュージシャンから最も信頼される写真家になったのだから理想的な人生だ。かくいう自分も、高校時代に憧れていたのが、放送作家とジャズに関する仕事。結果、放送作家として働けて、ジャズにも趣味の範囲で関われているのだから、今の境遇は恵まれているのだな、きっと。ま、別に満足してる訳でもないんだけど。

06月29日(日)の断片

▼午前中、超特急で『アメトーーク』の進行台本を書いてメール。今回は自転車芸人。先週の家電芸人などこのところ自分の趣味と合致したものばかりで楽し過ぎ▼午後から臨時会議。長寿番組になりつつある某番組の新しいトライ。こんな顔もあるのね、て感じで、新しい顔を戦略的にうまく見せないと▼そして、本日も『苦情の手紙』の稽古。本を深く読んできてくれてるのでディープな所でディスカッション出来て楽しい。さらに今日初めて読んだ改訂台本の新しく加筆した部分で笑いが起こり、嬉しい限り。残り5組▼『苦情の手紙』の台本も一息ついて、久々に韓国映画。パク・チャヌク監督『サイボーグでも大丈夫』。“ピ”って俳優、初めて見た。そーたにさんの奥さんをはじめ、何で奥様方はこの男に夢中になるのか。どうもわからん。映画自体はとても癖のある作品なので、積極的には薦められないが、個人的には好きな類▼愛聴盤のジュエル『ラブレター』を新しいオーディオで聴き直してみて驚いた。透明感のある美しい歌声がさらに表情豊かになった感じ。高い買い物だったが、今まで幾度となく聴いた愛聴盤が、どれも新鮮な感動をもって聴けるなんて最高にイイ買い物だった。ま、端から見たら単なるバカ者なんだろうけど。

06月18日(水)の断片

▼人事異動の時期。放送作家には関係ないようで、実は間接的に影響はあるのだ。中京テレビの若きエース(と言っても30歳後半か)が東京を離れることに。彼とは『あんグラ』『サルヂエ』など約10年近くタッグを組んでずっと仕事をし続けてきた。思い返せば、初めての仕事は正月特番。生放送にも関わらず“浣腸ガマン大会(マジで肛門に浣腸して水を入れ、どれだけ我慢し続けられるかを競い合う、下品極まりない対決)”を面白いという理由だけで実現。その時の「上から怒られても特番だから大丈夫ですよ」という姿勢にしびれたものだ。おそらく当時は“東京の作家になめられたくない”と、無茶な企画でも何とか実現してやろうと思っていたのだろうが、以来、どの番組でも幾度となく上層部とぶつかりながらも現場を優先させようとする姿勢は貫かれていて、そこには出世のために番組をつくるような下心は当然ない。会社員なのに。この春からもまた一緒に新番を立ち上げ、なかなか軌道に乗らず四苦八苦していた最中の異動。元々は彼の企画なので何としても成功させなきゃと決意を新たにする。が、担当回のナレーション書き、途中で爆睡▼さらに他のいくつかの番組でも人事異動。これが番組にとって吉と出るか凶と出るか。ただひとつだけ言えることは、確実に流れを変えるキッカケにはなる。これを機に上向きに転じさせねば▼高須さんが監督した『賽ノ目坂』を観る。状況設定が自分好みなのでとても面白く観た。さらに三谷さんの『ザ・マジックアワー』も。三谷映画に出るとどんな役者も演じ方が“喜劇俳優”になってしまうのがすごいが、そのからくりが知りたい。そういえば、高校時代の同級生でもある劇団員のいんげんが出てたはずだが気付かなかった。あいつ、一体どこに出てたんだ?▼会議がいくつも急遽休みになったので、渋谷のタワーレコードに立ち寄り、CDを独身貴族買い。またしても買い過ぎてしまったが、このために仕事をしていると言っても過言ではないので、よしとする。

05月30日(金)の断片

▼会議が3本も休みになり、ほぼ休日状態。なので、ぽっかり空いた時間を利用して映画を観る。今さらながら『I AM LEGEND』。誰もいない荒れ果てたニューヨークの街。CGの進歩に目を見張る。予備知識が殆どなかったので、まさかこんな映画だったとは▼そして、渋谷パルコのシネクイントにて『アフタースクール』。『運命じゃない人』の緻密な脚本に唸らされたが、今回もこの監督の構成力に脱帽。と同時にキャスティングの妙にも唸る。佐々木蔵之介、大泉洋、堺雅人、みんないい役者さんだなぁ▼最後の会議が23時から。話しながらここ2、3年でホント、テレビを取り巻く諸々が変わったと痛感。

05月20日(火)の断片

▼先週、『アメトーーク』の会議でどういう訳か自分たちの親戚縁者に自慢するために、ナベアツの撮影会をしようということになり、本日、会議冒頭で撮影会。親バカ・そーたにさんも我が息子に自慢するために、2ショット撮影。撮ってあげてるのが総合演出。くだらないなぁ。会議の空気感は番組の空気感に繋がるというのが持論だが、『アメトーーク』などはその典型。にしても、渡辺君、わざわざ、このために頭をセットし衣装を着込んで出席。あんなに売れてるのにエライ。その人柄もまた売れる要因なのだ▼会議が一本休みになったので、久々にDVDで映画を観る。今さらながらタランティーノの『デスプルーフ』。超一流のB級映画。観たのが午前中だったこともあり、自慢のホームシアターで大音量で鑑賞。実に面白かった。半分、音楽映画の側面もあるのでこれは大音量で観るのが正しい。

05月01日の断片

▼ようやく『≒草間彌生 わたし大好き』を観た。監督の、意図してかどうかは判らないけど、俗っぽい質問がこの天才芸術家の意外な一面を引き出してて、実に面白かった。来週の金曜日、『R30』に出演。国分君と井ノ原君がどんな彼女を引き出してるか、楽しみ。ちなみに明日の『R30』はこれまた天才ジャズピアニスト、山中千尋さん。番組冒頭で弾いて貰った『八木節』は必見▼今日から5月。これを機に新しく万歩計を購入。毎日、一万歩を歩けるかチャレンジ。今日はなんとか達成。

04月08日の断片

▼長い二毛作期で疲れた自分を労うかのように、会議が2本も飛ぶ。こんな時こそ時間を有効利用しなきゃならん。そう思いながら、やりたいこととやらなきゃいけないことを頭に思い浮かべ、少しやっては“これをやってる場合じゃない”と別のことをやり始め、“これは今度でいいんじゃないか”と思い直し、結局、何もせず終わってしまうことが多い。で、やることを一本に絞る。映画鑑賞。前々から観たかった『パンズラビリンス』をようやく。悲劇の国のアリス。アンネの悲劇。反戦をこんなカタチで描くとは。いや、ファンタジーをこんな風に利用するとは▼映画を観終えても次の会議まで4時間ある。さて、これをどう有効利用しようかと考え、もう一本映画を観ようと思ったが、他にもやらなきゃいけないことがあるので、あれもこれもとちょっとずつやってたらタイムオーバー。いつもの失敗に陥り、自己嫌悪。

