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1月31日の断片

午前中から、特番の台本書き。
元になる台本を直すぐらいだから、すぐに終わると思っていたが、
直しているうちに不備な点が次から次へと出てきて、殆ど全部書き直す。
予想外に時間がかかってしまい、またしても会議に行けず。

午後から会議を3本済ませ、
帰宅して、今度は今日締め切りの原稿。

その原稿というのが、富山県教育委員会から依頼されたもので、
なんでも富山県置県120年にちなんで、県出身者120名から、
県内の小・中・高生に向けたメッセージを集めて、本を出版するらしい。
その中には、ノーベル賞を受賞した田中耕一さんや藤子不二雄Aさん、
立川志の輔さんや柴田理恵さんなどの名前が並び、
そのうちの一人に自分を選んで頂いてとても光栄だが、
実際、書こうと思うと、何を書いていいやらわからない。
大体、小学生に向けた内容と高校生に向けたものでは幅があり過ぎる。
悩んだ挙げ句、勝手に小学生高学年をターゲットにした内容に。
これを読んで、放送作家になろうと思う子供はどれだけいるのか。
もしいたとして、その頃にはテレビはどうなっているのか。
放送作家の仕事も、随分と様変わりしているに違いない。

夜、以前から約束していた旧い知人たちと食事会。
その流れで、数年ぶりに、劇団員の山本がやっているバーBASEへ。
軽くコーヒーを飲み、小一時間で帰宅。

帰宅してから、台本書きの続き。
締め切りの午前3時前には書き上げ、メール。

知人から、1ヶ月後に発売予定のYUKIの新譜『JOY』のサンプル盤を貰った。
以前、この『断片』に「YUKIの新譜アルバムが早く聴きたい」と書いたのを
読んだらしい。サンプル盤なのでジャケットもなく、CD-ROM状態。
それを聴きながら、半身浴。正式に新譜が出たら購入しよう。

もう今日で1月も終わり。
年頭に仕事に追われることなく過ごそうと決意するも、
追われっぱなしの1ヶ月だった。まずい。

1月30日の断片

午後、稽古場で金曜日から上演されている、
アトリエ公演『上原家の事情』を観に行く。
自主公演にしては、ちゃんとカタチになっていて、
感心しつつ、所々、残念に思いながらも、楽しく観た。
アトリエという小さなスペースでしか出来ない芝居というものはあって、
余力があれば、本公演とはまったく違った類のことをやってみたいと思うが、
なかなかねぇ、時間が。本公演が終わったら、すぐに本公演の準備だし。
観劇後、軽く感想などを伝え、稽古場を後にする。

050130

移動中、小ネタ王としても有名な作家仲間の樋口君から、メール。
「パッチギ!観タスミダ。涙チョチョ切レスミダ」
感動したのかどうかこれじゃわからない。メールまで小ネタ入り。

打ち合わせまで時間があったので、東京オペラシティアートギャラリーにて、
『森山新宿荒木展』を観に行く。
天才写真家、荒木経惟と森山大道による、共同写真展。テーマは「新宿」。
この二人が撮る新宿の街は、相反する写真でありながらも、どちらも淫靡で猥雑。
二人が一緒に新宿の街を歩きながら撮っている様子を収めたビデオが、
ギャラリー内に投影され続けているのだが、それがまた面白い。
「饒舌」なアラーキーに対して、「寡黙」な森山大道。真逆な二人。
作品自体も、「生」を写し出すアラーキーに対して、「死」を予感させる森山。
だからこそ、この組み合わせの写真展は、とても面白い。
意外だったのは、どう考えてもデートには向かない写真展なのに、
カップルが多かったこと。しかも、女性客も多く、
隣で一緒に、淫靡な、例えば女性の緊縛写真を見るのは、
知らない人だとはいえ、ちと照れ臭いものがある。

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その後、ロケ台本打ち。
かなり時間がかかるかと思っていたが、それほどでもなく。

早めに打ち合わせが終わったので、アトリエ公演の打ち上げに軽く参加。
初めて作・演出を務めた四方田や出演者たちと、芝居談義。
話ながらも、つい思考は6月公演のことに。
24時、仕事がたくさん残っているので、中座。

移動中、David Sanborn『Closer 』Anita Baker『My Everything』を聴く。
デビットサンボーンはストレートなジャズだった前作のほうが好み。
でも、いわゆるこの手のスムースジャズ系の方が今はウケるのかも。
アニタベイカーは10年ぶりの新作。さすがベテランの貫禄。
気に入ったので、iPodに入れたいが、コピーコントロールCDなのでムカつく。
東芝め。

david_sanbor ★★ anita_bake ★★★☆

1月29日の断片

午後、セルリアンタワー1Fで、打ち合わせ。
その後も、土曜日だというのに、臨時会議が続き、
終わってみれば、21時すぎ。

会議中、何人もの人たちから、
「パッチギ!よかった!」というメールが届く。
みんな、この『断片』を読んで、観に行ったとか。
まるで、自分は宣伝担当だ。

夕方、少し時間が空き、
青山ブックセンター本店へ。営業再開してからは初。
読む時間がないと判っていながらも、何冊もの本を購入。
でも、欲しい時に買っておかないと、最近は売れなかったら
すぐに絶版になってしまうし。

会議後、後輩の作家と共に、知人たちが待つ、
外苑の塩鍋が美味しいお店へ。
先週に引き続き、またしても塩鍋に満足。
知人たちにも好評。この冬の間に、何度も足を運んでしまいそうだ。

その後、帰宅して、軽くネタ出しの仕事。
そして、6月公演の構想。
日々の思考の断片が、なかなか、ひとつにまとまらず。

今週は『Latin Aperitivo 〜Brazilian Blend〜』を聴く。
このシリーズ、一作目がよかったので、惰性的に全部買ってしまってるなぁ。
そして、CHAKA KHAN『Classikhan』
もう何年ぶりの新譜だろう。今作は最近の流行り、スタンダード集。
そういえば、Mt.FUJI JAZZ Festivalに出演してたの観て以来、聴いてなかった。

latin_aperitivo(★★☆)chakakhan(★★★)

1月28日の断片

早めに起きて、午後過ぎまで台本書き。
Windowsが中心の会社は、Macからの添付ファイルを、
セキュリティの関係ではじくことが多く、その制作会社もそうだとは
知っていながらも、何とかMacから送る手段はないかと送信サーバーを
変えたり試行錯誤。結局、どうやってもはじかれるということが判明し、
仕方なく、VAIO経由で送信。最初っからそうすればよかった。

