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05月19日(月)の断片

▼東京国際フォーラムで開催されたジャズの巨人・ソニーロリンズのコンサートへ。今年実に78歳になるロリンズの貴重なステージを数ヶ月前から楽しみにしていた。ステージから離れることたったの数メートル。2列目の中央席。ずっとロリンズが目の前でテナーを吹いてる幸せ。思い起こせば、自分がジャズにどっぷりとハマってしまったキッカケが彼の歴史的名盤『サキソフォンコロッサス』だった。以来、ロリンズの作品をすべて買い揃え、新譜が出る度に心躍らせ続けたこの28年。数年前に来日した時は“最後の来日公演”と言われていてもう生で聴くことはないのかと悲しくなった。そのせいもあって今回のまさかの来日が決まった時は興奮した。そしてそれ以上に今日の演奏には興奮させられた。吹けば吹くほど疲れを見せるどころかヒートアップ、茶目っ気混じりの『セントトーマス』でさらに観客を盛り上げ、アンコールで最高潮に達する。ほんとうに圧巻だった。もうすぐ80歳になろうかというお年寄りとは思えない溌剌とした演奏。その様子は“楽器を吹奏する”というよりは“呼吸する”という表現のほうがピッタリ。こんな風にテナーを吹くなんてまさに仙人の域だ。観客はロリンズの呼吸に吸い寄せられ、心を震わされているのだ。すべての演奏が終わり、超満員の会場はスタンディングオベーション。何度も何度もお礼をしながら少しずつ去っていく人の良さが印象的。次にあの人の生の演奏が聴けるのはいつなんだろう。帰宅して、過去と今を交錯させなから高校時代に繰り返し聴いた『Reel Life』を久々に聴き直した。

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