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01月31日の断片

▼会議の合間に秋葉原のサウンドハウスへ。アナログプレイヤーの振動を抑えるゴムシートを購入。十数年ぶりにオーディオマイブーム。せっかくだからと各フロアを試聴して廻る。危険な領域に踏み込まないよう自制しながら。深みにハマると借金地獄。平気で数百万もするプレイヤーとかあるのだ。でもいい音を聴いてしまうとこれをうちでも再現したいと思ってしまうから怖い。気をつけないと▼店内に流れていたカサンドラウィルソンの旧いアルバムを耳にして、こんないいアルバムだったかと思う。『belly of the sun』。帰宅して早速CDを引っ張り出して聴く。愛聴盤の仲間入り。店で聴いた時ほど音は良くないけど。まずい、そんな風に思うのはやめよう。

01月30日の断片

▼睡眠時間2時間しかなかったので寝てしまわないか不安だったが、結果、睡魔に襲われることなく観劇。NODA MAP『キル』。パンフを読んで知ったが、今回は再々演。三回とも観てた。一ヶ月余りの公演、多少役者陣に疲れが見えたものの最後まで魅了される。今回の目玉は何と言っても妻夫木(初舞台)&広末の共演。感服。実に華のある二人だ。映画や芝居を観た後は決まって反芻しながら歩きたくなるのだが、本日も渋谷から青山まで歩く。で、店の前を通りかかったのでつい入ってしまった。とんかつ志味津。とんかつって。

01月29日の断片

▼一本、ロケ収録のために会議が休止になったものの、別件の打ち合わせや台本書きに追われ、せっかくの臨時空き時間が素っ気なく埋まる。そんな中、志の輔師匠から電話。日本一の落語家さん直々の電話に恐縮。観劇のお礼&今後の話など。日々の仕事に追われてる場合じゃない。もっと時間を効率的に遣わないとなぁ▼有名ミュージシャンが大勢参加している『Goin' Home: A Tribute to Fats Domino』がいい。ノラジョーンズやコリーヌベイリーレイなども新録。ザッツアメリカなオムニバス▼仕事を終え、帰宅したら朝4時。そこから台本書き再開。睡魔に襲われ久々に意味不明なことを書いてた。音楽バラエティのMCがゲストにこう尋ねる。「郵便局に行った時に大事にしてるものは?」。何だ、この台詞。

01月28日の断片

▼週末の視聴率に一喜一憂。毎朝、前日の視聴率がFAXされるのだが、考えてみればそれって毎日、通知表が送られてくるようなもの。とはいえ結果が出るから頑張れるってのもまた事実。今、ネットでも番組を持ってるが、そこではいわゆる視聴率のようなものはなく、その分気楽といえば気楽だけど、どこか張り合いがないのも確か▼そんな数字を受け、新番の臨時会議。少しモヤモヤしていたものが解消。気分ではなく、番組構造が。春までには何とか芯を捉えないと▼移動中、サンボマスターの新譜『音楽の子供はみな歌う』を聴く。評判通りの名盤。メジャーに歩み始めたか。

01月27日の断片

▼渋谷パルコにて「志の輔らくごinパルコ」を観た。千秋楽。一ヶ月たった1人で喋り切った最終日。喉の嗄れ具合にその偉業が伺える。いつものように新作落語に感服。産みの苦しみを知ってるだけに笑いながら別の感情も滲み出す。「宿屋の富」という古典に続き、二月に映画化される名作「歓喜の歌」。なるほど、映画の題材にしたくなるのが判る。終演後、師匠にご挨拶▼新年になって読み始めた松浦理英子『犬身』をようやく読了。衝撃を受けた『親指Pの修業時代』から14年。楽しみにしていた新作。話が進みつれどんどん主題の深みにはまっていき、決して成功してるとは思えないが、描写の巧さには舌を巻く▼深夜、DVDで『主人公は僕だった』を観る。設定だけ読むと惹き付けられるが、辻褄の合わなさというか設定のご都合主義に観ながらすっと冷めてしまった。