午後から会議を2つ。
途中、アトリエ公演のパンフ用に寄稿を頼まれていたことを思い出し、
慌てて書いていたら、別件の原稿依頼のことを思い出した。
週末に書かなきゃ。会議や打ち合わせのことは忘れないのに、
それ以外のことは忘れてしまいがち。何か仕事の幅が狭いんだなぁ。

夜、特番の会議を2本。
初めてに近いスタッフと親しいスタッフ。
断然、後者との会議のほうが楽しく、充実。

本日、劇団員のいんげんから、メール。
「イムジン河、泣いた」。
タイトルが出てこないくらい、感動したようだ。
タイトルといえば、ある番組のプロデューサーが、
「井筒監督の『トッポギ!』、ええらしいねぇ!」と言っていた。
どんな間違いだ。

昨日行った映画館もそうだったが、まだ公開一週間だが、
あまりお客さんが入ってないみたいだ。
おすぎのあの宣伝が逆効果だという説も。
『セカチュー』を観て泣くなら、『パッチギ!』で泣いた方が健全だ。
あ、『セカチュー』の悪口を言うのはもうやめようと思っていたんだった。
『命』で泣くなら、『パッチギ!』で泣いた方が健全だ。

1月27日の断片

午前中から会議を2本済ませ、
夜の会議が急遽、中止になったので、
再度、『パッチギ!』を観に行くことに。
前回と同じ渋谷の映画館に入ると、作家仲間の内村さんとバッタリ。
昨日会議でそーたにさんがあまりにも熱く語っていたので観に来たという。
さらに、後輩の作家Nの姿も。この「断片」を読んで観てみたくなったらしい。

映画が始まってすぐに、隣に座るオバサンが、
パン屋によくあるタイプのあの固いビニール袋から、
カサカサ音を立ててパンを取り出し、食べ始める。
最初は一個ぐらいだろうと思って我慢していたが、小さなパンを
いくつも取り出し、その都度、カサカサと音をさせるのでいい加減、
ぶち切れ、大きく舌打ちをして、「うるせぇな」と威嚇。
ようやく、音を立てないように気を遣いはじめたが、
何であんな無神経なやつがいるのか不思議でしょうがない。
大体、パン屋も、何であんなに音が鳴るような固いビニール素材を
使っているのか。パン屋にも腹が立った。

そんな腹立たしい思いで観始めたにも関わらず、またもや心震わされる。
二度観て、ストーリーもみな判っているはずなのに、涙腺決壊。

映画を観終え、エレベーター前で内村さんと会ったが、
明らかに涙を流した後の目で、「これは、やばいね」と一言。
話によると、そーたにさんも二度観て、
鶴瓶さんも二度観てるらしいが、その気持ちはわかる。
理屈ではない何かに触れてしまい、一度だけではどうにも落ち着かないのだ。

映画館を出て、余韻に浸りながら歩いていると、
上映前に偶然会った、後輩の作家Nから携帯に電話。
てっきり、感動したと興奮して電話してきたのかと思ったら、
「言うほど感動はしなかったんですけど、中野さんはどこでそんなに
感動したんですか」という質問の電話だったので、驚いた。
別に、感動の押し売りをするつもりもないし、
わざわざそんなこと説明するようなことでもないので、
「感受性の違いだから、教えてあげない」と言って、電話を切る。

その後、会社に立ち寄り、先日映画を観たという、
在日朝鮮人でもある、後輩の作家と、しばし『パッチギ!』談義。
彼曰く、細部に渡ってとてもリアルに描かれているし、
とても感動したという。それに比べると、『GO』は最悪だとか。
どこがどうリアルだったのかをいろいろ教えて貰い、面白かった。

帰宅後、明日までの急な台本発注があり、予定が狂う。
本当は、ゆっくりと別の台本を書くつもりでいたのだが、
眠れない事態に陥ってしまった。
早く判っていれば、映画なんて観に行かなかったのに…

1月26日の断片

午前中に書き上げるつもりの台本が思いの外、時間がかかる。
書きながらも、たけしさんとの食事会のことを思い、気もそぞろ。
すぐにそのことを考え、集中力も途切れがち。
おかげで、会議を一本、欠席。
今週は台本が多いとはいえ、ちと反省。

台本を書いていると、作家仲間の高須さんからメール。
『パッチギ!』を観終えたばかりらしく、
「パッチギ!…やばい!」と興奮気味。
観た人全員が絶賛するこの映画。確実に、邦画史に残る大傑作。

そして、アップルストアで予約していたiPod shuffleが届く。
USBに接続するだけで、iTuneから240曲もの音楽をランダムに取り込める。
どの曲が収録されるかわからないところが、遊び心をくすぐる。
しかも、ガムぐらいの大きさで、五百円玉ほどの軽さ。
iPodのセカンド機として、散歩やスポーツジムに持っていくのに最適。

ipodshuffle  iPod shuffle

台本を書き上げ、一息ついているところに、母親から電話。
昼間に電話してくることなどめったにないので何があったのかと心配したが、
見合いの話だったので、笑った。何でも知り合いから持ちかけられ、
一応、話だけしてみるということになって電話したらしい。
一度ぐらい見合いを経験しておくのも面白いとは思ったが、
そのためにわざわざ富山まで帰るのも面倒なので、断った。

夕方から、アカデミー賞のノミネートが発表になったのを受けて、
その生中継特番の会議。今年は去年に比べて、話題が乏しく、地味。
しかも、『モーターサイクルダイアリーズ』以外、観ていない作品ばかり。
試写会にも行きたいが、平日の午後ばかりなので、ままならない。

そして、夜。東麻布の高級中華料理店で、たけしさんと食事会。
去年はテーブルの隅っこで、知らない家に連れてこられた子供のように、
黙ってたけしさんの話を聞いていただけだったが、
今回はプロデューサーの心遣いもあって、真正面の席。
たけしさんが自分の顔を見ながら話した瞬間、マジで気を失いそうになった。
そんな中、直接、お話する機会にも恵まれ、まさに夢のよう。
新作映画のことや東京芸大の教授のこと、
DVDで発売になったばかりの「元気がでるテレビ」の話など、
いろんな話を聞かせて頂き、幸せこの上ない。