04月07日の断片

▼昨晩、久しぶりに深酒をしたので朝がツライ。そんな日に限って10時から会議▼移動中に買ったばかりの木村カエラの新譜を聴く。4枚目のアルバム。全部持ってる42歳▼会議を終え、番組の同録チェック。その流れで参考までにここ数週間で放送されたクイズ番組を大まかにチェック。その中に、いわゆる今流行の雑学系クイズ特番でありながら、最後に難病と闘う子供を密着ドキュメントして問題にしていた番組があり、唖然。勿論、問題自体はハッピーエンドになるように仕掛けられているし、番組コンセプトに準じて正当性を持たせてはいるが、制作者の意図は明らかに視聴率狙いだ。そういうのは止めましょうよと言う者はいなかったのか。最後にスタッフロールに同じ会社の後輩の名前を発見し、叱責メール。情けない。収録中、自分が信頼している某若手(?)芸人さんが「クイズよりも構成がわからん」と言ってたらしい。然るべき発言だ▼その後、気分転換にDVDで映画。『ヘアスプレイ』。ジョントラボルタの女装でも話題になったミュージカル。数年前、ブロードウェイで同ミュージカルを観たが、映画も遜色ない出来。それにしても、ブルーレイディスクは音も映像も素晴らしい。

03月17日の断片

▼仕事が思いのほか早く終わったので、ここぞとばかりに映画を観に行く。アカデミー賞作品賞に輝いたコーエン兄弟監督『ノーカントリー』。一切の音楽や効果音を使うことなく緊張感を高める演出が圧巻。こんなに“ただの物音”だけで緊迫感を出した映画を他に知らない。ま、そんなに観てないってこともあるけど。それから助演のハビエル・バルデム(同賞助演男優賞受賞)がスゴイ。まさに、怪演。冒頭の殺人シーン一発でもうこの俳優に目が釘付け。コーエン兄弟の映画の中では一番好きな作品かも▼映画を観た後、その足で久々に青山ブックセンターへ。何気なく店内を見て回っていると、鈴木志保『船を建てる』の復刻版を発見。懐かしい。これを読んでたのはもう20年ぐらい前じゃないか。とても好きな漫画で単行本も確か全部揃えていたが、つい衝動買い。こうして物がどんどん増えていく。

03月01日の断片

▼会議の合間に演劇プロデューサーと打ち合わせ。今月末に、実は外部のブロデュース公演が控えていて、演出を担当。来週から稽古が始まるのだが、まだ台本がない。自分も遅筆なので人のことはいえないが、初めてやる俳優陣たちを演出するのでそれなりに焦燥感に駆られる。ま、何とかなるか▼夜、DVDで映画。中江裕司監督『恋しくて』。BEGINのデビューにまつわる逸話を題材にした映画。「イカ天」出演も描かれていたりして当時を思い出す。その素人バンドの歌声に魅せられ、彼らの出演だけをまとめて録画してた。あのVTR、どこいったんだろ。でも今、YouTubeで発見。便利な世の中だ▼グラミー賞を受賞したAMY WINEHOUSEがいい。正直、今回の受賞で初めて聴いたのだが、唯一無比な歌声に今後もずっと聴き続けるだろう女性ボーカリストのひとりとなった。さらに初めて聴いたDMITRI KOLESNIKというジャズピアニストの『FIVE CORNERS』もいい。やはり美脚ジャケにハズレなし。

02月17日の断片

▼朝起きて今日中にやらなきゃいけない仕事は特にないことに気づき、ふと巨大仏を見に行こうと思い立つ。ものの本ではウルトラマンの体長40メートルよりも高い仏像を巨大仏と定義付けしていて、その条件をクリアした巨大仏は日本には実に16体もあるらしい。今年中にすべて見て回りたいと思っているが、今回は泊まりで行く時間もないので、群馬県の「高崎白衣大観音」(41.8m・高崎市石原町)に決定。新幹線で高崎まで約1時間。車窓から小さく観音様らしき姿が見え始める。この時点でもう不気味。そして高崎駅で降り、レンタカーを借りて走ること数分、交差点を曲がった瞬間、前方に巨大仏がぬぅ〜と現れる。思いっきり不気味。あの独特な何ともいえない気分に襲われ、でも妙にテンションが上がる。そこから徐々に巨大仏は大きくなり、やがて観音様が立つ慈眼院に到着。足下から見上げる白衣大観音。雲の切れ間から太陽が射し、まるで後光に包まれたように神々しい。裏手に回ると観音様の中に入れるというので、早速、300円を支払い、入館(というか入体か。体内に入っていくのは何だかエロい感じ)。最上階まで階段を昇り切り、息を切らしながら外界を見渡す。気分がいい▼その後、近所にある観音鉱泉「錦山荘」に立ち寄って温泉に入り、高崎名物らしい「おっきり」なるものを食べ、夕方に帰宅。ともすると何もせずにあっという間に夕方になってしまうことも多い日曜日。新幹線の中で読みかけだった桜庭一樹『私の男』(これがかなり面白く、俄然この作家に興味を抱く)も読了し、とても充実▼夜、時間に余裕があったのでDVDで映画を2本。『ザ・ディ・アフター・トゥモロー』『街のあかり』。前者は最近、新しくブルーレイディスクプレイヤーを購入したので、その凄さを体感したくて観たのだが、評判に違わずメリハリのきいた迫力ある映像に驚く。今後はDVDからブルーレイに移行していくだろうことは否めない。そしてアキカウリスマキ監督の敗者三部作と呼ばれている作品の最終作。とことん惨めで残酷だが、すべてにおいてこの監督独特の浅さが漂っていてついにやにやしてしまう▼さらに、アメトーークの2週ぶち抜き『出川ナイト』(このためだけに実に一年前から準備していたのだ)を見て腹を抱えて笑いつつ、しみじみこんなことが出来る番組に関われていることを幸せに思う▼とにもかくにも、てんこ盛りな日曜日。それなりに疲れた。

02月09日の断片

▼写真家ダイアンアーバスの人生を題材に映画化した『毛皮のエロス』をやっと観た。事実を元に大きく脚色されてるとはいえ、少しは彼女の写真集を見る度に感じてた不可解さを理解する糸口がつかめたような気がする。あの独特なフリークスとの距離感はやっぱり好奇心だけじゃ埋まらない▼会議を終え、雪降る中、会社の後輩たちを誘って近所で地鶏すき焼きを食す。鶏肉のすき焼きって初めて。さらに白レバーなるものも。今やってる料理番組でその存在を知ったばかりだったので好奇心で注文したのだが、レバー嫌いの自分でも食べられるくらいあっさりとして美味▼その後、ヒルズで映画『アース』を観る。春に地球をテーマにしたちょっと大きな特番をやるのでその参考に。生態系には生死をかけたドラマが詰まっているので2時間ずっと目が釘付け。しかも最新撮影技術に感服。

01月27日の断片

▼渋谷パルコにて「志の輔らくごinパルコ」を観た。千秋楽。一ヶ月たった1人で喋り切った最終日。喉の嗄れ具合にその偉業が伺える。いつものように新作落語に感服。産みの苦しみを知ってるだけに笑いながら別の感情も滲み出す。「宿屋の富」という古典に続き、二月に映画化される名作「歓喜の歌」。なるほど、映画の題材にしたくなるのが判る。終演後、師匠にご挨拶▼新年になって読み始めた松浦理英子『犬身』をようやく読了。衝撃を受けた『親指Pの修業時代』から14年。楽しみにしていた新作。話が進みつれどんどん主題の深みにはまっていき、決して成功してるとは思えないが、描写の巧さには舌を巻く▼深夜、DVDで『主人公は僕だった』を観る。設定だけ読むと惹き付けられるが、辻褄の合わなさというか設定のご都合主義に観ながらすっと冷めてしまった。