01月26日の断片

▼仕事に行く前に渋谷のタワレコに立ち寄りジャズの新譜などを独身貴族買い。店を出て車を走らせた途端に白バイに停められる。独身貴族買いを咎められた訳ではない。Uターン禁止の所を強引に曲がったため。「何とかなんないですかね?」と粘ってみるが聞き入れてくれない。観念し免許証を提示。警察官が書類に書き込む間、開き直ってコーヒーを買いに行く。店内に入ると思いの外混んでて待たされる。おかげで警察官にどこ行ってたのかと叱られる。結局、Uターン禁止で一点減点。6000円の罰金。運が溜まった▼新番の収録。まだ一度も放送していないのに既に♯4&5の収録。スタジオ展開を改良したのでその確認と問題点探り。少しは良くなったがまだまだ改良すべき点有り▼その後、企画会議。時代に反したような純粋お笑い番組を創りたいという想いが出発点だがなかなか具体案出ず持ち越し▼半年ぶりぐらいに映画館で映画を観る。ティムバートン最新作『スウィニートッド』。有名なブロードウェイミュージカルの映画版。殺人鬼トッドの設定にティムバートンなりの正義と美意識が埋め込まれてるが、気持ちがいいくらいに救いがない。

01月25日の断片

▼某番組の新年会。例によってビンゴの景品を出す。電子レンジ。今の時代に何故、電子レンジ?とツッコまれて思惑通り。結果、「最近電子レンジが壊れてしまった」という女性が当選するというミラクル。終わりよければすべてよし▼その席でMCの芸人さんにご挨拶。今、担当番組が3本も一緒だが、ちゃんと挨拶したのは初めて。いつものことながらホントこういうの苦手だ。

01月24日の断片

▼テレビ局には、その日収録のタレントのために控え室を明記した貼り紙がしてあるのだが、今日、某局で見かけた貼り紙には、当事者しか判らないような書き方がしてあった。場所を知られちゃマズイのだろうか。

01月23日の断片

▼朝目覚めると窓の外は一面の雪景色。ひんやりとした空気の中、田舎の冬を思い出す。雪が積もった車に乗り込むと、車内が雪でうっすらと暗い。ふいに雪降るなか親父に車で送ってもらった記憶が蘇る。原体験は何歳になっても消えない。

01月22日の断片

▼まだ一度も放送されていないが、先々の収録は進む。そんな新番のスタジオ台本打ち。さぁ始めようという時に、パチンパチンと妙な音。冬場にありがちな静電気の音ではない。プロデューサーの1人(肥満)が爪を切っていたのだ。夜に爪を切ると縁起が悪いというのに。数字が悪かったら、そのせいにしようと思う。

01月21日の断片

▼新番1発目の数字に判りやすく凹む。年末の収録時、それまでの特番で奇跡的にうまくいってた部分がことごとく裏目に出たので嫌な予感はあった。偶然を必然にしていかないと。問題点を客観的に探る。こんな時、深(裏)読みしがちだが、ここで間違うと泥沼にはまるのは過去何度も経験している。ちゃんと足並みが揃うのか。それが心配。

01月20日の断片

▼チェックアウトして草津の温泉街をぶらつく。駅前の建物で草津名物の湯もみ踊りが。てっきりタダで披露してるんだと思ったら入場料500円取るのか。この踊りが500円払って見る価値があるかどうかは別にして、硫黄の匂いが充満していて頭が痛くなり途中で出る▼昼前に草津を出発。夕方に帰宅。軽く仕事した後に会議へ。全員が納得するような企画を生み出すのは難しい▼夜、我が家に仲間内が集まり、鍋。今年二度目。これまで家に人を入れるのは避けていたが、意外に楽しく。