帰宅してからも、ずっと夢見心地のまま。
現在、午前3時過ぎ。まだまだ、眠れそうにない。

1月25日の断片

昨晩の積み残した台本の続きを、早めに起きて書き始めるも、
3番組の担当週が重なっているので、なかなか終わらず。
結局、1本会議をやむを得ず、欠席。

夕方から、会議へ。
作家のそーたにさんと空き時間に、ずっと『パッチギ!』の話。
周りで観ている人が殆どいないので、飢えた狼状態。
お互い、あそこもよかった、ここもよかったとベタ褒め。
そして、iPodに入れたばかりの「イムジン河」を聞かせてあげると、
遠い目をして、ジーンとしているのには笑った。
というのも、移動中の車内で、自分も同じように、
ついウルウルときてしまっていたからだ。
大体、映画のサントラを買うヤツの気が知れないと思ってた自分が、
すぐにAmazonで購入(映画館ではさすがに恥ずかしくて
買えなかった)したくらい、この曲は琴線に触れる。

pachigisound

夜、会議を2本済ませ、
その後、ご飯を食べながら、打ち合わせ。
大きな方向性は決まり、ひとまず前進。

深夜、帰宅して、台本を書き始めるも、はかどらず。
明日は、たけしさんとの食事会。
もう既に緊張して、落ち着かない。

1月24日の断片

昨日観た『パッチギ!』の余韻がまだ消えず、いろんな場面を思い出していたら、
公開初日に観たという、作家仲間で映画好きのそーたにさんから、メール。
「まだ、パッチギの余韻に浸ってる」
同じ状態に陥っていることに笑った。
そして、夕方、同じく作家仲間の鮫ちゃんからも、メール。
「パッチギ!泣いた…」
どうやら、観たばかりらしい。
さらに、懇意にしているプロデューサーからもメール。
「今からパッチギ!鑑賞です。ブー(開演ブザー)」
そんな報告はいらない。
が、夜、打ち合わせで会った時には、
「いや、ほんま、すごかったですね!」と熱く語り始め、しばし映画談義。

この『断片』を読んでる人は、かなり目線が上がって、期待値が高くなり、
観た時にはそうでもなかったという結果になってしまうかもしれないが、
やはりいいものに触れた時は、書かずにいられないのだ。

午後から会議を5本。
移動中、サンボマスター『サンボマスターは君に語りかける』
U2『HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB』を聴く。
こっちに体力がないと、受け止めきれないと感じ、やはり歳なのか。

sanbo  U2

21時からスペシャルのスタジオ台本打ちをたっぷり5時間。
26時、帰宅。明日までの台本仕事が山積み。

1月23日の断片

朝8時すぎ、起床。
今年になってもまだ朝型にシフト出来ていないので、つらい。
ひと風呂浴びてから、朝食。
10時半、チェックアウト。
まだ20代半ばの後輩作家が、
「いつもお世話になっているから」と、贔屓にしているという風俗嬢に
まんじゅうを買っていた。おっさんかよ。
そもそも、その「世話」には、おみやげは必要ない。
毎回、金払ってんだろうし。

帰りの車中で、マイナスターズ『ネガティブハート』を聴く。
マイナスターズとは、さまぁ〜ずがライヴでやっているバンド。
さまぁ〜ずワールドな、くだらない歌が19曲も収録。
どれも笑っちゃうが、中でも「心配症」「すれ違い」
「自由」「デジタル時代」が白眉。昨晩、そのマイナスターズの特番も
構成したのだが、数字はどれぐらいいったのか?

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帰宅して、軽く仮眠をとり、
アミューズCQNで、井筒和幸監督『パッチギ!』を観た。
まだ公開して間もないので、詳述は避けるが、
後半、ある場面を境に涙腺が決壊、最後まで涙止まらず。
映画を観終えて、タイトルがすべてを象徴していることに気付く。
井筒監督、こんな傑作を撮ってしまったら、次が大変だろうなぁ、
と要らぬ心配までしてしまった。
とにかく今年観た映画の中では一番、ってまだ3本しか観てないけど。
でも、これを抜く映画はそう多くはないと思う。

pachigi(★★★★★)

夜、旧い知人達と、神宮にある塩鍋が美味しいお店でごはん。
やはり、美味。ついつい食べ過ぎてしまった。

1月22日の断片

午後から特番会議。
一般人と業界人、そして芸能人の「価値観」のズレを、
慎重に推し量りつつ、方向性を探る。

その後、年に一度の社員旅行。
先週に続いて、またもや週末を温泉で過ごすことに。
今週は湯河原はふきや旅館

fukiya

宿について早々、晩ご飯。そして、若手作家陣による演芸。
今回も、苦笑いするしかなく。
しょうがないので、覚えたてのカードマジックを披露。
みんな驚いていたが、同時に「一体、何を目指してるんですか」と、
ツッコまれもした。
おそらく、このマジックブームのせいで、自分のように、
忘年会や新年会の席で、マジックを自慢げに披露した上司は、
日本中に、1万人はいたに違いない。
そう思うと、自分のことを、かなりさぶいと思う。
思うが、レベルが東急ハンズマジックレベルとは明らかに違うのだから、
それはやっぱりスゴイ。

そして、社員旅行では珍しく、カラオケ大会。
作家どうしでカラオケをやると、必ず全裸になるやつがいるのは
どうしてだろう。ま、面白いからいいんだけど。

 050122 050122b
深夜、ゆっくりと露天風呂に入り、
一週間の疲れを癒す。やっぱり、温泉はいい。

他の社員たちがギャンブルで盛り上がっているので、
ひとり、部屋で読書。至福のとき。

1月21日の断片

午後、マガジンハウスのスタジオにて、「an・an」の取材。
20代の男性からとった恋愛に関するアンケート結果を受けて、
コメントを求められたのだが、その資料が面白かった。

その後、会議を2本。
この「断片」を読んでいるというプロデューサーから、
「ひょっとして、結婚するんですか?」と小声で聞かれる。
「式場を押さえてから相手を探す」というのはカモフラージュで、
実はもう決まった相手がいて、結婚をより劇的に見せるための演出
なんじゃないかと思ったらしい。つまりは出来レース。
なるほど、確かにプライベートを明かしている訳ではないし、
そう裏読みされてもおかしくはない。
つまり、「式場」を押さえたとしても、「相手がいない」ということが、
証明できないと、その企画はあまり面白くないということになる。
う〜ん、どうしたらいいんだ…って、別にやることを決めた訳じゃないから、
そんなことを悩まなくてもいいか。
ほかに考えなきゃいけないことは山積みだ。