01月26日の断片

▼仕事に行く前に渋谷のタワレコに立ち寄りジャズの新譜などを独身貴族買い。店を出て車を走らせた途端に白バイに停められる。独身貴族買いを咎められた訳ではない。Uターン禁止の所を強引に曲がったため。「何とかなんないですかね?」と粘ってみるが聞き入れてくれない。観念し免許証を提示。警察官が書類に書き込む間、開き直ってコーヒーを買いに行く。店内に入ると思いの外混んでて待たされる。おかげで警察官にどこ行ってたのかと叱られる。結局、Uターン禁止で一点減点。6000円の罰金。運が溜まった▼新番の収録。まだ一度も放送していないのに既に♯4&5の収録。スタジオ展開を改良したのでその確認と問題点探り。少しは良くなったがまだまだ改良すべき点有り▼その後、企画会議。時代に反したような純粋お笑い番組を創りたいという想いが出発点だがなかなか具体案出ず持ち越し▼半年ぶりぐらいに映画館で映画を観る。ティムバートン最新作『スウィニートッド』。有名なブロードウェイミュージカルの映画版。殺人鬼トッドの設定にティムバートンなりの正義と美意識が埋め込まれてるが、気持ちがいいくらいに救いがない。

01月05日の断片

▼本日も午後から会議。まだ気分は正月。その証拠に、会議室に入るとプロデューサーの1人(肥満)がミカンを食べていた。しかも1人で丸々一袋。柑橘系の匂いの中、新番1発目のPV開始▼夜、DVDで、映画『天然コケッコー』を観た。評判に違わずとてもいい映画。自分の原風景とオーバーラップする部分が多い。田舎と都会。風景はもちろんのこと、大きく音が違うのだ。脚本は『ジョゼ〜』の渡辺あや。監督は『ばかのハコ船』『リンダリンダリンダ』の山下敦弘。二人に共通するはディテールの細かさ。見過ごしがちな(あるいは軽視しがちな、あるいは省略しがちな)部分を丁寧にきちんと描いてて、いつもながら心震わされる。いい映画に出会った時はいつも誰かにそのことを伝えたくなる。今回も観終えてすぐに数人の知人にメール。誰からも返信なし。勝手に憤る。

9月23日の断片

▽はるばる千葉は美浜区にある区民ホールまで足を伸ばし、扉座『ドリル魂』を観劇。『メモリーズ2』で一緒だった累央君が主役だったということもあるが、工事現場ミュージカル&パフォーマンスという設定に興味をそそられた。現場に響く鉄筋やドリルなど工事の音を利用しているアイディアに感服。アメリカのワークスタイルを採り入れた『STOMP』みたいだ。まだまだ表現の可能性を秘めた舞台。楽しく観た▽夜、仕事の合間に浅草の“まつり湯”へ。ゆっくりとスパで疲れを癒し、たっぷりとマッサージを受ける▽深夜、筒井康隆原作・今敏監督『パプリカ』を観る。仮想と現実のせめぎ合い。観念的過ぎてちと混乱。『千年女優』の方が好み。

9月15日の断片

▽午前中に台本書きを済ませるつもりが、起きてみれば午後を過ぎてて呆然▽すぐに会議へ。深夜の特番。興味深い企画。放送が楽しみ▽仕事の合間に、青山円形劇場にてイキウメ『散歩する侵略者』を観劇。観念的なSF。クライマックスの演出に唸る。この作品を支える思想が伺い知れる。さすが▽観劇後、慌てて仕事へ。ギリギリ間に合う。綱渡り観劇▽深夜、仕事を終え、台本書きの前にそんな気分だったので映画。『カンバセーションズ』。過去と現在、現実と願望、欲望と後悔が交錯する恋愛映画の秀作。『Before Sunrise』を想起▽それはそうと、今週から特番放送ラッシュ。9月放送分を告知▽さて、特番の台本書きだ。

○16日『近未来予測テレビ・ジギル&ハイド』
○20日『アメトーーーーーークSP』
○21日『一獲千金ヤマワケクイズ 責任者はお前だ!』
○29日『ビートたけしの独裁国家で何が悪い!』
○30日『大改造!劇的ビフォーアフターSP』

9月10日の断片

▽午前中、12月公演のチラシデザイン打ち。制作に尻を叩かれ、早くも始動。公演に向け問題噴出だが、やるしかない▽その後、定例会議をいくつか済ませ、久々に早く終わったので、映画を観る。マイケルムーア『シッコ』。アメリカの医療制度がこんなことになってるとは初めて知った。その異常さを際立たせるために取材した他国の無料同然の医療制度にも逆の意味で驚いた。日本の医療費もあらためて考えてみると高すぎる。

9月9日の断片

▽目が覚めたら12時。久しぶりにたっぷり眠った▽で、東京国際フォーラムにて『blast! Broadway Version』を観た。三年連続で観てるが今回が一番スゴかった。昨年の『〜Ⅱ』が残念な出来だっただけに大満足。演出的には『〜Ⅰ』のバージョンアップ版。濃縮な100分▽観劇後、日テレに立ち寄り、特番収録に顔を出す。心配していたスタジオ展開だったが、想像以上に盛り上がっていて胸を撫で下ろす▽収録を中座し、打ち合わせを1本済ませ、渋谷タワレコへ。久々に出たステイシーケントの新譜などを独身貴族買い。八月の公演中、以前、まとめ買いを知った既婚者たちから「独身はいいですね」と言われたが、CDも自由に買えなくなるのか、結婚て▽その後、次回のトークライブ打ち。スピードワゴン。初対面。でも問題なく。八月に鍛えられたのか▽深夜、打ち合わせを終えたスタッフたちとひょんなことから映画を観に行くことに。新宿のバルト9という新しく出来たシネコン(日曜日でも深夜上映しているのだ)で『オーシャンズ13』。『12』<『13』<『11』▽ギュウギュウ詰めの日曜日。

9月6日の断片

▽午前中から会議。某特番の会議前の雑談。フリーのディレクターが先輩のフリーのディレクターに「○○さんはギャラの価格破壊をするから自分も安く受けざるを得ない」「もうギャラの額を気にするような時代じゃない」と言い合ってるのには笑った。ふと思ったが、ここってシビアな世界なんだよな、実は▽いよいよ収録が迫った特番の会議をいくつか渡り歩き、急遽、会議が一本休みになったので慌てて映画を観に行く。『レミーのおいしいレストラン』。ピクサーアニメは新作が出る度にすぐに観に行ってるのだがこの夏は時間がなさ過ぎてずっと観たくてウズウズしてた。やっぱり、ピクサーにハズレなし。今回も理屈無しに面白い。幼い頃の原体験がすべての源になっていると思っているが、最上級の美味しさを表現するためにその原体験が巧みに使われていて感心。いくら台詞に「おいしい」と書いたって、その感動は共有出来ないのだし。関係ないがピクサーって毎回、本編の前にショートフィルムがあるが、あれって落語の枕みたいな役割があるんだなぁとあらためて気付いた▽その後、いくつかの会議を渡り歩き。そのうちのひとつが旧知のDとの企画打ち。また自分の体験をベースにした企画を思いつき、テンション上がる。これ、実現すると面白いんだけどなぁ▽深夜3時、帰宅して、風呂を沸かしていたらまたしても爆睡。また沸かし損。

8月31日の断片

▽会議が一本休みになり、二本の番組の台本書きの時間に充てる。スタッフが優秀か否かで台本書きにも影響が出る。スムーズに書ける台本と、そうではない台本。こうも違うとは▽台本書きを終え、会議までに時間があったのでDVDで映画を観る。『イカとクジラ』。夫婦間の不和が子供たちに影響を及ぼすという普遍的な問題を必要以上に感傷的にならず、シニカルに描いてて好感が持てる▽最後の会議を終え、深夜3時、帰宅▽夏が終わった。早かった。毎年早く感じるが、今年は特別だ。本当に早かった。そんな八月の最後。遅ればせながら桑田佳祐ソロ『風の詩を聴かせて』を購入。ギリギリ八月中に聴けてよかった。そう思わせる、夏の名曲。夏の終わりをしみじみと感じる。