01月19日の断片

▼午前中から臨時会議。未だ独り歩きしない段階の乳幼児のような番組。少しまた前進したように思うがまだまだその足取りはおぼつかない▼ひょんなことから、というか、車を走らせていて衝動的に温泉に行きたくなり、草津温泉に。番組で取り上げる度に一度は行ってみたいと思っていた温泉地。ただ、遠い。車で約四時間。ジャズの新譜を次々に聴きながらくねった山道を走る。到着するまでに聴いたCD、7枚。たまたまキャンセルが出て部屋が空いてた「「つつじ亭」に宿泊。部屋に入ると真ん中にどーんとコタツがあり、テンション上がる。温泉旅館にコタツってありだなぁ。強酸性の湯らしく、温泉に入るとピリピリとして肌が痛い。女将さんに「長湯は禁物」と言われていたので、温泉なのに落ち着かず▼飯を食べ、オンエアチェックし、暖炉がある休憩室でゆっくりと読書。しかもその部屋、マッキントッシュのオーディオ設備でジャズを流している。こんな部屋が欲しい。てか、午前中、会議してた時にはまさかこんなところに来るとは思ってなかった。衝動旅行。独り身ならでは。でもないか。

01月18日の断片

▼最後の会議を終えて深夜3時。ある番組が大変なことになってると耳にしたので心配になり編集所に顔を出す。放送は明日なのに編集が追っついてない。間に合うのか。作家はこんな時、無力だ。そのまま帰るのも何なのでプロデューサーと共にサイドテロップの案を練る。朝5時、帰宅。

01月17日の断片

▼冬になるとつい食べすぎてしまうくらいみかん好きなのだが、なかなか美味しいみかんとは出会わない。コンビニは勿論のこと、近所のピーコックや紀伊国屋でさえも唸る程のみかんはなかなかない。そんな中、偶然立ち寄った西麻布の路地裏にある何の変哲もない小さな果物屋のみかんが実に美味しかった。みかんの穴場を発見。そんなことが妙に嬉しい。

01月16日の断片

▼やっと出た。ヤットデタマン。MacBook Air。エアのごとく軽いというよりは、いろんなところとエアで繋がっているというコンセプト。LAN接続に必要なイーサーネット接続端子さえついてないのだ。ネットに繋げるのにコードなんて使うの?古くない?てことだ。なかでも驚いたのはDVDも他の機器で再生してエアで飛ばすという発想。インストールも出来ちゃうっていうんだからスゴイ。普通、そんな発想しないよなぁ。バックアップもエアで別売りのハードディスクに。冷静に考えるとDVDが単体で観れないというのは不便な気もするが、Appleとしては、音楽も映画もネット上で観れるようにするんだからそんなもの必要ないでしょ?という今後のネット業界を牽引する強気な姿勢の顕れでもある。その辺りのことが買うか買わないかの判断基準になりそうだが、自分は迷わずワンクリック。数週間後には待ちに待った1.3㎏の軽くて薄いノートパソコンが届く。

01月15日の断片

▼先週、届いたピムヤコブスというピアニストが思いの外良かったので、ネットで他の作品を調べてみたら、これが意外にリーダー作は少なく、逆にリタ・ライスという女性ボーカルの伴奏を務めている作品が多い。リタ・ライスという歌手は知らなかったがこの機会に聴いてみようとamazonでワンクリック。それが今日届いて早速試聴。古き良きジャズを彷彿させる好みの作品でどストライク。ジャケ買い(ネットだからジャケットだけが判断材料)成功。当たりの連鎖。

01月14日の断片

▼ある番組の新年会に遅れて参加。深夜番組なので少人数でこじんまりとやるんだと思ったら80人近く集まっていて驚く。大勢の前で紹介されちょっとしたドッキリ状態▼一次会で帰宅して軽く仕事した後、未開封のCDを乱聴。その中の一枚、ダラーブランド(現在はアブドゥラ・イブラヒムというイスラム名を名乗っているらしい)という南アフリカのピアニストに心酔。強烈なタッチで激しく奏でるピアノソロ。キースジャレットのそれとはまた異なる恍惚の世界。何でこんな凄いピアニストのこと、今まで知らなかったんだろ。ダラー・ブランド『アフリカン・ピアノ』(ジャズ初級者にはおすすめ出来ないけど)。