移動中、スピッツの新譜『スーベニア』を聴く。
これまでは特にファンという訳ではなかったが、これは名盤。
つい、HP上で絶賛していた作家仲間の鮫ちゃんに感想メール。
すると、「元じゅでまりのYUkIのシングルもいいよ」と、
機械音痴らしい文字遣いで、返信されてきたので、
早速、そのYUKI『JOY』を購入。
たしかにいい。早くアルバムを出せばいいのに。

spits yuki

22時から臨時会議。
この番組の会議はいつも楽しいが、今日は爆笑の連続。
総合演出が笑い過ぎて、「腹が痛いからちょっと待って!」と会議を中断。
一日の締め括りの仕事だったので、気分よく帰路につく。
やっぱり、気の合うスタッフとの仕事は楽しい。
そう思うと、あんな特番なんか、引き受けるんじゃなかった、と後悔。

帰宅して、半身浴しながら、読書。
上野玲『耳かきがしたい』読了。
書名からも判るように、耳かきフェチの本。
中には、全国津々浦々から集めた耳かきのコレクションや、
耳かきの歴史、現在発売されている耳かきの批評など、
とにかく「耳かき」のことだけが書かれた本。

冒頭は次の一文で始まる。
「絶海の孤島にひとり流されるとして、ひとつだけなにかを持っていっていいと
言われたら、私は断固、耳かきを選ぶ」。
ものすごい耳かきフェチだ。さらに、対談ではこうも言っている。
「耳かきというのは、棒と穴という形状といい、快感が伴うという点からしても、
セックスのメタファーのように思えてならない」。
そんなこと、考えたこともなかったが、昭和初期には、
耳かきに快感を求めるための「ひびきがね」という音叉のような道具があり、
「それを耳かきに触れさせると、振動が耳の中に伝わり、あまりの快感に、
ゆっとりとよだれを流して耳をかいている者もいた」らしい。
『巨大仏』といい、『耳かき』といい、フェチの本はほんと面白い。

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明日から社員旅行。またもや東京を離れる。

1月20日の断片

ハッとして目を覚まし、机に置いてあった腕時計を見ると10時半。
11時から会議だったので、「体内時計って不思議だよなぁ」と思いながら、
シャワーを浴びようと風呂に向かう途中、リビングの壁掛け時計を見て驚いた。
11時。寝室からリビングに出ただけで、30分も経ってる訳はなく、
念のため携帯の時刻を確認すると、やはり11時。腕時計が止まっていたのだ。
紛らわしい時刻で止まりやがって。
所有している腕時計は全部、自動巻か手巻きなので、
腕からハズしたら、信用してはいけない。まるで、○○みたいだ。

慌てて、家を出て10分後にはもう到着。会議もまだ始まっておらず、
家の近所の制作会社は、これだから助かる。
全部の番組がここで会議をやってくれたら、どんなに楽か。

会議を2本済ませ、
三軒茶屋のシアタートラムにて、
遊園地再生事業団『トーキョー/不在/ハムレット』を観劇。
宮沢さんの舞台を観始めてもう15、6年が経つ。前進し続ける姿勢には頭が下がる。
自分なりにやはり新しいことをやっていかないと、行き詰まるし、
何よりも自分自身が楽しめなくなる。そもそも出発点はそこだったはずだ。
そして今回の作品は、リーディング、映画上映など、準備的な公演を繰り返しながら、
一年かけて創られたもの。一年かけてひとつの舞台をつくるというのがまずスゴイ。
先に出版された『不在』という小説も読んでいたので、また違った見方も出来た。
とにかく、いろんなことを考え続けた2時間40分。
それだからこそ、とても体力が必要。そんな舞台は、そうはない。
だからといって、毎回、その手のものばかり観る気力もないんだけど。
『カンフーハッスル』から『トーキョー/不在/ハムレット』まで、
楽しめるものの振り幅が大きければ大きいほど、自分としては理想的。

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観劇後、旧い知人たちと軽くご飯。
数年ぶりに会ったが、映画で顔を見ているので、さほど久しぶり感もなく。
連絡した時に、ちょうど、この「断片」を読んでいたらしく、
会って早々、「本当に式場押さえて下さいよ、面白いから」と言われる。
そう言われると、ホントにその気になるからまずい。

深夜3時、帰宅。

1月19日の断片

午後から会議を3本。
21時に終わり、ちょっとした開放感。

元劇団員と沖縄料理のお店で晩ご飯。
今年の4月末に結婚することが決まったらしい。
流れで、「中野さんは結婚しないんですか?」という話になり、
いっそのこと、式場だけを今から押さえて、その日までに結婚できるか?
という企画を本気でやろうかと思ったが、
式場との手続きやその他諸々の打ち合わせのことを聞いて、
面倒臭くなって、諦めた。
でも、テレビの企画ではありがちだが、
仕事とは関係なく、自分だけでやるのはまぬけだし、
失敗して、キャンセル料支払ってるのはもっとまぬけでいいなぁ。

実は、運転免許はそのパターンだった。
最初に車を買って、乗りたいという気持ちだけを推進力に教習所に通っていた。
ま、免許取得前に無免許で乗りまくってたけど。

考えてみたら、式場を押さえるだけ押さえて、それから結婚相手を探して、
その日までゴールインするなんて、まるで芝居の公演と同じだ。
劇場押さえは少なくとも一年以上前に行うのが普通なので、
その時点では、何となくこんなことが出来ればいいなぁと思ってるぐらいで、
具体的な台本もキャストも決まってない場合が多い。
しかも、どっちも肝心なのは、「ハッとする題材(相手)」と出会うか否か。

まじで式場、押さえてみようかなぁ、ってリスクおおきすぎるか。

1月18日の断片

午後から会議を1本済ませ、次の会議が急遽、休みになったので、
昨日に引き続き、歯医者へ。詰めた部分が取れてしまったのだ。
今日は会計での、不思議な会話はなかった。

歯医者の受付で思い出すのは、後輩の作家の話だ。
彼は初めて行った歯医者の受付に一目惚れ。
相手も同様に、彼に強い縁を感じたらしく、すぐに交際が始まり、
数週間後には、なんと結婚することになったのだ。

他にも、自分の周りには、電撃的に結婚した連中が多い。
例えば、初めて入ったガソリンスタンドの店員と話した瞬間に、
「この人と結婚するような気がする」と思い、
数ヶ月後、ホントに結婚してしまったパターン。
例えば、隣のお店で働いている人から初めて食事に誘われ、
食事の席で結婚しようということになり、そのまま親に挨拶に行き、
半年後に結婚してしまったパターン。
例えば、旅行先で出会った人に運命を感じ、
お互い、旅行から帰ってきてそれまでつきあっていた人と別れて、
すぐに結婚したパターン。

