« 12月28日の断片 | Main | 12月30日の断片 »

12月29日の断片

午前中、目覚めると、窓の外は一面、雪。
一瞬、もう帰省したのかという錯覚に陥る。嘘だけど。

range

14時50分に羽田を出て、16時には富山空港へ。
空港から富山駅までタクシーで移動。
鉄道で実家の最寄りの駅まで行くつもりが、乗り間違える。
本を読んでいたせいもあって、行き先も確認せず、
ホームに入って来た列車に乗り込んでしまったのだ。
しかも最悪なことに、その列車は特急で、
最初に停車する駅は、一気に新潟県の直江津駅。
東京から富山を経由して新潟へ。
自分でも意味が解らない。
おかげで、往復約2時間、たっぷり読書。

ressha

白岩玄『野ブタ。をプロデュース』を読了。
文藝賞受賞作。斎藤美奈子氏が何かの書評で褒めてたのでつい。
会話文に「(笑)」などが入っていて、
こんなのもありになってきたかと、新鮮。
何しろ、小説の1行目は、
「辻ちゃんと加護ちゃんが卒業らしい」
から始まるのがすごい。
「長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった」
は、こうなると完璧に古典だ。
読み終えて、高校生の世界って転校すればリセット出来るくらい、
狭いんだよなぁ、と。
歳をとるにつれ、世界が広がり、背負うものが大きくなり、
なかなか、そう簡単にはいろんなことを「リセット」出来なくなる。
それが大人の大変さだ。そんなことをしみじみと思ったり。
「リセット」で思い出したが、
何年も前に読んだ『完全失踪マニュアル』という本は、
そうすれば、人生をリセット出来るのかという発見があって、
とても面白かった。

nobuta(★★★)

2時間遅れで、家族が待つサン柳亭という温泉旅館へ。
夏に帰った時、せっかく近くに温泉があるから、
帰省した時ぐらいは、家族で旅館に泊まろうということになったのだ。
年に二度の親孝行。
久しぶりに、両親と話し、そして、甥と遊ぶ。
マジックで驚かせてやろうと、
「引っ張ったゴムを昇っていく五円玉」という、
子供にも判りやすいマジックを披露。
が、「それ、テレビでやってたよ」と、驚きもせず、冷静な反応。
自分が構成した番組を見て、種もバレてたらしい。残念。

夕食を終え、温泉に入る。
と、50歳ぐらいの中年男性が、倒れていて驚いた。
慌てて、体を揺さぶりながら、「大丈夫ですか!」と声をかけると、
「起きます、起きます、すいません」と、ぬくっと起き上がる。
ただの酔っ払いの爆睡だった。人騒がせな。
途端に、ブヨブヨの体に思いっきり触ったことを後悔。気色悪。

その後、メールで送られてきた企画書をチェック。
そして、ゆっくりと読書。
温泉宿で過ごす、こんなひとときが至福のとき。

« 12月28日の断片 | Main | 12月30日の断片 »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59986/2421763

Listed below are links to weblogs that reference 12月29日の断片:

« 12月28日の断片 | Main | 12月30日の断片 »