8月28日の断片

▽某番組の演出が転倒して怪我をしたので急遽、会議が休みに。大事には至らなかったようでひと安心▽中途半端に時間が空いてしまったので、70分程度の長さだったジブリ映画『海がきこえる』を観る。後輩作家から強く薦められていたのだが、それほど感情移入出来ず。『時をかける少女』を観る前にコレを観ておけばまた観終えた感想も違ったか▽深夜、会議を終え、台本書き。怒濤の特番収録月。今月さえ乗り越えれば、夏休みだ。って、夏じゃないか。

7月8日の断片

▽朝から一歩も外に出ず、『苦情の手紙』の構想。2人芝居を3人芝居にして欲しいというオファーなので、頭を悩ましている。煮詰まるとDVDで映画。その繰り返し▽ウディアレン『僕のニューヨークライフ』を観た。ウディアレンがつくると魔性の女も愛らしく見えるのが不思議。魔性の女はやっぱルコントだな▽続けざまにもう一本。『ラッキーナンバー7』。謎解き部分までをどう観るか。『ユージュアルサスペクツ』を彷彿とさせる▽台本の糸口が少し見えるもそこからどう一本の作品に繋げるかで苦渋▽深夜、ドリューバリモア主演の『2番目のキス』を観た。『25年目のキス』『50回目のファーストキス』にかけて、この邦題なんだろうけど、まったくもって内容と関係なし。酷い邦題。内容は、実際に起きたメジャーリーグの戦歴が奇跡的に絡み、ドキュメントっぽい大団円に。架空のお話にこういうカタチでリアリティが加わると面白い▽気付くと朝方。一日は早い。

7月7日の断片

▽『シュレック3』を観た。前2作はマイノリティだからこそ、アンチでシニカルな笑いが効いていたが、今回はその良さが消えて、上滑り。残念▽ヒルズのTSUTAYAで、またもやT部長こと、土屋さんにバッタリ。五年間一度も見かけることはなかったのに。そういうことってある▽今週の『R30』は“夜回り先生”こと水谷修氏の講演。氏に送られた生徒からのメールに「リスカ」という文字。“リストカット”が省略言葉になっていることに驚く。それほど身近な言葉になっていることを知り、愕然。

7月2日の断片

▽土曜に放送された特番「キレイ(仮)」が高視聴率で朝からテンション上がる。放送中、光浦が言い放った名言「キレイになるって恥ずかしいことじゃないんだね」。番組コンセプトを端的に現してて感心▽特番の会議で日テレに行ったら、久しぶりにT部長こと、土屋さんとバッタリ。実に五年ぶり。開口一番、「おお、生きてたかぁ」。相変わらずだ▽会議が早めに終わったので、慌てて渋谷パルコへ。で、映画『キサラギ』を観た。最高。くだらなくて、緻密。自分が最も好きなパターンのコメディ映画。映画を観ながら声を出して笑うことはめったにないが、4回も声を出して笑った。中でも香川照之に笑わされた。『ゆれる』の凄まじい演技といい、ホント、スゴイ俳優だ▽観終えて、映画を反芻しながら余韻ドライブ。こんな時間がとても楽しい▽さらに、佐藤多佳子『一瞬の風になれ』の第3部をようやく読了。今年の本屋大賞作品。陸上部出身なので(と言ってももう二十数年も前のことだが)試合のくだりは実に面白く興奮しながら読んだ。てか、全三作読み終えるのにどれだけ時間かかってんだ。

6月30日の断片

▽朝起きて、昨日の台本書きの続き▽途中、恵比寿のガーデンホールで上演中のさまぁ〜ずライブへ。さまぁ〜ずの面白さって独特な言語感覚に二人のキャラクターがのっかった面白さなんだよなぁ。だから真似しようにも真似出来ない。終演後、楽屋に挨拶。いつになく動きが激しいコントがあるので、かなり疲労していた。さまぁ〜ずも実はもうおっさんだ▽その後、すぐに家に戻って台本書き。なんとか締め切りに間に合わせ、メール。そして慌てて、仕事へ▽25時、帰宅。風呂入って寝ようかと思いつつ、台本書きを終えた解放感も手伝って、映画を観た。『デート・ウィズ・ドリュー』。大ファンのドリューバリモアとデートがしたいという一般人の強烈な想いを追ったドキュメント映画。詳述は避けるが、ドキュメントの本質はやはり“顔”にある。『リトルミスサンシャイン』に引き続き、とてもイイ映画に出会った▽さらに勢いづいて、今日放送された特番のオンエアチェック。思いつきで盟友PDに送ったメールがキッカケで生まれた企画。女芸人たちをオンナとして真正面から捉えた美容番組『キレイ(仮)』。照れながらも時折見せる女の“顔”が新鮮。ま、数字はどれぐらいいくかわからんが▽ありゃ、今日で6月も終わりか。早過ぎる。

6月26日の断片

▽テレ朝で会議が終わり、時間が空いたのでそのまま六本木ヒルズで『プレステージ』を観た。クリストファーノーラン監督ならではの時系列を組み替えた構造に混乱しながらも結末に向かうにつれジグソーパズルが完成するかのように理解できてくる。ただこの物語を成立させるために非現実的な装置を取り込んだことをどう捉えるかで評価が分かれそう。個人的にはすべて“マジック”であって欲しかった気が。

6月25日の断片

『リトルミスサンシャイン』を観た。前評判に違わず、いい映画だった。崩壊寸前の家族が立ち直っていく様をこんなカタチで描くそのアイディアに感服▽自分発案の企画『勉強してきましたクイズ!ガリベン!』が思いがけず高視聴率でひと安心。これで2勝1敗▽台本を書いてたら、朝方に。やばい、明日は早いのに。

6月18日の断片

▽朝8時半、千歳空港を出て、羽田に到着したのが10時。一旦、帰宅して一本書き仕事を済ませて、11時半から会議▽一本会議がなくなったので、やっと『監督、ばんざい』を観た。この“迷い”も歴史の一頁▽高須さんのブログを見て、驚いた。自分も同じ写真を撮っていた。しかも、日付を見ると6月14日。ずっとあのままだったのか。てか、共に40歳オーバーの独身、何をやってんだか。

6月14日の断片

▽急遽、予定が変更になり、慌てて映画『大日本人』を渋谷に観に行く。感想はあれだけ情報をシャットアウトして公開した作品、先入観にも繋がるので省略▽帰宅して台本書きを1本済ませてオンエアチェックしてたら、ソファーで爆睡。疲労が溜まってるのが、手に取るようにわかる。

5月4日の断片

▽会議が奇跡的に全部休みになったが、ずっと家で台本作業▽テレビの台本やりつつ、6月公演の台本直し。一度完成した台本に手を入れるのは実は新しく台本を書くのとは違った大変さがある。難渋気味▽24時、気分転換に六本木ヒルズで映画。ココは週末になると深夜もやってるから便利。『スパイダーマン3』。ま、CGはスゴかった▽深夜3時、帰宅。日に日に寝る時間が遅くなっている。マズイ。

4月30日の断片

▽昨夜、なかなか寝付けず、開き直って映画『僕の大事なコレクション』を観た。過去は消し去ることは出来ないもの。“コレクション”が意味深なメタファー。お気に入り映画の一本に▽一本会議が休みになり、同じく休みになったという高須さんと街に出て昼飯。いつの間にやらゴールデンウィーク、恒例。食べながら仕事周辺の話。毎度のことながら刺激になる▽最後の会議を終え、6月公演の準備。煮詰まり、映画。気分転換という名の現実逃避。『セクレタリー』。変態純愛映画。コレ、個人的には笑い系の映画に分類。変態も笑いも似てるんだよな、結局。これまたお気に入りの一本に。気に入る映画に出会うのも、運だ。徐々に、映画運上昇▽ありゃ。もう四月が終わってしまった。