以前、an・anの編集者から、「出会いがない」というのが、
読者の一番多い悩みだと聞いたが、出会いは、突然訪れるのだ。
最近では、杉田かおるさんの場合がそうだが、
あの結婚は多くの(中年)女性に希望を与えたに違いない。

って、何を長々と結婚のことを書いてるんだ。
きっと結婚したいに違いない。深層心理の現れ。てこともないか。

夜、会議を1本済ませ、スペシャルのPV会議。
たっぷりと5時間。26時、終了。

宮田珠巳『晴れた日は巨大仏を見に』を読了。
著者が定義する巨大仏とは、「ウルトラマンよりも大きな大仏」のことで、
つまり「約40メートル以上」もあるのだ。鎌倉の大仏が、約11メートルなので、
いかに「巨大仏」が馬鹿でかいか判るはず。
日本にはそんな「巨大仏」が16体もあり、驚いたが、
この本はそのルポ。著者は書く。「巨大仏のある風景を見て、
そのとき胸にわきおこるヘンな感触をじっくり味わってみたい」。
自分も、バンコクで涅槃仏を見た時には妙な違和感を感じたので、
その感覚はとてもよくわかる。だからこそ、この本はとても面白かった。
写真だけでも、あの「ヘンな感触」は伝わってきて、
実際に、その「妙な風景」を見に行きたい衝動に駆られる。
全部は無理でも、せめて日本一の巨大仏ぐらいは見ておきたい。
それは、茨城県の牛久大仏で、大きさはなんと!120メートル!
今年中に、絶対、見に行こうと思う。

kyodaibutsu(★★★☆)

1月17日の断片

午前中に、これまた急発注のロケ台本書き。
架空のラジオ番組用の進行台本。さくさくと仕上げてメール。

午後から会議とスタジオ台本打ち。
その後、歯医者へ。数ヶ月ぶりに治療再開。
会計の際、唐突に「初詣に行きましたか?」と聞かれ、戸惑う。
「石垣で行ってきました」と答えると、
「私は、川崎大師に友達と行きました」と教えてくれたが、
何故、そんな話になるのか判らず、
「そうなんですか」としか言いようがなかった。

夕方、劇団関係の打ち合わせを済ませ、夜、会議を2本。
最後の会議はまたしても特番で、思いの外、時間がかかり、
深夜2時過ぎに帰宅。

慌てて、スタジオ台本を書いて、メールで送る。
午前4時、就寝。

1月16日の断片

朝8時、起床。温泉の朝は早い。
朝食を食べ、午前10時、チェックアウト。

途中、事故渋滞に巻き込まれたが、
12時には、もう帰宅。
箱根、熱海あたりは、週末ぐらいにふらっと行くには、
最適な温泉地。毎週でも行きたい。
ま、来週末も社員旅行で、また行くんだけど。

軽く昼飯をとって、稽古場へ。
月例の劇団ミーティング。
次回公演や来年度の新体制のことなど。
ミーティング後、新たにスタッフとして加わりたいという方の面接。
しかも夫婦。夫婦漫才ならぬ、夫婦スタッフ。
前回の公演を観て興味を持ったというが、有り難い。
手伝ってくれる人が増えれば増えるほど、何かこう不思議と活気づいてくる。
随時、受け付けているので、興味のある方は気軽に問い合わせを。
公演当日のお手伝いだけでもOKです。

その後、ご飯を食べがてら、特番企画の話。
以前よりも特番枠が増え、最近はそんな依頼が多い。

そろそろ、次回公演の方向性も固めなきゃいけない時期。
一日24時間は少ないと言いたいところだが、実はちょうどいい。
要は時間の遣い方だ。

1月15日の断片

番組スタッフと共に、リサーチ旅行。
“リサーチ旅行”というのも妙な旅行だが、
要は、ある特番のための下調べ。
朝8時半、重松清『流星ワゴン』でも登場したオデッセイで出発。
プロデューサー、演出陣、合わせて7名。
そんな大勢で下調べするなんて、さぞかし大掛かりな番組みたいだが、
実は、その後で立ち寄る箱根の温泉が一番の目的。
いわば、出陣式も兼ねた慰安旅行だ。

昼過ぎに、目的の施設に到着。
温泉が目的だとしても、ちょっとは番組づくりのヒントになるものが
あるかもしれないと思っていたが、大きく期待はずれ。
わざわざ静岡まで来たのに、という虚無感。
これが、たまらなく楽しい。
というわけで、あっと言う間に、“下調べ”終了。
そして、箱根へ。
天気予報を聞いて、予測はしていたが、物凄い雪。
温泉というより、スキー場に向かっている気分。
しかし、徐々に温泉が近づくにつれ、気分は高揚。
30代の男でぎゅうぎゅう詰めの車内はまるで修学旅行状態。

夕方、箱根は仙石原温泉はみたけという老舗旅館に到着。

050115a

他のスタッフたちは、着いて早々、温泉に入る中、
ひとり、部屋に居残り、急発注の宿題をせっせと仕上げる。
が、メールを送ろうとした段階で、PHSの電波が繋がらないことが発覚。
しょうがないので、パソコンで書いたものをレポート用紙に手書きでリライト。
手書きをワープロにすることはあるが、その逆はとてつもなく腹立たしい気分になる。
ようやく書き写し、旅館のフロントからFAXし、やっと風呂に入る。
仙石原は、箱根で唯一、白濁温泉。
独特な匂いのなか、誰もいない大浴場という名の小ぶりの風呂で、
ゆっくりと冷えた体を温める。

mitake

夕食後、部屋に戻り、みんなで、「参考映像」を見ながら、
雑談レベルで方向性を探る。予想外に有意義な時間。
が、酒が入っているということもあって、総合演出は爆睡。それには笑った。

その後、みんなで布団の上で、トランプ大会。
「大貧民」、そして、「ババ抜き」。まるで中学生の修学旅行。
危うく、「神経衰弱」や「7並べ」までしそうになった。

050115b

深夜0時、一応、解散。
睡眠不足だったこともあって、すぐに就寝。

1月14日の断片

午前中、軽く仕事を済ませ、午後から、会議を2本。
移動中、広瀬香美『LOVEBIRD』を聴く。
なんと5年ぶりの新譜アルバムらしい。
かなり芸風が変わった、って芸風じゃないか。
普通の女子大生やOL的なあのベタな歌詞はどこへやら。
一瞬、MISIAかと思った。

hirosekohmi(★★★☆)