01月13日の断片

▼模様替えを機にインテリア照明を探しているのだが、ヤマギワでもカッシーナでもこれだと思えるモノに巡り会えず、今日は新宿のコンランショップへ行ってみた。収穫なし。その代わりにクッションとグラスを衝動買い▼その後、打ち合わせを一本済ませ、雑誌クイックジャパンの座談会に参加。恒例となった「TV・オブ・ザ・イヤー」。高須光聖、そーたに、田中直人、樋口卓治、鮫肌文殊、都築浩、村上卓史、山名宏和(年齢順敬称略)が参加。今年からシステムが変更。レギュラー番組を中心に選定。一年を振り返って思うことはやはり“視聴率の保険”がかかった番組に偏り過ぎてること。プロだから視聴率を度外視する訳にはいかないが、同時にやはり新規開拓していく気構えも必要。でもそれを実現するには“企画”以外に様々な人的な条件が揃わないと無理。テレビはどうなっていくのか▼座談会後、さっきまでテレビについて熱く語り合ってたと思えない程のバカ話(九割小学生レベルの下ネタ)で盛り上がる。久々に笑い過ぎて腹が痛くなった。やっぱ、スゴイ連中だ。

01月12日の断片

▼土曜日だというのに、臨時会議でビッチリ。その中のひとつに学力テスト系の番組があり、全員で問題を解きながら吟味。脳みそが判りやすく疲れる。そしてそんな疲れた脳に、この洋服はこたえる。水森亜土かと思った。古いけど。

01月11日の断片

▼持ち物に名前を書かなくなってどれぐらい経つだろう。子供の頃は何かと名前を書かされたものだが、いつの日からかそうすることが格好悪いという意識が芽生えてしまった。そんな中、ある番組のデレクターのMacBookProを見て驚いた。油性マジックで名前が書いてあったのだ。なんという大胆さ。衝撃。

01月10日の断片

▽会議中、トイレに行こうと廊下を歩いていたら、別室のドアが開いていて、何気なく中に目をやると打ち合わせ中の人のなかに見覚えのある顔が。少し通り過ぎてから「あれ?今のは…」と思い、引き返して部屋を覗くとやはりそうだった。元渡辺プロお笑い班(ホンジャマカやネプチューン、カンニングなどはここから巣立つことになる)チーフマネージャーの篠崎さん。自分がこの世界に入るきっかけとなった恩師。当時は篠さんからいろんなことを教わった。今でこそ吉本をはじめ各プロダクションはお笑い芸人養成部門を設けているが、業界で初めてそれをやり始めたのが実は篠さんなのだ(ビッグサーズデーという集団)。15、6年ぶりの再会。相変わらずの下町べらんめぇ口調で開口一番、「顔色良くなったなぁ」。あの頃自分はそんなに顔色悪かったのか。会って早々顔色のことに気がいくなんてまるで親みたいだ。てか、実際、親みたいな存在だった。その後、会議に戻るもしばしノスタルジックな気分。放送作家を夢見てた当時からすれば、今は幸せこの上ない。そんなことをしみじみ思った。頑張ろ。

01月09日の断片

▽ある番組のVTRチェック。泣ける映画ランキング。過去に観た映画をもう一度観てみたくなった。中でも『ニューシネマパラダイス』と『フォレストガンプ』。作品によってはもう一度観て落胆してしまう場合もあるから注意が必要。なんか昔好きだった人と再会する時にも似てる。チェックを終え、帰宅したのが深夜2時半。映画観ようか明日提出の台本を書こうか迷った挙げ句、台本を書く。大人。