4月29日の断片

▽6月公演の準備をしつつ、DVDを観たりして過ごすゆったりとした日曜日▽予約録画してあったNHKBS『尾崎豊15年目のI Love You』を観たが、あまりの演出のヒドさに呆れた。貴重なライブ映像をベースにしているのに、まるでカラオケ特番のように目障りな歌詞テロップを出すという無神経ぶり。制作サイドは歌詞を出すことが貴重映像を台無しにしてしまうことに何故気付かなかったのか。しかも、アナウンサーが「尾崎さんはライブになるとオリジナルとは違った歌詞を歌ってしまうことがあります。今回はライブで歌われた通りに歌詞を出すので正しい歌詞と違っていてもご了承下さい」と、わざわざまぬけな説明。なのに、その歌詞テロップ自体が間違っていた。さらに、生放送だったこの番組、視聴者からFAXを募集し、それをライブ映像の合間に紹介するのだが、その演出がまたヒドかった。照明を落としたスタジオでゲストの松田美由紀と原田龍二がさながら朗読っぽく情感込めてFAXを読むというナルシスト演出。驚いたのはその直後。カメラ前にアナウンサーとアシスタントがすっと現れ、「その他にもたくさんFAXが届いています」と普通に他のFAXを読み始めたのだ。じゃあ、今まで情感込めて読んでたのは何だったんだ。その前に情感込めてFAXを朗読すること自体、まぬけに映ると何故判らないのか。その他いろんなことが中途半端で、観ていて段々ムカムカしてきた。せっかく貴重な映像がたくさんあってもっと心に響く番組に出来たろうにホント勿体ない▽さらに、昨日元劇団員から勧められた映画『カンパニーマン』を観る。『CUBE』の監督だが、今回も人間不信に陥る設定と展開が面白い。ただ細部の設定が緩いので今イチ心に響かず▽そんなこんなで、あっと言う間の休日。稽古初日まであと一週間。そろそろ台本を仕上げないと。

4月19日の断片

▽移動中、某所のタリーズに立ち寄り、ほぼ毎日飲んでいるアサイーヨーグルト(ソイミルクがメニューから無くなったのは何故だ。どっちかってとソイのほうが好きだったので残念)を注文すると、店員が「お召し上がりですか?」と尋ねてくる。一瞬、何でそんなことを聞かれたのかわからなかったので、「え?」と聞き返すと、再度、「お召し上がりですか?」と繰り返す。召し上がるから頼んでるのだ。何を判り切ったことを聞くのかと思い、逆に「どういうことですか?」と質問すると、「お持ち帰りですか、それとも店内でお飲みになりますか」と、明らかにムッとした空気で言い直す。だったら最初っからそう聞けよ。どうやら、「お召し上がりですか?」とは「店内でお飲みになりますか?」ということらしいのだが、その聞き方でそれを読み取れというのは乱暴な話だ。せめて「こちらで」を付けるとかしないと判りっこない。てか、何でムッとされなきゃなんないんだ。「お召し上がりですか?」という聞き方はタリーズの決まりなのか?それとも、店員がバカなだけなのか▽会議が一本無くなったので、その時間を利用して台本を書くつもりが、衝動的に映画を観に行ってしまう。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ツォツィ』。シンプルというか、素直というか、この物語展開に物足りなく感じる人もいるかもしれないけど、個人的には好きな類の作品。アフリカの『シティ・オブ・ゴッド』とか言われてるけど、それは現象だけで、根幹はまったくもって違う映画。ここんとこ、観る映画、観る映画、ずっとハズレ続きだったがようやく当たりに出会ったカンジ▽作家仲間の高須さんが上梓した『あまりかん。尼崎青春物語』を読了。高須さんの原体験と原風景が詰まった青春エッセイ。言ってみれば、“アメリカングラフティ”ならぬ“あまりかんグラフティ”だ。同じ世代なので、所々、自分とオーバーラップさせつつ、最後は…。とても、らしさが滲んだイイ本だった。

4月17日の断片

▽急遽、奇跡的に会議が全部休みに。前もって判っていればそれなりに時間を有効的に遣えたかもしれないが、ひとつ、またひとつ、中止を知らせるメールが届き、結果、丸一日休日に。なので、書き仕事をしつつ、気分転換に映画を観る▽『ドッグデイズ』は情欲渦巻く群像劇だが、今イチ心に響かず。『SAW3』は、『SAW』の設定に後付けられた背景が邪魔。謎解きを阻むかのように処刑理由を曖昧にしてたところが観る者を不安にさせてたのに。ま、完結編だからこうしないと終われなかったんだろうけど▽途中、映画を挟んでいるので台本を書き終えると、深夜3時。時間の遣い方が上手いんだか下手なんだか。

4月8日の断片

映画『キトキト!』を観た。舞台となっているのが珍しく富山県だからという単純な理由で。タイトルの『キトキト!』も富山弁。イキがいいとか元気とか新鮮とかそんな意味。他の出演者の富山弁には違和感を感じずにはいれなかったが、大竹しのぶさんだけには感心。この富山弁の微妙なニュアンス、よく覚えたなぁ。さすが。

4月2日の断片

▽作家仲間の鮫ちゃんも自身のブログ(4/1)にも書いてたが、今、三船美佳がかなりイイ。以前から、勘がよくてスタッフサイドに立った仕事ぶりに好感をもっていたのだが、先週、収録した特番でも、その完璧な仕事ぶりに久々に唸ってしまった。例えば、特番や新番などまだカタチがしっかりしていない段階で企画を成立させてくれるような、信頼できる仕事人タレントが数人いるが、最近の彼女は確実にそのうちの1人に入る。今後、仕事急増するだろうなぁ▽知人に強烈に勧められ、『RIZE』をDVDで観る。コレ、題材はスゴイのに、ドキュメンタリー作品としてはお粗末。起きてる現象繋げてるだけだもんなぁ。勿体ない▽深夜、仕事を終えて、帰路につくも、ダラダラと車を走らせながら、今日Amasonから届いた新譜、『フリーソウル・E/W&F』を聴き始める。いかにも、70年代な。

3月27日の断片

▽特番の収録に立ち会う。『親孝行プロジェクト〜人生で一番恥ずかしい休日〜』。ここ数年、正月とお盆には両親と共に温泉で過ごしているのだが、自分としては、温泉町(宇奈月温泉)に生まれ育ったのだし、せっかくの休暇、自分の部屋もない実家で過ごすよりは温泉でゆっくりしたほうが体も休まるからという理由なのに、周りからは「親孝行してエライ」と言われる。そんな自分の体験がベースとなって生まれた企画。久々に「ビフォーアフター」のスタッフでやった。MCも所さん。音楽は松谷卓さん。改善点は多々あるが、ただ三原じゅん子さんのお母さんの言葉にグッときて、視聴率関係なくやった甲斐があったかと思った。4月8日(日)19時からテレビ朝日系で放送予定▽最後の会議を終え、新しいテレビが届く予定だったので会社に立ち寄り、確認。断然、見やすい。まだまだ模様替えは続く▽帰宅して、映画を観る。久しぶりに韓国映画。以前、ある番組Pが面白いらしいと話していた『B型の彼氏』。感想。観なきゃよかった。凡庸なラブコメ。韓国映画は後半どんでん返しがあるのでそれを期待しつつ観ていたら何もなく終わってしまった▽植木等さんのご冥福をお祈りします。合掌。