夜、東京国際フォーラムで『タップドッグス』を観劇。
タップが踏める放送作家としては、チェックしない訳にはいかない。
建築現場でアルバイトをしていたダンサーが主軸となり、
その経験をベースに創り上げたタップパフォーマンス。
華麗なタップショーというよりは、力強いタップエンターテイメント。
なにしろ、メインセットは工事現場で使われている鉄製の足場や合板で、
着飾ったステージ衣装などもなく、ワークスタイル。
ロープで逆さ吊りされたまま天盤でタップしたり、
水たまりの中でしぶきをあげてタップしたりと、とにかくワイルドなのだ。
それにしても、やっぱりすべての表現の根本は「リズム」だ。

photo_tapdogs(★★★☆)

観劇後、特番の会議。
2回目の放送に向けて、おおまかな方向性などを話し合い、
その流れで、麻布十番で遅い晩ご飯。
昨日に引き続き、鍋。この店の鍋はとにかく美味い。
しかも、その後の雑炊も絶品。
こんな時間に腹一杯食べるのはよくないと思いつつ、満腹。
店を出ると、外は雨。天気予報によると明日から雪。

1月13日の断片

午前10時から打ち合わせ。
朝早いので、ADの女の子が気を利かせて電話をくれたが、
ちょうど歯を磨いている途中で、すぐには出られず、
ちゃんと起きていたのに、その電話で起きた感じになってしまい、
つい、「ちゃんと起きてたからね」と、言い訳。
なんか、小さい、39歳独身。

朝から打ち合わせと会議を3本。
途中、タレント打ちの時間が早まったという連絡を受け、
慌てて、帰宅して台本書き。おかげで、会議を1本、欠席。
台本を仕上げ、メールして、次の会議へ。
特番の会議を2本。

会議後、作家仲間と遅い晩ご飯。
ひとりだと家で鍋などしないからという自分のリクエストで、鶏ちゃんこ鍋。
それをきっかけに、結婚トーク。いかに結婚生活は大変かを聞かされ、
またしても幻想が打ち砕かれる。
それでも、うっすらと夢を抱く自分は、まだまだ青二才。
そんな、39歳独身。あと4ヶ月で40の大台。

帰宅して、ゆっくりと音楽を聴きながら、半身浴。
TINGARA『うなさか』
沖縄音楽だが、帯には「沖縄の星空から降り注ぐようなやすらぎのサウンド」とある。
よしもとばななの短編集もそうだったが、
あまりにも、沖縄をスピリチュアルな場所として捉えすぎて、気持ちが悪い。
このアルバムもまるで宗教音楽のようだ。

tingara(★☆)

この「断片」には、あとで思い出すための、
個人的な「鑑賞記録」という側面もあるが、音楽に関しては、
月に少なくとも20枚以上の新譜CDは聴いているにも関わらず、
これまではなかなか書き残せてない。
今年は出来るだけ記録していこうと思っていたので、
とりあえず今年になって聴いたアルバムを列挙。

□noon『my fairy tale』(★★★☆)
□RIGMOR GUSTAFSSON『CLOSE TO YOU』(★★★)
□ROCO『Delicious Life』(★★★☆)
□ORANGE RANGE『musiQ』(★★★)
□MISIA『SINGER FOR SINGER』(★★★)
□Karolina Vucidolac『Brasil』(★★★)
□荘野ジュリ『36度5分』(★★★)
□DREAMS COME TRUE『DIAMOND15』(★★★☆)
□奥田民生『LION』(★★★★)
□コンピアルバム『Baby aperitivo』(★★★)

★は評価ではなく、あくまでも個人的な満足度。
別に、他の人にとっては、何の目安にも役にも立たないのであしからず。

少しずつこのブログにもコメントが寄せられているが、
他の人も、お気軽にどうぞ。そのためのブログでもあるんだし。

1月12日の断片

午後から会議をひとつ終え、編集所でスタジオ台本打ち。
帰宅して、すぐに取りかかり、怒濤のごとく仕上げてから、稽古場へ。
五月公演に向けたミーティング。
次回は、劇場がまた大きくなり、紀伊國屋サザンシアター。
初めての小屋。楽しみでもあり、不安でもあり。
ミーティングを終え、すぐに帰宅して、会議資料用のVTRチェック。
そして、台本書き。あっと言う間に午前3時。
考えなきゃいけないことと考えたいことと、
考えたくなくてもつい考えてしまうことで、頭の中がぐちゃぐちゃ。

1月11日の断片

午後から会議を3本。
収録が切羽詰まった特番の会議が予定外に長引き、
夜の会議を1本、やむを得ず欠席。
22時からこれまた特番の企画会議。今週は、会議の嵐。
25時、帰宅。またしても、部屋がどんどん荒れていってる。

1月10日の断片

午後の会議が急遽、休みになったので、
ジムに行き、運動もせずにスパ&フットマッサージ。
終わって、リラクゼーションルームで読書してたら、爆睡

その後、打ち合わせと会議。

仕事を終え、帰宅すると、
ネットで購入した「VHSCカセットカートリッジ」が届いていた。
「VHSCカセット」とは、VHSビデオテープの約三分の一サイズのテープで、
15年前ぐらいに、ビデオカメラ用に使われていたコンパクトビデオテープ。
「カセットカートリッジ」とは、それを一般のビデオデッキで再生するために
必要なものなのだが、何故、そんなものを今さらネットで買ったかというと、
稽古場の大掃除の時に、懐かしいVHSCカセットが出てきたからだ。
背表紙に貼られたタイトルには、「88.10.4(TUE)山中湖」。
今から、16年も前の映像。一体、どんな懐かしい光景が収められているのか。
カートリッジにセットして、恐る恐る、再生してみると、
そこには、23歳の若造の自分が。
一人で見たにもかかわらず、強烈に赤面。
何なんだ、その髪型は!
何なんだ、その眼鏡は!
何なんだ、その格好は!
何なんだ、そのはしゃぎぶりは!
消去しようとは思わないが、さすがにもうしばらくは見たいとは思わない。
タレントさんが、過去映像を出されて恥ずかしがる気持ちがとてもわかる。
ま、今度、ある番組でそんなことするんだけど。

050109

というわけで、今度は50歳になる年に見てみよう。
それまでは、封印。

1月9日の断片

午後、渋谷に新しくできた複合ビルPICASSO347内にある「アミューズCQN」で、
パク・チャヌク監督『オールドボーイ』を観た。
「謎の監禁」「復讐劇」「ミステリー」など、物語の要素を抽出すれば、
昨年観た『SAW』に近いものがあるが、
本質的に、この映画の方がサディスティックだ。
脚本だけでいえば、こっちの方がはるかに優れている。
詳細は避けるが、知らないうちに自分で自分の首を絞めていくような、
復讐劇の構造がスゴイ。結末は鳥肌モノ。

