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05月23日(金)の断片

▼いまだ『アメトーーク』の尾形君(現在、ディレクターに昇格)の板書の巧さを超えるAD君にはお目にかかったことがない。彼の場合、会議で話されている内容を即座にカテゴライズしながら、殆ど構成表に近いカタチに仕上げるというスゴ技で、中でも感心していたのは、“ボケ”と“アイディア”の見極めの確かさだ。ただの“ボケ”は一緒に笑い、“アイディア”は仮に同じトーンで発したとしてもちゃんと板書する。簡単そうでなかなか出来ない芸当だ。最も腹立たしい板書は、みんなで盛り上がって次々にアイディアを出しているのに何ひとつ書き留めていない時だ。些末なアイディアは流れで湧き出てくるのでいちいち覚えていない。後で思い出そうにも忘れてしまっていることが多く、メモってないとそれまでの時間が無駄になってしまうのだ。要は、ちゃんと会議に参加して把握しながら書いてるかどうかの違いだけだ。それって的確に状況を見極めて取捨選択し、流れを編集していくディレクターの資質が垣間見えるところでもある。つい長々と書いてしまったのは、今日やった会議のうち、2つの会議で“まぬけ板書”を目の当たりにしたからだ。1つは「美しき青きドナウ」というクラシックの名曲が、「青木・ロナウド」とあり得ないキャスティング案になっていた板書。もうひとつは、みんなで挙げたゲスト案の殆どがカタカナ表記だった板書。ハルナアイ・ハヤミユウ・ミヤザキヨシコ…(略)…一人や二人ならいいが二十数人もの名前がカタカナで書かれてあると、もはや誰のことやらわからなくなり、番組がイメージ出来なくなる。さすがに見かねたプロデューサーが「漢字書けるヤツと替われ!」と怒鳴っていたが、そんな罵声が飛ぶ上場企業の会議はそう多くない。これからのテレビ界を立て直す優秀な若き演出家は、果たして出てくるのか。ちょっと心配になる今日この頃。

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