3月26日の断片

▽朝早めに起きて、台本やら企画書やら。すぐに時間切れ。会議の合間に仕上げてメール▽夜の仕事が急遽、無くなり、思いがけず18時前に体が空いたので、映画鑑賞。渋谷Bunkamuraにてロバートアルトマン『今宵、フィッツジェラルド劇場で』。昨年81歳で他界。これが遺作となった。最後、劇場が取り壊されるシーンが暗示めいていて。鑑賞後、全編に流れるアメリカーナを収めたサントラを買う▽劇場を出てもまだ21時だったので勢いづいてもう一本。観れる時に観とかないと。ヒルズにてようやく『不都合な真実』を観た。講演会だけでこれほど持たせるとは。勉強なるなぁ▽でもさすがに続けざまに映画2本は疲れた。

2月20日の断片

▽朝、起きて散歩。途中、おにぎり屋さんで鮭おにぎりとみそ汁を買って食べる▽会議が急遽無くなったので、その時間を利用して映画を観る。ソフィアコッポラ監督『マリーアントワネット』。女性の主観で撮られた映画。男の自分が感じるこの“物足りなさ”は確信犯か。この“物足りなさ”をどう解釈するかによって評価がわかれるんだろうなぁ。女性はこの映画をどう観るのでしょうか▽その後、会議を渡り歩き、深夜まで。最後の打ち合わせで、深夜なのに甘いお菓子を食べてしまい、後悔。先週69キロを切った体重がまた70キロを超えてた▽iTunesで一足早くCharaの新譜『UNION』を購入。そういえば先に発売されたシングル『FANTASY』のカップリング曲、『Yes-No』(オフコースカバー)がいい。ま、世代的に。

2月18日の断片

▽東京マラソンのため都内が渋滞すると言われていたので、早めに家を出たが拍子抜けする程、道が空いててあっと言う間に目的地に到着。特番会議。しかし、総合演出が東京マラソン混雑に巻き込まれ1時間も遅刻。日曜日だというのに時間の無駄遣い▽会議後、『語り女たち』の稽古。高橋真唯さんと。「違う話」と「あむばるわりあ」という短編を細かく設定を確認しながら繰り返す。勘がいいので指示するとすぐに反映されるのでやりやすい。どうでもいいことだが、かなりの年齢差があるので机を挟んで向かい合って本を読んでるとまるで勉強を教えてる親父と娘だ▽稽古後、昨日から公開されてる『ドリームガールズ』を観た。ザ・アメリカ映画。アカデミー賞助演女優賞候補になっているジェニファー・ハドソンの歌がスゴすぎ。ストーリーとは関係なくその歌声だけで涙腺が弛んでしまった。きっと、アカデミー賞、獲っちゃうな、彼女。この手の映画が好きだということもあるが、今のところ2時間があっと言う間部門、今年一位。

2月16日の断片

▽最後の会議が予想外に早く終わったので、まつり湯に行こうか迷った挙げ句、帰宅してDVD。ジムジャームッシュ監督『ブロークンフラワーズ』。ビル・マーレイ、この役に適役か?

2月12日の断片

▽最後の会議が予想外に早く終わったので、これまたやっと『間宮兄弟』を観た。ドラドラの塚地君、数々の映画新人賞を受賞したみたいだけど、確かにとてもいい。映画自体も何だか不思議な映画だったなぁ。『の・ようなもの』が観たくなった▽トイレ本だった、吾妻ひでお『逃亡日記』読了。明らかに『失踪日記』の便乗本。読まなくてもいいと本人も中で言ってるが、ほんとに読まなくてもよかったような気がする▽仕事の合間に、劇団員がやってるミニFM局のジャズ番組のために選曲。もう一年半以上、毎月選曲し続けてるが、今月はやっと世界初CD化されたローズマーフィ『ノット・チャ・チャ・バット・チ・チ』の中から一曲。

2月11日の断片

▽『語り女たち』の舞台美術と照明の打ち合わせ。今回は劇団から離れた外部のプロデュース公演だが、舞台スタッフは劇団公演でもお世話になっている人たちに依頼。共通言語があって、方向性を示せばそのベクトルで膨らませてくれる人たちだ。実はこのことはとても重要で、ベクトルを無視したズレたアイディアをいくら出されても困るし、自分の指示通りだけで新たなアイディアがないのも物足りない。そういった意味ではとても信頼している二人。今回もちょっと楽しみな舞台美術&照明になりそうでテンションが上がる▽その後、特番会議。演出と話ながら番組の細かい設定の詰め。番組名も正式に決まったが、割と気に入ってるタイトル。『人生で一番恥ずかしい休日』。書いていいのか。いいか。内容はまだ明かせないけど▽夜、約一年遅れで『かもめ食堂』を観る。フィンランドの森に行ってみたくなった▽明日19時からは『全国一斉人間関係力テスト』

2月4日の断片

▽打ち合わせと打ち合わせの間が1時間ぐらい空いたので、久々に西麻布のzabooへ。ここに来るためだけに西麻布にやって来たと思われるカップル&女性団体多し。日曜日の午後、そんな時間の過ごし方をするのだなぁ▽打ち合わせを終え、川崎大師へ。後厄の厄払い。厄年最後の年ということもあり一昨年より倍額の料金支払ったら、待遇がいいので驚いた。待合室に通され、お茶は出るわ、お菓子は出るわ、御祓いの後にもお札以外にお土産をもらうわ、扱い方が段違い。金額によってこうも違うとちょっと複雑な気持ちになる▽御祓いを終え、まだ仕事モードな感じでもなかったので、映画を観に。やっと『フラガール』を観た。約半年遅れ。都内で唯一上映してたのは下高井戸シネマという地味な映画館。感想。評判通り、蒼井優の映画。演技もさることながら、フラダンスの巧さに驚いた▽夜、日曜日だというのに、なか卯で親子丼。何だ、その食生活▽帰宅後、『語り女たち』を読みながら、構想を練ってたら、あっと言う間に、深夜3時。

1月27日の断片

▽『メモリーズ』(作・妹尾匡夫 演出・山田和也 於シアターアプル)という舞台に招待して頂き、観劇。色んな要素が詰まった青春群像劇。終演後、作家の妹尾さんと久々にご対面。昔、番組で一緒だったのだが、今やすっかり劇作家▽仕事を終え、周防正行監督の11年ぶりの新作『それでもボクはやってない』を観た。痴漢冤罪を扱った社会派映画。途中、竹中直人さんが出てくるのだが、いつもこの人をどう制御しているかに注目してしまう。結果、周防監督、さすが▽昨日、タワレコで買ったCARLA BRUNI(カーラブルーニ)の2nd『NO PROMISES』がジャケットも含めてとてもイイ。

1月20日の断片

▽土曜ワイド劇場の「混浴露天風呂」シリーズが今日の放送で最後だったらしい。毎回、女性の裸体が出てくることが売りのドラマだったが、今日でシリーズファイナルということで最後の最後までやりたい放題。火野正平(昭和のプレイボーイ)が露天風呂で裸の女性と戯れながら、「ファイナル〜!」と叫んでた。しかもドラマのラストにはこんなテロップが。笑ったなぁ。ま、ちゃんと見てた訳じゃないけど。(こういう時、3週間分丸撮りのビデオステーションは重宝)それにしても今の時代、テレビに裸体が映るだけでドキッとするなぁ。てか何でドラマだといいんだ?▽『バガボンド』の井上雄彦のDVD『DRAW』を観た。タイトル通り、ただただ絵を描いているところをリアルタイムで延々撮影しているだけのDVD。言ってみればこれもメイキングドキュメント。収められているのはテクニックでもドラマでもなく、恐ろしくストイックなまでのマンガを描く「時間」。漫画家のどんなドキュメントよりも、これを見るだけでマンガの見方が変わる、そんな一本▽さらに、謎の死を遂げた伝説のAV女優、林由美香のカルト映画『由美香』の特典映像含めてやっと全部観た。当時、日本列島縦断不倫自転車旅行というAVにしては壮大な企画で話題になったが、その裏には没落するアイドルの悲哀とそんな彼女に献身する男の痛々しさが。AV版『サンセット大通り』。ま、そんな大層なものじゃないか▽そして、『24』シーズンⅤ、観了。予想外の展開とスケール感という観点でいえばシリーズでは一番かも。ただ個人的にはシーズンⅣの方が好きかも。てか、Ⅴのラスト、シーズンⅥへの布石となるシーンが。まだ続くのかよ。