3f2be028(★★★★★)

さらに、夜は、六本木ヒルズのヴァージンシネマで、
チャウ・シンチー監督『カンフーハッスル』を観た。
『少林サッカー』とは打って変わり、ストロングスタイル。
一度、成功すると同じパターンを踏襲してしまいがちだが、
それをやると失敗に終わる場合が多いので、とても納得。
CGを使った過剰な演出は相変わらずくだらない。
何のひねりもないベタなストーリーだけに、余計それが馬鹿っぽく見えるのだ。
それにしても、この監督の映画に出てくるキャラは全員、濃い。
それだけで、もう現実離れした独特な世界が出来上がってるのがスゴイ。

ph2_sub1-1(★★★★)

映画を観終わって、知人たちとごはん。
映画漬けの日曜日。

1月8日の断片

午前中、所用を済ませ、午後から会議を2本。
合間に、青山のリブロへ立ち寄り、
マンガや単行本、雑誌などを購入。
10数年前、大泉学園に住んでいた頃は、
池袋リブロにはよく足を運んだ。
とても好きな本屋だったが、青山リブロは何だか中途半端。

青山のリブロといえば、
去年、村上春樹の新刊『アフターダーク』が出版され、
その翌日、買いに行ったら、「入荷していない」と言われ、愕然とした。
しかも、書名を告げても、店員が知らなかったことにも驚いた。
村上春樹の新刊といえば、『ハリーポッター』同様、
確実に売れるので、毎回、どこの本屋でも必ず平積みになるが、
数日後に覗いてもやはり一冊も置かれていなかった。
結局、24時間営業というだけが取り柄の山下書店で購入したのだが、
あれ、何か理由があったんだろうか。

最後の会議後、作家仲間と共に晩ご飯。
彼は最近、ニコチンパッチを貼って、禁煙を始めたのだが、
その影響でよく夢を見るようになったらしい。
医者が言うには、寝てる時にニコチンが体内に吸収され、
それによって脳が覚醒し、そうなるんだとか。
これまであまり夢を見るタイプではなかったという彼は、
今、夜、寝るのが楽しくてしょうがない、と言っていた。
それも、ある意味、ニコチン中毒だ。

帰宅して、部屋を片付けようと思っていたが、
すぐに意気消沈。
本やCD、洋服などの収納スペースが無さ過ぎる。
ていうか、モノが多すぎんだな。
思い切って、今月は「処分月間」と決めた。

1月7日の断片

半身浴を始めて約一年。
今も週の半分は、就寝前、ゆったりと風呂の中で過ごしている。
毎回、ロール式の風呂フタを机代わりにして、
バスタオルの上に、雑誌の最新号を平積みにし、
脇には、冷たい水が入った大きめのグラスと携帯電話。
CDの新譜をBGMに、雑誌に目を通すのが、ちょっとした愉しみだ。
昨夜も、いつものように程よく汗が出るまで半身浴。
その後、湯冷ましがてら、部屋でネットをチェックしていて、
ふと携帯を置きっ放しにしていたことに気付き、
湿気で壊れるとマズイと、浴室に取りに行ったところ、
こんな状態になっていて、愕然とした…

050107

すぐに、拾い上げればいいが、
風呂からあがって、裕に数十分は経っている。
今さら、慌てたところで事態は変わらない。
それよりも、こんなことはめったにないことだと思い、
記念に、デジカメを持ち出して、撮影。
ある意味、衝撃映像。

撮影後、すぐに拾い上げてみたものの、
青いランプが点灯したままで、電源は入らない。
今朝になって、ランプは消えていたが、依然として可動せず。
機種変したばかりなのに。新年なのに。
でも、どこか“おいしい”と思ってしまうのが、職業病。

ということで、午前中、ドコモショップで、
前の機種を使えるよう手続きを済ませ、
午後から会議を2本。
今週は、まだまだ助走の段階。
来週から本格的始動。
そんな中、いくつか特番の依頼。
年末年始は、芝居中だったこともあって、
殆ど断っていたので、どれも引き受ける。
何か、春先まで大変な予感。

夜、家で軽く仕事。
腹が減ってきたところで、
タイミングよく、知人からメール。
仲間内数人で、馬鹿っ話をしながら、ごはん。

1月6日の断片

朝9時過ぎに目覚め、
朝食をとりつつ、ゆっくりと準備。
11時から会議。仕事始め。

その後、軽く分科会を済ませ、
一旦、帰宅。
次の会議まで時間があったので、DVDを観る。
『SEX and the City』をすべて観終える。

SATC

シーズン毎にリリースブランクがあったので、
観終えるまで1年半。
シーズン5あたりからは、惰性的に
観続けていたのだが、
シーズン6に突入してからは、
30代後半の女性が直面し得る出来事が
次々と起こり、
最終回に向けてドンドン重い展開に。
そして、最後はやはり…

劇団員で唯一、ハマっている渡邊に
結末をメールで報告。
返信には、ただ一言、
「うぉーーーっ!」。
相当、ショックだったようだ。

夕方から、特番の会議。
来月放送だというのに、内容定まらず。
徐々に、気分が虚ろに。
数時間後、何とか方向性が決まるも、
まだ企画内容としては、ゼロに近い。
大丈夫なのか。

すべての仕事を終え、
後輩の作家たちと、よく行くお店で鍋。
寒い冬は、やはり鍋に限る。
そのうちの一人が、店員に注文する際、
「つぼ、4つでお願いします」と、
おかしなことを言う。
意味が解らなかったので、
「“つぼ”って、何?」と聞いたところ、
「“合計”って意味ですよ」と平然と答える。
「都合」のことを「つぼ」だと思い込んでいたのだ。
つまり、「都合、4つでお願いします」と言っている
つもりだったのだ。
これまで一度も指摘されたことがなかったらしいので、
ずっと正しく聞き間違いをされていたということになる。
今日の店員も、聞き返すことなく、
「かしこまりました」と戻って行った。
これを不幸中の幸いと言っていいのかどうかは判らないが、
ひとつ言えることは、
人間に備わっている補正機能はスゴイ。