01月08日の断片

▼amazonやHMVからいつ注文したのか記憶にないCDが届くことが度々ある。“度々ある”のは“だらしない”の類に入ると思うが、過去の自分からの贈り物のようで実は密かな楽しみでもある。しかも不思議なことにそうやって届いた作品は“当たり”の場合が非常に多いのだ。今日届いたCDもいつ何がきっかけで購入したのかまったくもって思い出せないのだが、内容は“大当たり”だった。Trio Pim Jacobs『Come fly with me』。オランダのピアニスト。スタンダード曲を最小限の音で奏でる、もろ好みのピアノトリオ。最近はいいCDに出会ったらすぐにレコードが売られてないかを調べてしまうのだが、案の定、廃盤。かろうじてネットオークションで発見したのはオリジナル盤だったが傷アリの上に値段も高過ぎる。悶々。アナログで聴いてみたい。関係ないが、ある雑誌でこんな特集が。中高年を中心にした原点回帰。あるいは懐古趣味。みんな、疲れてんのかも。

01月07日の断片

▼部屋の模様替えを機に、以前から欲しいと思っていた写真集をネットで購入。今日届いた。William Claxton『Jazz life』。1961年にドイツで出版された、有名無名のジャズミュージシャンたちの姿を捉えた貴重な写真集だ。いつもなら欲しいと思ったらすぐに買ってしまうのに何故この写真集は買わずにいたか。それは“デカイ”からだ。DVDと比べるとこれぐらいデカイ。開くとこんな感じにデカイ。でも“デカイ”というのはそれだけで心震わすものがある。こうなったらいっそのこと、これまた“デカイ”(かつ高価)というだけで諦めていたあの写真集も買ってしまおうかという考えが脳裡をよぎる。危険な購買欲連鎖。

01月06日の断片

▼その手の文献によると、日本に名だたる巨大仏は十六体あるらしい。子供の頃、高岡の大仏(奈良ではない。富山県には高岡大仏というものが存在する)を見て以来、あの大きな仏像を目の当たりにした時の何ともいえない独特な感覚は今もずっと変わらずにあるのだが、同様にその得体の知れない気持ちが原動力となり全国の巨大仏を巡回して本を書いた人までいて、4、5年前にその本を読んで自分も是非そんな十六体すべてをこの目で見てみようと思い立ったのだが、いつの間にかすっかり忘れていた。それが今日、ぶらりと行った鎌倉(お年寄りで溢れかえっていた)の帰り道、突如として現れた大船観音を目にして思い出した。巨大仏が見たい。今年は巨大仏を見にいこう。この大船観音だけでもこんな妙な気持ちになるのだから、これ以上の巨大仏を見たらもう何だかよくわからない気持ちになるに違いない。楽しみだ。という訳で、本日から「巨大仏の断片」をカテゴリーに加えることに。

01月05日の断片

▼本日も午後から会議。まだ気分は正月。その証拠に、会議室に入るとプロデューサーの1人(肥満)がミカンを食べていた。しかも1人で丸々一袋。柑橘系の匂いの中、新番1発目のPV開始▼夜、DVDで、映画『天然コケッコー』を観た。評判に違わずとてもいい映画。自分の原風景とオーバーラップする部分が多い。田舎と都会。風景はもちろんのこと、大きく音が違うのだ。脚本は『ジョゼ〜』の渡辺あや。監督は『ばかのハコ船』『リンダリンダリンダ』の山下敦弘。二人に共通するはディテールの細かさ。見過ごしがちな(あるいは軽視しがちな、あるいは省略しがちな)部分を丁寧にきちんと描いてて、いつもながら心震わされる。いい映画に出会った時はいつも誰かにそのことを伝えたくなる。今回も観終えてすぐに数人の知人にメール。誰からも返信なし。勝手に憤る。

01月04日の断片

▼テレビ業界的にはあり得ない正月4日からの会議。しかも10時間。通常営業以上の疲労感。やっぱり精神が疲労感に与える影響って大きいのだ▼ヴィーナスレコードというレーベルがある。中高年好み(を狙っているに違いない。演奏だけじゃなく選曲もジャケット写真も)のジャズを連発する、実に戦略的なレーベルなのだが、そこから新たにデビューした女性ボーカリストが(まんまと戦略にハマったみたいで悔しいが)実にイイ。Nicki Parrott『Moon River』。デビュー作と思えない程の自然体でスタンダード曲をさらりと歌いこなす。しかもこのニッキパロット、ただのボーカルではない。ウッドベーシストでもあるのだ。いまだかつてウッドベースを弾きながら歌う女性ジャズボーカリストにはお目にかかったことがない(男性も自分が知る限りではいない)。ウッドベースとボーカル。このミスマッチな取り合わせだけでも話題性がある。ヴィーナスレコード、ツボを心得てる。