1月10日の断片

▽今日も自宅療養。が、夜、どうしても動かせない大きな特番の台本打ち、しかも作家は自分1人なので、やむを得ず出席。やっと仕事始め。久しぶりに長く人と喋ったのでテンション上がる▽『24』シーズンⅣ、観終える。今のところ、シーズンⅠを別にしてシリーズ最高傑作。

1月9日の断片

▽かなり快復。ただ医者には2、3日、外出は控えるように言われているので、会議を全部休んで自宅療養▽『24』のシーズンⅣ、観始める。物凄く面白い。

1月3日の断片

▽朝起きて首から肩にかけて物凄く痛いので、いろんなことを諦める。まず、旅行。ホントは今日からぶらり国内旅行に旅立つつもりだったのだ。あと、買い物。旅行を早々に諦めたので、午後からゆっくり買い物に行こうと思っていたのだが、首を動かすと激痛が走るのでそれも諦めた。そんな訳で、今日は『24』のシーズンⅢ(まだ見終えてなかった!)の続きと、『お笑いウルトラクイズ』(11年ぶりのこの特番で一番得をしたのは結局、山本モナだな。バラエティ的にかなり有りなキャラ。今年仕事急増するな、きっと)を観て終わってしまった。

11月26日の断片

Dscf2588▽朝早く起きて朝食を食べ、今日提出の台本書き&企画案。旅先で仕事をするのは決して嫌いではないので、温泉に入りつつ、優雅な気分で仕上げる。が、メールで送ろうとしてピッチを忘れてきたことが発覚。仕方ないので部屋の電話コードをつないで送ろうとするがネットに繋がらず四苦八苦。そうこうしているうちに締め切り時間が迫ってきたので、わざわざ別府市まで出てネットカフェを探す。が、ない。漫画喫茶もない。何もない。こんな寂れた街だったとは。しょうがないので、LAN設備が整っているビジネスホテルを探し、事情を話して何とか送信。ホッとひと安心▽宿に帰る途中、金隣湖近辺を散策し、宿に戻って、再び深夜まで『24』三昧▽心待ちしていた矢井田瞳の新譜『IT'S A NEW DAY』。機内で読んでいた雑誌で発売されていることを知り、別府市の小さなCD屋さんで購入。しばらくはヘビーチューン。

11月25日の断片

Dscf2586▽午前中会議を1本済ませて、羽田空港へ。実はこの週末に予定されていた会議がすべてなくなったので急遽温泉行きを決意。今回は以前から一度は行ってみたかった湯布院。芝居も終わり、秋晴れの中、清々しい気分で羽田空港へ車を走らせ、一路、大分県は湯布院へ。で、到着したら土砂降り。九州は俺のことを嫌ってるのか。ま、元々出歩くつもりはなかったけど。でも気分は萎える。そんな訳で、19時に今回の宿、旅亭・田乃倉にチェックイン。夕飯を食べて、温泉に入って、深夜遅くまでずっと『24』シーズン2を観まくる▽写真は「ビートルズ最新作」と謳っている『LOVE』。一応、聴いてみたが、コレ、そんなキャッチに騙されて買うと落胆するかも。今、ウィンラスベガスでやっているシルクドソレイユの最新作用のサウンドトラック。

11月21日の断片

Pink_4▽午前中から会議を3本。最後の会議を中座して18時劇場入り。既に劇団員たちは集合しているのですぐさま小返し。転換部分を軽く変更。そして、ストレッチ。今回は時間がないので10分バージョン▽本番、その回によって笑いの数が大きく違うのは何なんだろう。出来に大きな差がある訳でもないのでこればっかりは永遠の謎。観客が違うからといえばそれまでだが▽終演後、会議。温めている企画3本のうちの1本をさらに温める作業。殻を破って産まれるか▽深夜2時、帰宅。今日届いた『TRACE OF THE BLUES BROTHERS ARTIST LEGEND』を観る。ジョンベルーシのハチャメチャなエピソードに笑う。久しぶりに『ブルースブラザース』を観てみたくなったが、公演後は『24』を観るのだ。そしてその後は『北の国から』(まったくの未見)。

9月20日の断片

Dscf2160▽ブラジル音楽の名盤。カルトーラ『愛するマンゲイラ』。30年以上も前の録音。カルトーラ、69歳。すごいジイさん▽会議がなくなり慌てて映画へ。先月から観ようとして見逃し続けていたウッディアレンの『マッチポイント』。感想は略。ワンアイディアで映画が撮れる羨ましい監督。71歳。これまたすごいジイさん▽夜、ビフォーアフターの音楽を担当していた松谷卓さんのライブへ。類い希な作曲家。美しい曲を堪能。終演後、ご挨拶。

9月17日の断片

Dscf2344▽Emilie-Claire Barlow『Like a lover』。ジャケ買いが的中。カナダの女性ジャズボーカリスト。リッキーリージョーンズを彷彿とさせる歌声はかなりの好み。今年聴いた女性ボーカルものの中でも上位にランク。スタンダードナンバー「On the sunny side of the street」が出色の出来▽『殺人の追憶』のポンジュノ監督の新作『グエムル』を観た。ラストに論争が巻き起こってるようだが、自分はハッピーエンドとして見た。公開中の映画だし詳細は略▽そしてもう一本、前々から観たいと思いながらも観逃し続けていた細田守監督『時をかける少女』をようやく。レイトショーだったがほぼ満席。感想はこれまた公開中なので詳述するのは避けるが、恋愛の産声が描かれた傑作。これ、かなりいいかも。原田知世主演のものも観直してみたくなった。観直さないけど。

8月20日の断片

▽来月後輩の作家が結婚するのだがその披露パーティで流すVTR用のロケに立ち会う。ある意味、貴重な体験。結婚っていろいろ大変だ▽夜、五反田のゆうぽーとでマシューボーン振付・演出『シザーハンズ』観劇。あの物語をダンスで描く。関係ないけど、この劇場で過去何度かコンサートやミュージカルなどを鑑賞してるが、あんまり好きじゃないなぁ。厚生年金会館もそうなんだけど、客席と舞台との一体感がない。何が違うんだろ▽必要があって、大林宣彦監督『さびしんぼう』を観る。尾道、いいトコだなぁ。一度は行ってみたいが、今も変わらずいいトコなんだろうか▽体は随分楽になったものの、喉の痛みは依然として続き、夜になって声も出なくなる。タチ悪いな、今回の風邪は。

8月2日の断片

テリーギリアム監督『ローズ・イン・タイドランド』を観た。物凄く悲劇的なはずなのにとても喜劇的。悲壮感のない少女が徐々に狂気の存在に見えてきて不気味▽恩田陸『チョコレートコスモス』読了。ここ数日で一気に読む。それだけ単純に面白かった。恩田陸版「ガラスの仮面」▽吉祥寺にあるCHACHAHOUSEというライヴハウスで知人のジャズボーカリスト五十嵐はるみさんが結成したユニット「BLUES ANGELS」のライヴを観た。数年ぶりに彼女の“エンジェルボイス”を堪能。終演後、メンバーの方々から先日寄稿したコメントのお礼をされて恐縮。配布されたチラシのコメントを見ると伊東たけし、上田正樹、南佳孝、押尾コータローなどそうそうたる面子に混じって自分の名前が。誰だよお前って感じ。