深夜、久しぶりに青山ブックセンターへ。
つい、『図解・ダヴィンチの謎』という本を購入。
それと先月から毎月刊行されているDVDブック、
『復活!志ん生落語大全集』第二巻。
あとは、定期購読している雑誌をまとめ買い。

今夜もとても寒い。
昨日までの石垣島が早くも恋しい。

1月5日の断片

遅い朝食を摂り、
ホテルをチェックアウト。
カウンターに荷物を預け、
レンタカーを借りて、島内巡り。

初日に乗ったタクシーの運転手が、
「ここだけは絶対に行った方がいい」
と薦めてた川平湾に行ってみたが、
それほど感動するような場所でもなく。
曇天だったからなのか。

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そのまま、島を北上し、
あてもないドライヴ。
見知らぬ土地を、気の向くままに、
車を走らせるのは、とても気分がいい。

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途中、民芸品とも称しづらい、
妙なオブジェ(?)が並べられた場所を発見。
あそこは何なんだろうか。

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さらに、ヤエシマヤシ群落へ。
まさに南国だが、
中を歩くと、ジャングルのようで、
曇った今日みたいな日は不気味。

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夕方、島内ドライヴを終え、
石垣空港を発つ。
沖縄で乗り換えて、羽田に到着したのが、
19時過ぎ。

帰宅して、すぐにスポーツジム内の
フットマッサージ&スパ。
その後、夕食を摂り、読書。

よしもとばなな『なんくるない』読了。
沖縄を舞台にした短編集。
相変わらず、スピリチュアル。
表題作が一番いいが、この手のものの捉え方は、
今や食傷気味だが、
所々、ハッとする一文があるから、
やめられなくて困る。

nankurunai(★★☆)

年末年始の長期休暇、終了。
明日は、仕事始め。

1月4日の断片

午前遅く目覚めると、外は雨。
出掛ける予定はなかっので、
遅い朝食を摂った後、
ホテル内の各所で、読書。

途中、スパ施設内で、
読書しながら、アロマフットマッサージ。
1時間があっと言う間。

深夜、『ダヴィンチコード』下巻、読了。
一部の西洋史や聖杯伝説に詳しい人にとっては、
結末はすぐに判って、不評なようだが、
そんなに博識でもない自分としては、
西洋史の雑学ミステリーとして、
とても楽しく読んだ。
こういった史実を知った上で、
再度、ルーヴル美術館に行ってみたくなった。

davinch2(★★★★)

ずっとホテル内で過ごした一日。


1月3日の断片

午前10時、起床。
朝食を済ませ、敷地内を散歩しつつ、
しばし、浜辺で読書。

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12時、チェックアウト。
このホテルは、一泊のみ。
フロントで荷物を預かってもらい、
ホテル周辺を散歩。

とりあえず、観光マップには
必ず載っている、唐人墓。

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そして、島民でごった返す冨崎観音堂
という神社で、初詣。
たしか、去年は修善寺で初詣を済ませた。
毎年、出張初詣。

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その後、海辺に静かな喫茶店を発見、
テラス席で延々、読書。

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夕方、全日空ホテル&リゾートへ。
チェックインを済ませ、
ゆっくりとスパで汗を流し、
ホテル内のレストランで、沖縄料理を食し、
その後、深夜までずっと読書。

ダンブラウン『ダヴィンチコード』上巻、読了。
世界中で720万部の大ベストセラー。
史実を再構築し、ミステリーに仕上げてあるのだが、
西洋史や宗教画等に明るくないので、
暗号解読の裏付けとなる解釈に、
いちいち「へぇ」と驚きつつ、
それが大きな推進力となって、
一気に、上巻を読み終えた。
一部では、「この小説はすべて事実に基づいている」
と記しつつも、事実と違っている部分が多々あると、
重箱の隅を突くように非難されているみたいだが、
そんな目くじら立てなくても。

davinch1

石垣に居ながらにして、頭の中はすっかりパリ。
気付くと、深夜3時。

1月2日の断片

機内で爆睡していたら、
あっと言う間に、石垣空港。
昨日の長崎と打って変わって、
ものすごくいい天気。
暖かいだけで気分も高揚。

チェックインまで時間があるので、
市街地をぶらつく。
石垣は初めてだが、沖縄以上に、
とてものどか。島の中心地でさえ、
のんびりとした雰囲気。
気に入った。

街の小さな島料理の店で、
ソーキそばを食べ、
それでも時間があるので、
ホテルへ。
フサキリゾートヴィレッジ。
その名の通り、部屋が集落のように、
敷地内に点在していて、
石垣島っぽいリゾートホテル。

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敷地内のレストランで、
読書しながら時間を潰す。

古川日出男『gift』読了。
19編ものちょっと変わった掌編集。
中でも、「アルパカ計画」の壊れ方が面白い。
その他、「あたしはあたしの映像の中にいる」など、
気に入った作品がいくつもあり。

gift(★★★)

チェックインし、部屋に入ると、
途端に睡魔が。
ちょっと仮眠をとるつもりが、
気付くと、20時。
観光に躍起になるタイプでもないので、
別にそれはそれでいいが、
それでも、なんか損した気分。

敷地内にあるレストランで、
沖縄料理バイキング。

食事を終え、部屋に戻って、
ゆったりと読書。
窓を開けると、遠くに波の音。
至福のとき。

1月1日の断片

年明け早々、
以前から行ってみようと思っていた、
長崎ペンギン水族館へ。
今年は、酉年だし、ペンギンでも見に行くかと。
世界的にも、有名らしいこの水族館。
十数頭ものキングペンギンの行進は圧巻。
他の水族館に比べて、
たしかにペンギンの数は多いが、
想像していたよりも館内は小さく、拍子抜け。
しかも、客を楽しませようという努力が感じられない。
そういった意味では、
今度、北海道の旭山動物園に行ってみたい。
潰れる寸前のところを、
起死回生の斬新なアイディアで注目を集め、
今、上野動物園を抜いて、日本一の集客数らしい。

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その後、せっかく長崎に来たのだからと、
ハウステンボスへ。
敷地内に出入りすることを、
「入国する」「出国する」と称して異国感を
出そうとしている割には、場内の至るところで、
いかにも日本の正月といった感じの琴の演奏が。
施設やアトラクションなど、すべてにおいて、中途半端。
年々、入場者数が減少しているというのも頷ける。
あれじゃあ、リピーターが増える訳がない。
自分も一度は行ってみたいと思っていたが、
もう一度、行ってみたいとは思わない。

050101b

それにしても、長崎は東京よりも寒かった。
九州なのに、あんなに寒いとは。
明日は、石垣島へ。

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