01月03日の断片

▼放送日が確定しないうちから依頼を受けて会議を進めていた2つの正月特番が、あろうことか同じ日の同じ時間帯になってしまった。これまでもやむを得ず裏と被ってしまった場合は時々あったが、大体、そんな時はお互いのPに許可を取った上でどっちかの名前をペンネームするのが暗黙のルール。普通は後で始めた番組をそうすることが多い。が、今回の場合、放送日がどちらも確定していなかった訳だからそれも難しい。どっちの番組にもちゃんと名前を載せたい。そこで双方のPに了承を得て藤子不二雄みたいに「中野俊成A」と「中野俊成B」という表記にした。多分、テレビ史上初▼表参道ヒルズで開催されていた蜷川実花写真展を観に行く。この色彩感覚。実際の色を加工処理していないらしいので驚く。どうやって撮るんだろ。十年前、東京写真芸術専門学校に通っていたが、そんなことは教えてくれなかった▼その後、作家仲間の樋口君が新しく借りたという骨董通りの事務所にお邪魔。こんな仕事部屋があるのは羨ましい。って、樋口君と違って、自宅に家族がいる訳でもないから必要ないか▼キムギドクの最新作『絶対の愛』を観た。『悪い男』に衝撃を受けて以来(実際、個人的恋愛映画ベスト10を挙げるとすれば、確実にその一本に入る)、彼が撮った長編映画はほぼ観ている。この監督独特の辻褄の合わなさというか、観る者の理解を無視した強引な話の運びというか、大雑把なご都合主義というか、そのあたりをどのように受け入れたかで感想が変わってくる気がするのだが、今回はずっと「理解できるようで出来ない」「辻褄が合ってるようで合ってない」そんなきちっとはまり切らない気持ち悪さをずっと引きずったまま最後まで引っ張られてしまった。哲学的な重いテーマをちらつかせる割には、どこかはぐらかされたような、誤魔化されたような。この不可解で曖昧な感じがまた惹かれるところでもあるんだけど。

01月02日の断片

▼元劇団員たちと我が家で鍋。あまり家に人を呼ばない方だが、今年はオーディオを新しくしたのでそのイイ音を人と共有(自慢)したくて仕方がない▼鍋の後、オーディオがある部屋に移動して、飲み直す。みんなその音に驚いていた。最初はジャズを中心に聴いていたが、そのうち部屋にある邦楽CDを見つけ、これを聴かせて欲しいと次々にリクエスト。その方が、音が比較しやすいらしく、さらに感動している。やはりイイ音楽は、イイ音で聴かないといけない。聴く毎に新たな発見がある。

01月01日の断片

▼今年の北陸は近年にない大雪で、昨日は飛行機が何便も欠航になったらしい。今日も天候調査しながらの運行が続いていて、1便と2便はやはり欠航。次の便は飛んだものの、自分が予約した14時50分の便は天候次第という表示。あるいは飛んだとしても羽田に引き返すか、小松空港に降りる場合があるという。空港でそれを目にしながらネタとしてはこっちの方が面白いかもと思ってしまう性。結局、何事もなく富山空港へ行けたのだが、ちょっと残念な気にもなった▼毎年恒例の家族温泉。両親と弟親子を引き連れ、地元の宇奈月温泉へ。温泉はいつ以来か。やっぱり気分も体も癒されるのが実感を伴ってわかる。毎年、月に一度は週末にどこかに旅行に行こうと思いつつ、なかなか達成出来ずにいるが、今年こそ実現させたいものだ。とりあえず一月はクリア。

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