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1月27日の断片

午前中から会議を2本済ませ、
夜の会議が急遽、中止になったので、
再度、『パッチギ!』を観に行くことに。
前回と同じ渋谷の映画館に入ると、作家仲間の内村さんとバッタリ。
昨日会議でそーたにさんがあまりにも熱く語っていたので観に来たという。
さらに、後輩の作家Nの姿も。この「断片」を読んで観てみたくなったらしい。

映画が始まってすぐに、隣に座るオバサンが、
パン屋によくあるタイプのあの固いビニール袋から、
カサカサ音を立ててパンを取り出し、食べ始める。
最初は一個ぐらいだろうと思って我慢していたが、小さなパンを
いくつも取り出し、その都度、カサカサと音をさせるのでいい加減、
ぶち切れ、大きく舌打ちをして、「うるせぇな」と威嚇。
ようやく、音を立てないように気を遣いはじめたが、
何であんな無神経なやつがいるのか不思議でしょうがない。
大体、パン屋も、何であんなに音が鳴るような固いビニール素材を
使っているのか。パン屋にも腹が立った。

そんな腹立たしい思いで観始めたにも関わらず、またもや心震わされる。
二度観て、ストーリーもみな判っているはずなのに、涙腺決壊。

映画を観終え、エレベーター前で内村さんと会ったが、
明らかに涙を流した後の目で、「これは、やばいね」と一言。
話によると、そーたにさんも二度観て、
鶴瓶さんも二度観てるらしいが、その気持ちはわかる。
理屈ではない何かに触れてしまい、一度だけではどうにも落ち着かないのだ。

映画館を出て、余韻に浸りながら歩いていると、
上映前に偶然会った、後輩の作家Nから携帯に電話。
てっきり、感動したと興奮して電話してきたのかと思ったら、
「言うほど感動はしなかったんですけど、中野さんはどこでそんなに
感動したんですか」という質問の電話だったので、驚いた。
別に、感動の押し売りをするつもりもないし、
わざわざそんなこと説明するようなことでもないので、
「感受性の違いだから、教えてあげない」と言って、電話を切る。

その後、会社に立ち寄り、先日映画を観たという、
在日朝鮮人でもある、後輩の作家と、しばし『パッチギ!』談義。
彼曰く、細部に渡ってとてもリアルに描かれているし、
とても感動したという。それに比べると、『GO』は最悪だとか。
どこがどうリアルだったのかをいろいろ教えて貰い、面白かった。

帰宅後、明日までの急な台本発注があり、予定が狂う。
本当は、ゆっくりと別の台本を書くつもりでいたのだが、
眠れない事態に陥ってしまった。
早く判っていれば、映画なんて観に行かなかったのに…

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