7月30日の断片

▽今、個人的に注目度が高い書家、柿沼康二氏のドキュメントをまとめて観た。一回性の奇蹟を創り出す芸術家の理論は実に興味深い。今度、自分が担当する対談番組に出て頂くのだが今から放送が楽しみ▽渋谷アミューズCQNで西川美和監督『ゆれる』を観た。“ゆれる”のは、ギリギリのところで均衡を保っている状態だからこそ。詳述は避けるが久々に読み取るタイプの映画。満席の劇場内の空気がずっとしんと静まりかえっていたのが印象的。今年公開の邦画では確実に3本の指に入る傑作▽映画を観た後にタワレコへ。どこのCDショップも夏特集。夏になると決まって聴きたくなるジャズ系のCDがある。「MARC JOHNSON/THE SOUND OF SUMMER RUNNING」「Cameron Pierre/FRIDAY NIGHT」。どちらもギターメインのフュージョン。最近はスムースジャズとも言われてるな。あとは最近購入したものでは「熱帯JAZZ楽団」も夏っぽくて車内でよく流れてる。毎月大量に買うCDの中でハズしたものはまとめて中古CDショップに売っているが、これらは生き残った保存盤。あ、保存盤だけを資料用に記録していけばいいのか。ま、きっとそのうち面倒臭くなるんだけど。

7月29日の断片

▽不可解なのは、劇団員のいんげんの眉毛だ。今日、11月公演の宣伝用の写真撮影があったのだが、いんげんの眉毛が広がっていることに気付いた。つまり、どんどん増殖していってるのだ。眉毛が伸びるという人はいるが、広がる人はそうはいない。このまま放っておくとそのうち顔面眉毛だらけになる▽オーチャードホールにて広東雑伎団『アクロバティック白鳥の湖』を観劇。男が広げた両腕を綱渡りするように爪先立ちで移動するバレリーナ。男の頭上で爪先立ちして踊るバレリーナ。マシューボーン演出など過去にいろんな『白鳥の湖』を観てはいるがバレエの範疇を越えた数々の離れ業に感服▽さらに宮崎吾郎監督『ゲド戦記』を観た。あんなスゴイ親父を持つと息子としては大変だ。映画は主人公のアレンが父親を刺し殺す場面から始まるのだが、それも何やら意味深に見えて▽そして、今話題の斉藤寅『世田谷一家殺人事件〜侵入者たちの告白』を読了。これが事実だとしたらかなり怖い。いつもならドアの鍵を1つしか施錠しないのだが、読み始めてからドアチェーン含めて2つするようになった。

7月25日の断片

▽月曜日のワイドショーを見て驚いた。九州の豪雨が思っていた以上にスゴイことに。宮崎市内はここまですごくはなかったのでその映像に愕然▽同じ番組に生出演していた欽ちゃんも見た。これもスゴイことに。近年稀に見る壮大なコント▽DVDで『バタフライエフェクト』を観る。肝心な部分を曖昧にしてあるが、その曖昧さ故、想像力を掻き立てられる。特典映像に2パターンのエンディング。自分的には公開時に採用されたエンディングが好み。

7月15日の断片

▽ジャズシンガー、五十嵐はるみさんが新しいユニット「Blues Angels」を結成。8月に発売予定のデビューミニアルバムの宣伝用にコメントを依頼される。彼女はいつも自分が歌いたいものだけを歌ってる感じがして羨ましい。今回もそんな彼女の意向が伺えるポップアルバムでイイ感じ▽『殺人の追憶』ポン・ジュノ監督『ほえる犬は噛まない』鑑賞。いぬを食べる国。観るのがつらいシーン有り。主演のペ・ドゥナがやっぱりいい。決して美形じゃないのにかわいく見えるのはどういうわけだ。

7月14日の断片

▽チャン・ソヌ監督『嘘 LIES』を観た。自分たちの気持ちをうまく処理できずどんどんセックスに歪みが生じていく、その男女のどん詰まり感が痛々しい。これ、観る人によってはただの変態映画だと思うんだろうけど、実は変態になり切れないところが悲劇。にしても、韓国映画ってホントすべてにおいて濃厚だ。設定も極端なものが多いし。本来、自分的にはそういったものとは真逆のさらりと描いたもののほうが好みだが、今は、何ていうか、自分の感性がどんどんレイプされていく感じにハマってる▽茂木健一郎氏がMCを務める『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』を観る。今回は羽生善治氏。ホントは自分が茂木さんとやってる脳内神秘体験を探る番組のゲストに出演してもらいたいと思っていたので悔しい。直感にまつわる話などやはり羽生の話は実に興味深い。保存版。

7月13日の断片

▽若手劇団員たちとの夏期ワークショップ。今期は「戯曲を読む」ことに。ちなみに、“FRIDAYが何曜日か知らない”加藤は舞台に携わる身でありながら「戯曲」の意味を知らなかった。愕然。「台本のことだよ」と教えてやると、「じゃあ、台本でいいじゃないですか」と半分逆ギレ。ところでこの加藤、英語ばかりか漢字も知らない。「猫」という漢字が書けないことが判明し、「それでも27歳かよ」とツッコむと、「日常生活で、猫っていう字、書くことないじゃないですか」とこれまた半分逆ギレ。「ひらがなさえ書ければ、日常生活はさほど困りませんよ」と主張する。「じゃあ、ちゃんと五十音書けるのか」と疑うと、「書けますよ!」と自信満々に答えるので書かせてみたら、「ら行」が抜けていた。しかも、縦書きなのに左から書き出している。恐るべし、加藤▽深夜、韓国映画好きな方からのメールを参考に、パクヨンフ監督『純愛中毒』鑑賞。これ、主役がイ・ビョンホンだしタイトルだけを見るとただのアイドル映画にしか思えず絶対観る気が起きないが、結果、観てよかった。詳細はネタバレになるので伏せるが、この結末にはやられた。いい客だな、俺▽後輩作家から衝撃の報告。今年、二番目に驚いた。といっても、一番驚いたのは何だったか忘れたが、もっと驚いたことがあったような気がするので、二番目。報告を聞き、我が人生を思う。

7月12日の断片

▽ananの取材のためマガジンハウスへ行くと、入構手続きが必要になってて驚いた。てか、大出版社なのにこれまでスルーで入れたことの方が不思議か。引き出し上手な顔馴染みのライター。雑談のように楽しく話す。話していて自分はやはりマザコンだということに気付く。おばあちゃん子でマザコン。気持ち悪、俺▽家に戻るのも中途半端な時間だったので、作家仲間の鮫肌文殊の仕事部屋と言われている渋谷のルノアールへ。ビジネス室を借りて担当台本を一気に書き上げ、メール。たまにこんな場所で仕事するとはかどるなぁ▽その後、社員会を済ませ、閉店間際のタワレコへ。ここ数年、あてがある買い物はアマゾンで済ましているので、カッコよくいえば「音楽的出会い」を求めて。そんな訳で、試聴しながら衝動に任せてまとめ買い▽ここ数日、仕事に追われていたので、帰宅すると一気に開放感。映画を観る。先日久しぶりに『カイロの紫のバラ』を観て、これまた久々に『トップハット』を観直す。この映画で踊るフレッドアステアとジンジャーロジャースの名シーンが『